熊本県人吉市で「豪雨からの復興」目的の新音楽フェス『Rural Act 25』を開催 イシイモモコ、奇妙礼太郎ら第一弾出演アーティスト7組を発表
音楽フェス『Rural Act 25』が10月11日(土)に熊本・人吉城跡ふるさと歴史の広場で開催されることが決定。あわせて、第一弾出演アーティストが発表された。
『Rural Act 25』は、2020年に熊本県を中心に九州や中部地方など日本各地で発生した「令和2年7月豪雨」からの復興を目的とした、初の野外音楽フェス。甚大な被害を受けた熊本県人吉市で、豪雨災害から5年目を迎える2025年に「音楽の力を信じ、地方の未来をあきらめない」ことをコンセプトとして開催される。会場には、ライブステージのほか、地元グルメを堪能できるフードエリア、地理的表示(GI)認定を受けた同地ならではの球磨焼酎を楽しめるブースなどの設置も予定しているという。
『Rural Act 25』第一弾出演アーティスト
同フェスの第一弾出演アーティストとして発表されたのは、イシイモモコ、思い出野郎Aチーム、奇妙礼太郎、チャラン・ポ・ランタン、YOGEE NEW WAVES、DJダイノジ、DJやついいちろうの7組。主催者からのコメントも到着している。
Rural Act 25スタッフ一同
開催地となる人吉市のある人吉球磨地域は一級河川である球磨川が雄々しく流れ、豊かな自然と歴史・文化に恵まれた地域です。鎌倉時代から明治維新まで続いた相良氏の城下町であり、その歴史的建造物や文化が今も残ることから「九州の小京都」とも呼ばれています。
それと同時に、令和2年7月豪雨で甚大な被害を受けた地域でもあります。街中は整備が進み、一見すると綺麗に見えるかもしれません。しかし人吉球磨地方を構成する10市町村すべてが「消滅可能性都市」とされ、人口減少や高齢化といった深刻な課題にも直面しています。この美しい郷土が衰退していく中で指をくわえて見ているわけにはいきません。
私たちは音楽の力を信じています。地域に住む人々にエネルギーを届け、この地を訪れた方々に人吉球磨の街並みや食、温泉などの本当の魅力を体感してもらいたい。
このフェスが、地域がひとつになって復興に向かう「はじまりの一歩」となることを心から願っています。
公共交通機関も復旧していない地域でご不便をおかけするかもしれませんが、多くの方にご来場いただけることを楽しみにしております。
『Rural Act 25』のは、イープラスにて10月10日(金)18時まで一般受付中。そのほか詳細は、イベント公式サイトを確認しよう。