海が作り出す光景の美しさをフィルムに収める 写真家・木邑旭宗の写真展を「BOOKMARC」にて開催

ニュース
アート
2022.11.18
木邑旭宗『SHORES』出版記念 写真展

木邑旭宗『SHORES』出版記念 写真展

画像を全て表示(7件)

ニューヨーク発ファッションブランド『マーク ジェイコブス』が手掛けるブックストア「BOOKMARC(ブックマーク)」にて、2022年11月22日(火)から30日(水)まで、写真家・木邑旭宗(きむらかつひこ)の写真展を開催する。

木邑は、1970年生まれの日本の写真家。Buero New Yorkでグラフィックデザイナーとして活躍後、The International Center of Photography N.Y.で写真の基本を学び写真家として活動開始。現在は東京を拠点とし、「自然との調和」をテーマに制作している。

本展は私家版写真集『SHORES』の発売を記念して行われるもの。九十九里作田浜と下田市吉佐美大浜をミディアムフォーマットのmakina 67で撮影した、銀塩カラープリント約30点を展示販売する。

NYに住んでいたころ、時間ができるとコニーアイランドやロングビーチに足を運んでいたという木邑にとって、海は心が穏やかになり、気持ちをリセットできる場所だという。木邑の撮る透明感のある風景は、海が作り出す光景の美しさへの純粋な感動とリスペクトを感じさせ、鑑賞者の心にスッと浸透していく。

私が海を好きな理由は二つあります。 一つは子供の頃、 家族でよく海水浴に行っていた楽しい思い出があるから。 そしてHSP資質の私は周りの情報を受け過ぎるため、 海に行くとそのもやもやが晴れスッキリするからです。
「SHORES」は自分らしさにこだわりました。 そして自分にとっての普通は自分らしさである事に気付きました。 人それぞれの普通は経験によって違ってくるので、 同じものを見ても違って見えるし、 感じ方も違ってくるからです。
私のスタイルはストレートフォトグラフィーで、 被写体と真っすぐに向き合い、 ライティングやレタッチはしていません。
撮影機材はmakina67を使っています。 大きなフィルムを使うので繊細で滑らかな表現ができ、 かつ手持ちで撮影できるからです。 蛇腹に付いたレンズを引き出しセットします。 その後ライトメーターで露出を計りシャッタースピードと絞りを設定するので、 ファインダーを覗く頃には冷静になっています。
写真のセレクトは、 まず気持ちのいい写真を選びL版でプリントし、 リビングの壁に数ヶ月、 時には数年貼っています。 そして生活の邪魔をしない飽きのこない写真だけを残しています。 なぜなら、 それが自分にとっての普通であり自分らしさに繋がるからです。

- 木邑旭宗(きむら・かつひこ)

イベント情報

木邑旭宗『SHORES』出版記念 写真展
■会期:2022年11月22日(火)- 30日(水)
■オープニング・レセプション:2022年11月22日(火)19:00~
場所:BOOKMARC(ブックマーク)東京都渋谷区神宮前4-26-14

木邑旭宗 写真集『SHORES』
販売価格: 4,950円(税込)
A4変形 表紙布張り上製本 カラー64P 私家版
発売日:2022年11月22日
*BOOKMARC完全先行発売
木邑旭宗 写真集『SHOHERS』+L版プリント付き Special Edition
販売価格: 11,000円(税込)
シェア / 保存先を選択