「のだめ」の故郷・福岡県大川市で『のだめカンタービレ・クラシック・コンサート』が初開催
「Kiss」(講談社)にて2001年から2010年まで連載された『のだめカンタービレ』(原作:二ノ宮知子)は、天才的なピアノのセンスを持つ「のだめ」こと野田恵と、指揮者を目指す青年・千秋真一が繰り広げるラブコメディ。単行本全25巻が刊行され、2006年にはTVドラマ化、2007年にはTVアニメ化され人気を博した。連載20周年を記念して、2021年には全13巻で新装版が刊行して、2023年にはミュージカルも大好評のうちに終了。2025年1月にはニューイヤー・ガラが所沢で開催され、昼夜2公演を盛況のうちに終わり、こども音楽フェスティバルの初日の大ホール公演には、『のだめカンタービレ』で登場する音楽を4人の人気ピアニストたちが届けてくれるコンサートも開催された。
そんな中、『のだめカンタービレ』のさまざまなコンサート史上でも出色の企画が発表となった。そのタイトルは、『どこ行くと?!のだめカンタービレ・クラシック・コンサートばい in 大川』。なんと、野田恵の故郷=福岡県大川市で初めての『のだめカンタービレ・クラシック・コンサート』が開催となるのだ。しかも、企画の立ち上げには、野田恵のモデルとなった「リアルのだめ」こと大川出身・在住の野田恵さん自身も関わっているとのこと。タイトルにふんだんにフィーチュアされた九州弁も含めて、『のだめカンタービレ』の楽しさを感じられるクラシック・コンサートとなりそうだ。
指揮には、コミックの音楽監修をされてきた茂木大輔。ピアノには、ウィーン在住、今年はベルリンでのオーケストラ・コンサート・デビューも控える石井琢磨、オーケストラには岡山フィルハーモニック管弦楽団のメンバーがフィーチュアされる。
ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の第2楽章や、ヤキトリオで知られるプーランクのオーボエ、バスーンとピアノのための三重奏曲、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」第1楽章、ベートーヴェンの「交響曲第7番」からと、『のだめカンタービレ』満載のプログラムとなっている。
是非新装版全13巻を読破して、コンサートをより楽しんでほしい。
文=神山薫
公演情報
会場:大川市文化センター(福岡県)
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」 第2楽章
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」第1楽章
ベートーヴェン:交響曲第7番より
プーランク:オーボエ、バスーンとピアノのための三重奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章 他
オフィシャル先行受付(先着):5/31(土)12:00~6/15(日)23:59
最終先行受付(先着):6/21(土)12:00~6/29(日)23:59
制作:ライブエグザム
協力:講談社