アフロが最新エッセイ集『東京失格』を刊行、活動休止中の現在に至るまで、自身の体験をユーモアと鋭さを交えて綴ったエピソードエッセイ
アフロ
6月12日(木)、アフロが最新エッセイ集『東京失格』を刊行する。
本書は、信濃毎日新聞で連載されていた「俺が俺で俺だ」をもとに構成された、全身全霊の“言葉のドキュメント”。思春期の葛藤から、活動休止中の現在に至るまで、自身の体験をユーモアと鋭さを交えて綴ったエピソードエッセイとなっている。
「彼女が欲しかった高校時代」「グーフィーに泣いたディズニーランド」「牧場主みたいだと言われたコーディネート」「かき氷のメロン味に感じた貧しさの美学」など、時に笑え、時に胸に迫る50篇超のエピソードから見えてくるのは、"弱さ"を見つめ続けたひとりの男の東京サバイブ記録。
また、南海キャンディーズ・山里亮太氏からの推薦コメントも寄せられている。
【推薦コメント】
人の脳内会議を覗き見た中で、いちばん面白い!
その会議の結果を見ると、自分の悩みが笑い話になる。
じつはそんな漢方みたいな本。
―― 山里亮太(芸人)
【本書より一節】
シティポップをどれだけ聴いても、
電車が走ってなければ終電を逃すことさえできない。
東京は東京にしかない。
書籍情報
アフロ 最新エッセイ集『東京失格』
株式会社・実業之日本社2025年6月12日(木)刊行
著者プロフィール:アフロ
1988年1月7日生まれ。東京ドームと同い年。
猫のケンカを止めることを生き甲斐にしていた少年時代。
その後、保健体育を学び「あれは交尾だったのか」と愕然とする。
高校時代は弱小野球部の補欠として声出しに明け暮れる。
試合に出れず声ばかり出している日々に何の意味があるのだろう、という疑問の答えは後に就く職業によって明かされる。
美容学生、営業マンを経て2008年にバンド、MOROHAを結成しラップを担当。
野球部時代に身につけた、でかい声が出るという特技が思わぬ強みに。
かつて先輩同士の殴り合いを止める為に全裸になったことがある。
「おれ、ケンカやめるまでは服を着ませんよ!」
と空高く響いたそのフレーズは、仲間内で不朽の名言として語り継がれている。
営業マン時代には
「わたくし、こういうものです」
と前日に貰ったキャバ嬢の名刺を間違ってお客さんへと差し出し
「珍しい名前ですね…」
という最低の走り出しから、契約までこぎ着けた類稀なるガッツの持ち主。
好きな口説き文句は「あなたの本棚を見たいと思ってしまいました」。
2024年、MOROHA活動休止、無職に。
しかしこの度、渾身のエッセイ本の出版に活路を望む。