『東京芸術祭』プログラムを構成する企画の一部を広く募集

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2025.3.7


東京芸術祭が、新たなアーティスティック・ディレクターのもと、プログラムを構成する企画の一部を広く募集することが決定した。

舞台芸術はもちろんのこと、劇場空間を利用したあらゆる分野の企画が対象。未発表か否かも、応募者の年齢や経験の量も問わないという。採択された企画の上演・実施に向けて、東京芸術祭が協働する。


東京芸術祭は隕石(=企画のこと)を募集します

いまはまだ〈ここ〉には、つまり東京という場所又は東京のパフォーミングアーツの現在の生態系には、存在していない、もしくは存在感を有していない、そうした文脈、美学、視点、ないし問題意識を携えたものが〈ここ〉に出現する、到来する……
〈隕石〉という言葉にわたしたちはそのようなイメージを託しています。わたしたち東京芸術祭をプログラムする者たちにとって、〈隕石〉は、プログラミングの際に基づくコンセプトを端的に言い表す喩えとなる決定的キーワードでもあります。
わたしたちは〈隕石〉との出会いを待ち焦がれているのです。それが、この募集をおこなうなによりの理由です。

東京芸術祭 アーティスティック・ディレクター
岡田利規

募集要項

■募集概要
東京芸術祭は、新たなアーティスティック・ディレクターのもと、プログラムを構成する企画の一部を広く募集します。
舞台芸術はもちろんのこと、劇場空間を利用した、あらゆる分野の企画が対象です。未発表か否かも、また、応募者の年齢や経験の量も問いません。
採択された企画の上演・実施に向けて、東京芸術祭が協働します。

■会場・日程
A. 東京芸術劇場 シアターウエスト
会場利用日程:2025年10月21日(火)〜10月26日(日)6日間
B-1. 東京芸術劇場 アトリエイースト
会場利用日程:2025年10月27日(月)〜11月3日(月祝)8日間
B-2. 東京芸術劇場 アトリエウエスト
会場利用日程:2025年10月27日(月)〜11月3日(月祝)8日間
※上記日程には設営・リハーサル・本番・撤去を含みます。
※実施スケジュール・上演時間等については、事務局と協議の上決定いたします。

 
■サポート
1. 製作費:A.シアターウエスト:1団体あたり上限100万円(消費税・源泉所得税込)
     B-1.アトリエイースト/B-2.アトリエウエスト: 1団体あたり上限50万円(消費税・源泉所得税込)
     ※両会場使⽤する場合は、上限100万円(消費税・源泉所得税込)
2. 施設使用料・附属設備利用料:東京芸術祭実行委員会が負担いたします。
3. テクニカルスタッフ:舞台監督、照明、音響スタッフは東京芸術祭実行委員会が手配・負担いたします(プラン・操作共)。その他の必要なスタッフ(美術、映像等)については、応募者で手配・負担ください。
4. 制作サポート:販売・受付スタッフの手配・負担、チラシ作成などの広報業務は東京芸術祭実行委員会が行います。東京芸術祭の広報協力(取材対応・SNS等での周知)をお願いします。その他の広報業務については、必要に応じて応募者で行ってください。
5. 鑑賞サポート:英語字幕の翻訳・原稿作成・オペレーターを東京芸術祭実行委員会が手配・負担いたします。その他の鑑賞サポートの内容については、事務局と協議の上決定します。
6. 記録撮影:映像や写真等の撮影スタッフは、東京芸術祭実行委員会が手配・負担いたします。
[必要な場合のみ]
7. 交通費:1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)以外から参加の場合は、本番に係る交通費を一部補助します(上限あり)。移動にフェリーや飛行機等を伴う東京都島しょ部などの地域も補助の対象となります。
8. 多言語サポート費:事務局やテクニカルスタッフとのコミュニケーションは原則として日本語で行います。採択団体または個人に多言語・手話通訳が必要な場合は、本番・打ち合わせ等に係る費用を一部補助します(上限あり)。

 
■応募条件
1. 応募する団体または個人に、活動実績(舞台芸術かどうかは問わない)が過去に1回以上あること。
2. 応募する団体に活動実績がない場合は、主要なメンバーに活動実績が過去1回以上あること。
3. 居住地・国籍・年齢は問いません。
4. 応募から本番までの事務局とのコミュニケーションは、原則として日本語となります。
※日本語のコミュニケーションに関するサポートがございます。採択後については「サポート>8.多言語サポート費」、最終選考の面談については「選考>[最終選考]>面談におけるサポート>多言語通訳」をご参照ください。
会場に関する資料はこちらからご確認ください。
会場資料(シアターウエスト)
会場資料(アトリエイースト/アトリエウエスト)
※アトリエ使用マニュアルは3月中旬公開予定

 
■スケジュール
募集期間:2025年3月5日(水)11:00〜4月9日(水)23:59
書類選考結果通知:5月20日(火)
最終選考(面談):5月29日(木)、30日(金)、31日(土)
最終選考結果通知:6月中旬(予定)

 
■選考
[書類選考]応募書類をもとに、東京芸術祭事務局が選考いたします。内容について、メール等でヒアリングを行う場合がございます。書類選考結果は、2025年5月20日(火)にメールにて通知します。

 
[最終選考] 応募書類・面談をもとに下記審査員が選考いたします。
・岡田利規(東京芸術祭 アーティスティック・ディレクター)
・山口真樹子(東京芸術祭 チーフ・ドラマトゥルグ)

 
書類選考通過者には選考結果と併せて面談についてご連絡いたします。
面談日程:5月29日(木)、30日(金)、31日(土)各13:00-18:00
面談方法:上記いずれかの日程で、対面(東京都内)にて個別に30分程度実施
出席人数:5名まで
※面談におけるサポートあり(詳細は募集要項参照)

 
▼選考におけるレポート
選考プロセス、採択理由、応募された数や活動分野などの傾向等をまとめたレポートを後日公開する予定です。レポートでは、採択に至らなかった応募者名や企画名、およびそれらが推測できる詳細を明示することはありません。また、企画のアイデア自体が分かるような詳細を明示することもありません。予めご了承の上ご応募ください。

 
■応募方法
応募フォームから必要事項を入力し、提出書類をアップロードしてください。
提出書類のうち、書式が指定されているもの(「1.応募用紙」「3.製作費内訳書」)はWebサイトからダウンロードしてください。
応募フォームhttps://business.form-mailer.jp/fms/81965557276775
※ご応募の際にはウェブサイトおよび募集要項に記載の留意事項と上演規定を必ずご確認ください。

 
提出書類
1.応募用紙(書式指定)…PDFファイルにて提出、A4サイズ2枚
2.企画書(書式自由)…PDFファイルにて提出、A4サイズ2〜5枚まで
3.製作費内訳書(書式指定)…PDFファイルにて提出、A4サイズ1〜2枚まで
4.企画を補足するための資料(任意)…ファイル形式自由、1点まで
※各ファイル5MBまで
1団体につき「A」「B」それぞれ1件まで応募できます。
「A」「B」どちらも応募する場合は、企画ごとに応募してください。
「B」に応募する場合、1会場使用か、両会場使用かを選択いただきます。
ただし採択されるのは「A」「B」どちらか1件のみとなりますのでご注意ください。

■ハラスメント防止ガイドライン
https://tokyo-festival.box.com/s/61r0xl8al0binv6qwjhv44grl0fi1gt6

■東京芸術祭開催概要
東京芸術祭とは、毎年秋に東京芸術劇場を中心に行われる国際舞台芸術祭です。2025年度より岡田利規アーティスティック・ディレクターを中心とする新体制のもと、新たなプログラムや枠組みと共に、観客や表現者にとどまらないあらゆる人々に対し、広くコミュニケーションの回路が開かれた国際舞台芸術祭として生まれ変わります。舞台芸術作品の上演はもちろんのこと、シンポジウムやワークショップ、教育プログラムなどを通して、参加者それぞれがさまざまな現実の姿に気づき、新たな視点でこの世界を捉え直すための機会を創出します。

 
■問い合わせ先
東京芸術祭事務局 企画募集担当
TEL:050-1746-0996(平日10:00〜18:00)
MAIL:opencall2025@tokyo-festival.jp

■主催
東京芸術祭実行委員会〔公益財団法人東京都歴史文化財団、東京都〕
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