ついに『RIZIN』韓国大会が5/31に開催へ！サトシvs.キ・ウォンビンら対戦カードが決定

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5月31日（土）に韓国・パラダイスシティ（仁川）で開催される『RIZIN WORLD SERIES in KOREA』

『RIZIN WORLD SERIES in KOREA』が5月31日（土）に韓国・パラダイスシティ（仁川）で開催される。それに先立ち開催の地・韓国で記者会見が行われ、対戦カードが発表された。

日韓対抗としてマッチメークされたのは11試合。メインイベントでは、柔術界の至宝といわれるライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザがキ・ウォンビンと対戦する。キ・ウォンビンは、元UFCの人気選手“コリアンゾンビ”ことジョン・チャンソンの推薦選手として参戦する。2019年7月にGLADIATORライト級王者、2021年6月にDouble Gライト級王座を獲得しており、日韓の二冠王者の誇りをかけて挑む。会見でサトシは「絶対にいい試合を見せたい。『RIZIN』の名前を守りたい。みんな楽しみにしていてほしい」と力強く語った。

今大会唯一の女子カードとなるのは、美人ファイターとして人気の、『RIZIN』2戦目となるケイト・ロータスと、『RIZIN』3戦目のシン・ユリの1戦。シン・ユリは、2024年3月『RIZIN』初参戦でまさかの女子格闘技を牽引するRENAと対戦、2戦目には初代・第3代王者の浜崎朱加と対戦し2連敗を喫したことから、今回母国での勝利を目論む。

対するケイトも、ライジンの初参戦でRENAを相手にアグレッシブに仕掛け、打撃を効かせる場面を見せるも2Rに打ち負け TKOで敗れ、涙を流した過去を持つ。今回初めての海外試合で勝利を飾りたいケイトは会見で「シン・ユリ選手と韓国大会を盛り上げられたら」と笑顔で話した。

また、宇佐美正パトリックと宇佐美秀メイソンの“宇佐美兄弟”の参戦も決定した。兄・パトリックは、アマチュアボクシングで高校時代に6冠を達成。修斗でデビューしたのち、2022年から『RIZIN』に参戦している。会見でパトリックは「韓国大会で弟と出られるので、興奮してます。相手の試合映像を見たときにアグレッシブだったので試合が楽しみ。当日は僕とメイソンで『RIZIN』を盛り上げる」と意気込んだ。

一方、今回『RIZIN』初参戦となる弟・メイソンも、これまでキックボクシングでは8戦7勝1分（4KO）の好戦績を残す実力者。その対戦相手はKBC王者のジョ・サンヘだ。メイソンは「すごくワクワクしてます。試合当日はみんなが見たいKOで相手をマットに沈めようと思ってます」と息巻いた。

さらに、“キングカズ”ことサッカー元日本代表・三浦知良の次男の三浦孝太も参戦。「いい試合をして韓国のファンの皆さんを楽しませます」と静かな闘志をにじませた。フェイスオフでは、対戦相手のクォン・ヨンチョルによってかけていたサングラスを取り上げられる一幕があったが、三浦は終始笑顔で対応し、固い握手を交わした。

今回開催される韓国大会は、昨年末に開催を発表されていたものの、マッチメイクまでも時間がかかり、中止になるのでは……と心配の声も上がっていたという。これについて榊原信行CEOは会見で「ようやく詳細が決まった。韓国の地で大会ができることは、本当にうれしく思う。これは思い出作りのための開催ではない、キックオフだ」と今後の展望にも言及した。

そして、「MMAという競技を、多くの人たちに見てもらうために海を越えて日本と韓国が1つになれた。あらためて大会関係者のみなさんに感謝したい。韓国の選手にはライバリーな関係性と合わせてどこかシンパシーを感じる。キム・スーチョルもヤン・ジヨンもすでに『RIZIN』の中では人気者。だから韓国の選手は『RIZIN』の中で愛されるチャンスがある。勝つ負けること以上に、ファンのハートをつかむようなアグレッシブな試合をしてもらいたい。」（榊原CEO）

どの対戦カードもアグレッシブな熱い1戦となるのは疑う余地もない。格闘技の女神は誰に微笑むのか。日韓両国の期待が高まる。

決定したカードは次の通り。