「久本さんはいい意味で女番長」久本雅美・錦織一清が登壇 大阪松竹座開場100周年記念 『垣根の魔女』取材会開催
錦織一清、久本雅美
2023年は4月21日(金)~4月30日(日)大阪松竹座開場100 周年記念『垣根の魔女』が上演される。このたび取材会が開催され、口うるさくておせっかいなミドリ婆さんを演じる主演の久本雅美と演出の錦織一清が登壇した。コメントは下記のとおり。
錦織一清 コメント
今回は大阪の下町の設定ということで、僕自身も下町育ちですので、そのあたりのノスタルジックな部分がこの作品に出ればいいなと思っています。
久本さんとは何度もお仕事でご一緒していますので、演出家として楽だというと語弊がありますが、手放しで、個性とか、色んないいところがふんだんに出るとさらに楽しい舞台になると思っています。完成に向けて今東京で稽古をやっていますが、自分でも早く観たくて楽しみになるような舞台ですのでたくさんの方に見ていただきたいです。
久本雅美 コメント
大阪松竹座開場100 周年の記念すべき年に、錦織さんや豪華なキャストの皆さんと一緒に大阪の人情劇ができるというのは本当に大変ありがたいことです。錦織さんのスパイスのきいた演出で、はっちゃけながら、皆さんに大いにほっこりしていただいて、ほろっとしていただいて、そして笑っていただければと思います。一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。
ーー今回舞台では3本目4回目のタッグとなるお二人のそれぞれの印象は?
錦織:久本さんとは昔テレビの某クイズ番組のパネラーとしてご一緒したり中国へロケに行ったりなどの思い出があります。
舞台での久本さんは、今回のミドリさんという役もおせっかい焼きですが、稽古中などに若い子たちのなかで流行っていることとか、興味を持ちながら一緒になって遊んでくれる印象があります。自分も若い時、大人が一緒になって遊んでくれるとうれしかった思い出があります。久本さんは後輩たちにも優しいし、弱い者の味方という印象がある。こういう人が実はいい意味で女番長なんだと思っています。
久本:すばらしいエンターテイナー、エンタメの世界で生きつづけている素晴らしい才能をお持ちの方。演者とスタッフ、両方の気持ちがわかるし大信頼しています。役者が発しにくい言葉もすぐさまキャッチして、お客様が喜ぶこともキャッチされる、このバランスが素晴らしい。独特の切り口、笑いの取り方、アクセントというかエッジのきいた笑いも私は大好きですね。なので何でも安心して相談できます。人として演出家として素晴らしいと思っています。『垣根の魔女』も本当に楽しみです。
なお本公演は、大阪松竹座公演後、山口、福岡、熊本、静岡で上演される。