「怪物くん」鈴木博昭の追加参戦が決定! 9/28開催の『RIZIN.51』で中国の若手強豪を迎撃

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09:21
「怪物くん」鈴木博昭が地元・愛知県で9/28開催の『RIZIN.51』で中国の若手強豪を迎撃する。

「怪物くん」鈴木博昭が地元・愛知県で9/28開催の『RIZIN.51』で中国の若手強豪を迎撃する。

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9月28日(日)にIGアリーナ(愛知県)で開催される『RIZIN.51』に、楽しみな追加カードが決まった。RIZIN MMAルール:5分 3R(66.0kg) の鈴木博昭 vs ファン・イェーロウ(中国)で、想像を超えた熱い戦いが期待される。

鈴木は地元・愛知県出身、40歳の本能系ファイター。その類まれな身体能力とパワーから「怪物くん」の異名を持つ。SHOOT BOXINGで初代SB日本ライト級王座、第9代SB日本スーパーライト級王座、初代SB世界スーパーライト級王座を獲得するなど、数々の強豪と名勝負を演じ一時代を築いた。近年はボンサイ柔術の打撃指導を通じて智将としても名高い。

18年からONEを主戦場に3戦2勝と勝ち越すと、21年10月、RIZIN電撃参戦。奥田啓介に1R TKO勝ちでMMA初白星を飾った。その後は2連敗も、23年6月に西谷大成に1R 56秒TKO勝ち、24年2月に芦田崇宏もTKOで沈め、1Rフィニッシュで2連勝した。しかし、同年7月にはMMAに転向したYA-MANとのハードヒッター対決でKO負けを喫すると、11月には若手最有望株の秋元強真に判定負け、大晦日には安井飛馬にも判定負けで苦しい3連敗となった。

ところが、ここから巻き返すのが「怪物くん」。25年6月には札幌で地元の山本空良を相手に組技・寝技を切ると、打撃を当てて判定勝利。連敗を脱出して、生き残りを果たした。

今回は、またもや一回り以上の年が離れた有望株を対戦相手に迎える。破壊力のある打撃に加え、極めも持つ中国の若獅子に対し、怪物としてのパワーと経験、40代にしてなお進化し続けるMMAを見せつけて連勝街道に乗りたい。

鈴木は対戦決定を受け、次のようにコメントを寄せた。

「みなさんこんにちは、怪物くんです。RIZIN名古屋大会、ナンバーシリーズ51回目ですかね。滑り込みですがなんとか試合をすることが決まりました。みなさんの前にまた立てることが楽しみなので、思い切り楽しんで欲しいと思います。応援よろしくお願いします」(鈴木博昭)

また、自身のインスタグラムでは、次のように勝利を約束した。

「MMAにて初の国際戦。それにゲーセンで格ゲーをプレイしていた世代からしたら見た目だけでどこかテンション上げさせてくれるチャイナの選手。あえてこう言おう。バトルするのが楽しみだッ‼︎  そして仕留めるのが楽しみだ♡」(鈴木博昭)

対するファン・イェーロウは、中国広東省揭陽市出身の25歳。鈴木より10cm高い177cmの長身を誇る。“醒獅"=“目醒める獅子”の異名を持ち、パンチでのKOやチョーク系の絞技など高いフィニッシュ力がある。18年からUFCランカーを輩出してきた恩波格斗で研鑽を積み、19年11月のYFU[武林籠中対]でプロデビュー。21年からUFC PI上海のアカデミー生となった。

破竹の9勝無敗で迎えた23年3月、ONEにも参戦したチャオ・シエを相手に1R 72秒、右フックで失神KO勝利を挙げ、YFUフェザー級王座を獲得。6月の中蒙対抗戦では、9連勝のガンジャオリゲを相手に2R、顎への一撃で負傷TKO勝利を収めた。

連戦の7月も判定勝利して勢いに乗る10月、UFC参戦経験もあるベテランのヘジナウド・ヴィエイラと対戦。しかし、1Rにギロチンを極められ初黒星を喫した。その後は鬱状態や怪我で折れかけたが、1年7ヶ月ぶりとなる25年5月の再起戦で、コリアン・ゾンビことジョン・チャンソンの愛弟子キム・ミンウをニンジャチョークに極め、1R一本勝利で復活を遂げた。

中国国内で大ヒットした映画『八角籠中』(“オクタゴンのケージの中”の意)の2番手役である馬虎役のモデルでもある。数々の大舞台で活躍したベテランのストライカー鈴木を相手に、YFU王者の誇りにかけて圧倒的なフィニッシュ勝利を挙げ、鮮烈な印象を残したい。

ファン・イェーロウは対戦決定後、次のようにコメントを寄せた。

「以前からRIZINのことを知っていた。日本はMMA格闘の発祥の地で、最も人気の高い国なのだ。個人の趣味だが、武士道精神に憧れがあれば、小さい頃から日本のアニメがとても好きだった。余計な話も余りしたくないが、ただ試合の15分間をもって皆さんに、なんで来たかを言いたい。それに、自分の参戦は中国と日本の格闘のファンの皆さんに本物の格闘の素晴らしさを見せられると信じる。

実はずっとRIZINのリングに上がりたかったが、こんなに早くできるとは思わなかった。相手は強いだろうが、自分がより強いと思う。今のところまだ自分のことをものにする人が少ないが、ここに着いた瞬間からはあぶないぞ!とすべての人に言いたい。そして将来は平本蓮選手などの強者達と試合交流がしたい。ワクワクしている」(ファン・イェーロウ) 

対戦カードは次の通り。

ホベルト・サトシ・ソウザ vs 堀江圭功

ホベルト・サトシ・ソウザ vs 堀江圭功

■ライト級タイトルマッチ
ホベルト・サトシ・ソウザ vs 堀江圭功

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs ビクター・コレスニック

ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs ビクター・コレスニック

■フェザー級タイトルマッチ
ラジャブアリ・シェイドゥラエフ vs ビクター・コレスニック

佐藤将光 vs. ダニー・サバテロ

佐藤将光 vs. ダニー・サバテロ

■佐藤将光 vs. ダニー・サバテロ

マレク・サモチュク vs アレクサンダー・ソルダトキン

マレク・サモチュク vs アレクサンダー・ソルダトキン

■RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメント 決勝
マレク・サモチュク vs アレクサンダー・ソルダトキン

梅野源治 vs 芦澤竜誠

梅野源治 vs 芦澤竜誠

■梅野源治 vs 芦澤竜誠

高木凌 vs 三宅輝砂

高木凌 vs 三宅輝砂

■高木凌 vs 三宅輝砂

鈴木博昭 vs ファン・イェーロウ

鈴木博昭 vs ファン・イェーロウ

■鈴木博昭 vs ファン・イェーロウ

■大和哲也 vs 奥山貴大

■冨澤大智 vs 平本丈

■金田一孝介 vs チャートゥ・バンビロール

■矢地祐介 vs 芳賀ビラル海

■OPENING FIGHT/YUHEI vs 脇田仁

■OPENING FIGHT/太田将吾 vs Street♡★Bob洸助

■OPENING FIGHT/山木麻弥 vs 石坂空志

■OPENING FIGHT/佐藤執斗 vs 小林大介

※順不同

大会は、イープラスで8月16日(土)9:00~23:40に先着先行、8月17日(日)10:00~一般発売される。良い席は早めに確保してほしい。

イベント情報

『RIZIN.51』

日時:9月28日(日)13:00試合開始(予定)
場所:IGアリーナ(愛知県名古屋市:愛知国際アリーナ)

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