鈴木亮平、西島秀俊、トニー・レオン、パク・ヘイルらが主演男優賞候補 『第16回アジア・フィルム・アワード』ノミネーションを発表
『エゴイスト』 (C)2023 高山真・小学館/「エゴイスト」製作委員会
2023年3月12日(日)に香港にて開催される『第16回アジア・フィルム・アワード』(AFA)各賞の候補者・候補作が発表された。
アジア・フィルム・アワード・アカデミーが主催する『アジア・フィルム・アワード』は、2007年に発足したアジア映画を対象とした映画賞。2013年より、東京国際映画祭、香港国際映画祭、釜山国際映画祭はアジア・フィルム・アワード・アカデミーを創設し、アジアの映画業界と連携し、その年のアジアの映画人を表彰しスポットライトを当てることでアジア映画ファンの創出、世界へのアジア映画の振興、文化交流を図っている。
本年度の『第16回アジア・フィルム・アワード』では、アジア22の国と地域より30作品81のノミネート(全16部門)があり、パク・チャヌク監督の『別れる決心』(韓国)が作品賞を含む最多10部門でノミネート。作品賞ではマニラトナム監督の『Ponniyin Selvan: I』(インド)、ダルジャン・オミルバエフ監督の『ある詩人』(カザフスタン)、ラヴ・ディアス監督の『波が去るとき』(フィリピン他)、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(日本)が候補に。
『別れる決心』 (C)2022 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM. ALL RIGHTS RESERVED
主演男優賞では、『エゴイスト』の鈴木亮平、『ドライブ・マイ・カー』の西島秀俊、『Where the Wind Blows』のトニー・レオン、『別れる決心』のパク・ヘイルがノミネート。助演男優賞では、『エゴイスト』の宮沢氷魚、『ドライブ・マイ・カー』の岡田将生、『非常宣言』のイム・シワン、『ソウルに帰る』のオ・グァンロクらが名を連ねる。
なお、作品賞、監督賞、脚本賞等8部門の候補として濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が選出されたほか、『PLAN75』の早川千絵監督が新人監督賞に、倍賞千恵子が主演女優賞候補に選出。『ある男』の安藤サクラ、『PLAN75』の河合優実が助演女優賞、『シン・ウルトラマン』が視覚効果賞の候補となり、日本の5作品が計14部門にてノミネート。また、是枝裕和監督が韓国映画『ベイビー・ブローカー』で監督賞候補に選出されている。
『第16回アジア・フィルム・アワード』審査員長は、AFAで最優秀監督賞を受賞したチャン・イーモウ監督(『紅いコーリャン』『活きる』『あの子を探して』『初恋のきた道』)が務め、世界中の映画人7名とともに、今年の受賞者を決定。これまで、授賞式は2020年、2021年と、コロナ禍の2年ではオンライン・リアルで韓国・釜山で開催されてきた。今年は4年ぶりに香港に戻り、西九龍(ウエストカオルーン)文化地区に新たな芸術・文化施設のランドマークとしてオープンした香港故宮文化博物館のJockey Club Auditoriumにて、2023年3月12日(日)に開催予定。
『エゴイスト』は2023年2月10日(金)全国公開。
『別れる決心』は2023年2月17日(金)より全国ロードショー。