AMPTAKxCOLORS、初のワンマンライブ・パシフィコ横浜公演で6人が見せたものとは 「この6人で天下取って、自慢の推しになるから」
AMPTAKxCOLORS
1st ONE MAN LIVE『AMPTAKxCOLORS』
2022.12.30 パシフィコ横浜国立大ホール
2022年12月末。最後の最後に、とんでもない風雲児が正体を現した。
ゲーム実況者&配信者であるあっきぃ、まぜ太、ぷりっつ、ちぐさくん、あっと、けちゃによる6人組ユニット・AMPTAKxCOLORS(あんぷたっくからーず)が、2022年12月29日&30日に『1st ONE MAN LIVE『AMPTAKxCOLORS』』を神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールにて開催。記念すべき初のワンマンライブ、2日目の模様をお伝えする。
あっきぃ「一緒に盛り上がる準備できてる!?」
まぜ太「これから始まるパーティー、俺たちが最高に盛り上げるよ!」
ぷりっつ「やっと会えるね。目が合う瞬間を思うと、ドキドキが止まらない!」
ちぐさくん「みんな、今日は最高の1日にしようね」
あっと「今日は俺のことをもっと好きになるんだろ? 覚悟しとけよ!」
けちゃ「今日はみんなのこといっぱい楽しませるぞ!」
AMPTAKxCOLORS
個々に“らしさ”をたたえた影アナで期待感を高めた上で、オープニングムービーがあけると、ひとり、またひとりとステージに登場し、それぞれのイメージカラーのスポットライトに照らされた6人。後ろ向きからくるりと振り返っての1曲目は、12月18日に動画投稿した初のオリジナル曲、キャッチーでありつつも切なさが漂うドラマティックな「One Week Love」だ。MVと同じく、それぞれのイメージカラーのシャツ&黒のスーツでクールにきめた6人は、足先までぴったりそろったダンスも披露。客席の奥のほうまで見渡したり大きく手を振ったり、いきなりのファンサも嬉しい。
あっきぃとぷりっつが、まぜ太とけちゃが、ちぐさくんとあっとがそれぞ肩を組んだりぎゅっとしたりしながら<大好きなんだよ><愛してる>と<君>に告白した「大好きになればいいんじゃない?」。途端に賑やかな「シル・ヴ・プレジデント」にしても、ステージに立つ6人には“華”がある。
AMPTAKxCOLORS
MCともなれば、生配信のときと変わらないわちゃわちゃトークを繰り広げる6人。観客の歓声を全身に浴びたり、高まるままコール&レスポンスをしたり、前日に続いて目一杯ライブを満喫する姿は微笑ましい。
一転、「King」「QUEEN」ではダークな色に染まって、「ゾンビ」ではゾンビポーズで小悪魔な表情もちらり。エモーショナルに突き抜けた「アスノヨゾラ哨戒班」、歌声をていねいにつなげて重ねた「生きる」といい、変幻自在な彼らに翻弄されるのも楽しいじゃないか。
また、2人ずつのコラボでも魅せてくれた。「ヒバナ」では煽ってかっこよくきめたり「彗星ハネムーン」ではキレッキレに踊ったり、元気が弾けたあっきぃ×ぷりっつ。中毒性高すぎる「メンタルチェンソー」に続いて「チューリングラブ」の2人そろってのダンスにも釘付け、かわいいが止まらないけちゃ×ちぐさくん。「ロキ」では巻き舌にがなりに治安悪め、「ヴァンパイア」では“ヤンデレ”モードでイケボ&歌力が際立ったあっと×まぜ太。ユニット内でさまざまな化学反応が起こせるのも、AMPTAKxCOLORSの強みだ。
AMPTAKxCOLORS
AMPTAKxCOLORS
AMPTAKxCOLORS
さらに驚かされたのは、12月25日に動画投稿したばかりのオリジナル曲、グループ名を冠した「AMPTAKxCOLORS」だ。流暢なラップに目まぐるしいフォーメーションダンスに、AMPTAKxCOLORSの可能性を感じずにはいられない。
すれ違いざまにハイタッチをしながら歌った「僕らだけのシャングリラ」。6人からリスナーへの<スキスキ>があふれた「スキスキ星人」。6色のペンライトが数多瞬く客席に向け、カラフルな歌声と真っ直ぐな想いを届け続けたAMPTAKxCOLORSである。
「みんなかわいいから戻ってきちゃった」と笑顔を見せたアンコールでは、涙しながらそれぞれの想いを言葉にしていった6人。
あっきぃ「ひとりでゲームをしていた小さいころ、やっぱり寂しくて。俺みたいな子を楽しませられたら、と思って始めたゲーム実況を観てくれる人が増えてたくさんの人に笑ってもらえていること、メンバーと出会って活動できていること、すごく嬉しいです」
まぜ太「個人的に辛いことも多かった2022年。弱い自分を見せてもそばにいてくれたのが、AMPTAKxCOLORSのメンバー。リスナーも含めて、支えてくれるみんながいなかったら俺はいません。本当に感謝してます」
ぷりっつ「AMPTAKxCOLORSとして手を抜かず妥協せずに毎日投稿を頑張ってきた、この半年。中高とバスケに打ち込んだけど、高校ではみんなで頑張る難しさを知って悔しい想いもしたから……同じ熱量でメンバーと活動できているのが、本当に幸せです」
ちぐさくん「最高の仲間とリスナーのみんながいてくれて、本当に楽しいライブでした。AMPTAKxCOLORSを初めて、自分のことを好きになっていいんだ、もう一度頑張ろう、って思えたから。やりたいことは全部このグループでやります。みんな見ててください」
あっと「人となにかをするのが苦手でワガママな俺だけど、メンバーと出会って仲間のためにも頑張ろう、って思うようになった。このメンバーとだったらできなかったことも絶対できるし、いろんな景色をお前たちと見たい。この6人で天下取って、自慢の推しになるから」
けちゃ「8月から始まった、このプロジェクト。バックボーンが違うし、それぞれ個性の塊だし、正直言って不安もありました。だけど、このメンバーだったら本気で頑張れる。自分にとっては、人生賭けた本気の挑戦。ちぐも言ったように、やれることは全部やっていきます!」
AMPTAKxCOLORS
それぞれに、決して平坦ではない道を歩んできた6人。リスナーを楽しませるため、どんなときも支え合い励まし合い信頼し合うAMPTAKxCOLORSの絆は、きっと揺るがない。
一体感増し増しの「神のまにまに」からの、肩を組んだりジャレ合ったりしながら仲睦まじく歌った「Blessing」。6人の歩む先は光に満ちている。確かに、そう思えた。
2023年5月に配信限定EPをリリースし、5月27日&28日には東京・TOKYO DOME CITY HALLにて2ndワンマンライブを行うことが決定。2023年は、AMPTAKxCOLORSがエンタメ界を鮮やかに染めていく1年になりそうだ。
文=杉江優花 撮影=林晋介、東美樹