山崎洋平が手掛けるシャンソンミュージカル 舞台公演『春、さようならは言わない。』上演が決定
2025年3月13日(木)〜18日(火)にMixalive TOKYO B2F Hall Mixaにて、脚本・演出家の山崎洋平が贈る舞台公演『春、さようならは言わない。』が上演されることが決定した。
本作は、独創的な感性から生まれる「ウェルメイド的な構成力」「ジャズ的な会話力」「日常から数センチ離れたくらいのリアリティー」に定評のある山崎洋平が挑戦する“シャンソンミュージカル”。「ある高校のシャンソン部」を舞台に、部員5人の「青春」と「恋愛」をシャンソンの歌に乗せて送る。
脚本・演出 山崎洋平 コメント
私が脚本と演出、そして出演もします山崎洋平です。
2022年・夏に、当時私が主宰しておりました劇団(名前はもう忘れてしまいました)と講談社さんとがタッグを組んで、稲川淳二さん原作の「演劇版『稲川怪談』」を上演しました。
「稲川怪談」の祟りなのか、劇団はこの公演を最後に消滅した訳なのですが……
2025年・春に、私は再び講談社さんと舞台を作る機会を頂戴しました。
今回の作品は「オリジナルのシャンソンミュージカル」です。
恐らく、「“世界初”のシャンソンミュージカル」であります。
タイトルは「春、さようならは言わない。」。なんとも爽やかな香りが漂って来そうなタイトルです。
この作品は前回の「演劇版『稲川怪談』」とは打って変わって、シャンソン部に所属する高校生たちの「甘酸っぱく、そして切なくほろ苦い青春ラブストーリ」となっております。
イメージはシャンソン風味の「スタンド・バイ・ミー」でしょうか。
普段はふざけたドタバタ話を多く作っている私・山崎が、真面目に真顔で書いた「純愛物語」です。どんぞ、ご期待下さいませ。
(劇団とは「さようなら」しましたが、お客様と、そして講談社さんと「さようなら」しないように頑張ります!)
あらすじ
「ある高校のシャンソン部」を舞台に、部員5人の「青春」と「恋愛」をシャンソンの歌に乗せ、卒業後の「現在」とシャンソン部発足から卒業式までの1年間の「過去」を巡る回想形式の物語。
シャンソン部の発足で集まった5人の生徒たち。共に過ごす時間が増えるにつれ、それぞれの思いが交差する。切なくも甘酸っぱい学生生活の中、最初で最後の文化祭を迎える。
卒業式の日、お互いの気持ちを確認出来ずにいた橘と桐嶋だったが、桐嶋が1通の手紙を渡す。だが本当に渡したかった手紙を間違えてタイムカプセルに入れてしまう。
卒業後、桐嶋が亡くなり喪服で部室に集まる部員たち。タイムカプセルを掘り返し桐嶋の手紙を見た時、初めて橘は桐嶋の自分に向ける気持ちを知る。
もう会うことが出来ない桐嶋に「さようなら」ではなく「ボンボヤージュ(いいご旅行を)(いいこれからを)」と空に向かって橘は手を振った。