フェザー級王者軍司がISKA王者寺田とタイトル戦! 9/29は『K-1 WORLD MAX 2024』
2大タイトルマッチなどビッグな試合がてんこ盛りの『K-1 WORLD MAX 2024』 ©︎K-1
『K-1 WORLD MAX 2024』が9月29日(日)、国立代々木競技場 第二体育館(東京都)で行われる。2大タイトルマッチに加え、世界最強決定と王座決定の2大トーナメントなどビッグな試合がてんこ盛りの内容に、ファンの期待が高まっている。
フェザー級王者の軍司泰斗(左)と寺田匠 ©︎K-1
中でも注目したいのが、K-1 WORLD GPフェザー級王者の軍司泰斗(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)が、寺田匠(日本/team VASILEUS)の挑戦を受けるタイトルマッチだ。
寺田は、23年11月にイタリアでのISKA世界スーパーフェザー級タイトルマッチで、ミルコ・フルメリにTKO勝ちして王者となった。24年2月には冨永武聖に1RTKO勝利。team VASILEUSへ移籍後、7月に椿原やダウサヤームにも勝っている兼田将暉を判定で破ると、軍司に対戦アピールし、今回のタイトルマッチにつなげた。
前回の門口戦を振り返り、「すごく僕なりに作戦通りにいって勝てて、今は相手がいない状況になっています。次に誰とやるかという感じでした」という軍司。寺田vs.兼田戦について聞かれると、「やる相手がいない中で兼田選手が勝っていれば盛り上がったのかもしれないけど、それに勝った寺田選手が強いということなので。そこに勝てば最強を証明できるのかなと思っています」と、半年ぶりの実戦を心待ちにした。
そして、相手について「ガツガツ来る感じ。この間の試合は違うイメージでしたけど、打ち合いができる相手と思って楽しみにしています」と話すと、「フェザー級1番に相応しくKOで圧倒的に勝ちます」と王者らしく余裕を見せた。
対する寺田は、同じジムの武尊とのスパーリングで自信をつけている。前回の兼田戦での勝利を疑問視する声にも動じることなく、「自分の中では絶対的に自分が勝っていたと思っています。でも、それを言われるということは、ダウンかKOで勝たないといけないので倒しにいきます」と、持ち味の積極果敢な試合運びでのタイトル奪取を思い描いた。
軍司が最強を証明し、さらに上を目指していくことができるか? 寺田が新たな最強ロードの第1歩を踏み出せるか? 激闘に期待したい。
王者リュウ・ツァーのパネルを手にタイトル奪取に燃えるマハムード・サッタリ ©︎K-1
K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチも見逃せない。王者リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)に、Krush同級王者のマハムード・サッタリ(イラン/TEAM ŌTA)が挑む頂上決戦となる。
リュウ・ツァーは、23年9月のK-1 30周年記念無差別級トーナメントで優勝すると、24年3月にはシナ・カリミアンをKOして、同級王座に就いた。ここまででK-1で5戦5勝5KO無敗という、まさに無双ぶりを見せている。
一方のサッタリは、21年7月の第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントで、RUIと谷川 聖哉をKOしてベルトを獲得した。その後も4連勝で、向かうところ敵無しかと思われたが、ここ2戦は連敗している。
下馬評では、リュウ・ツァーの6連続K0勝ちと見られているが、サッタリには1発で倒せるパンチ力がある。一瞬も目が離せない1戦と言えそうだ。
日本人4人が勝ち残った-55kg世界最強決定トーナメント ©︎K-1
注目の-55kg世界最強決定トーナメントは、準決勝でK-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)とKrush同級王者の璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)が、「THE MATCH 2022」でRISEの強豪・志朗からダウンを奪う判定勝利を収めている玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と初代Krushフライ級王者の大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)が、それぞれ対戦する。
左から璃明武、金子(パネル)、玖村、大久保 ©︎K-1
4人とも7月7日の『K-1 WORLD MAX 2024』で海外の強豪を下して、日本人決戦を実現した。順当なら決勝は金子と玖村との4度目の対決が予想されるが、ほかの2人も虎視眈々と優勝を狙っている。
稲垣柊(左)と鈴木勇人 ©︎K-1
第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメントには、日本からKrush同級現王者の稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)と第7代Krush同級王者の鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)が出場する。日本人2人と外国人6人による過酷なワンデートーナメントで頂点を争う。日本期待の2人が武林風の-65Kg級世界王者メン・ガオフォン(中国/天津阿福ファイトクラブ/CFP)らを相手に決勝まで勝ち上がることができるか、期待を込めて見守りたい。
ペッダムのパネルを手に勝利を誓う与座優貴 ©︎K-1
また、ワンマッチで見逃せないのが、K-1 WORLD GPライト級現王者の与座優貴(日本/team VASILEUS)が、元ONEキックボクシング・フライ級(-61kg)王者のペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ/Petchyindee Academy)と対戦する63kg契約のスーパーファイト。ライト級の世界最強を決める1戦とも言ってよく、手に汗握る攻防が期待される。
対戦カードは次の通り。
■K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
軍司泰斗 vs 寺田匠
■K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
リュウ・ツァー vs マハムード・サッタリ
■スーパーファイト/-63kg契約/3分3R・延長1R
与座優貴 vs ペッダム・ペッティンディーアカデミー
■スーパーファイト/-61.5kg契約/3分3R・延長1R
村越優汰 vs 中島千博
■K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1)/3分3R・延長1R
金子晃大 vs 璃明武
■K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2)/3分3R・延長1R
玖村将史 vs 大久保琉唯
■K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
池田幸司 vs 永坂吏羅
■第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
稲垣柊 vs TBA
■第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
鈴木勇人 vs TBA
■第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
カン・ピナール vs TBA
■第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
トーマス・アギーレ vs TBA
■第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
メン・ガオフォン vs TBA
■第7代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R
ヨードクンポン・ウィラサクレック vs TBA
■第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級王座決定トーナメント・第1リザーブファイト/3分3R・延長1R
佐々木大蔵 vs 齋藤紘也
■第7代K-1 WORLD GP スーパー・ライト級王座決定トーナメント・第2リザーブファイト/3分3R・延長1R
瑠久 vs 寺島輝
■K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
岩尾力 vs 鬼山桃太朗
■プレリミナリーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R
川島康佑 vs 坂本優輝
■プレリミナリーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R
上野奏貴 vs 武蔵
■プレリミナリーファイト/K-1フェザー級/3分3R
関口功誠 vs 石川慶
■プレリミナリーファイト/K-1ライト級/3分3R
川越亮彦 vs 瑠唯
■プレリミナリーファイト/K-1バンタム級/3分3R
瀧山悠斗 vs 雨宮空