バレエ×リーディングの化学反応に期待大! 飯島望未&井桁弘恵『SWAN Ballet cross Reading』インタビュー

インタビュー
舞台
2026.7.3
飯島望未、井桁弘恵

飯島望未、井桁弘恵

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連載開始50周年を迎えた有吉京子によるバレエ漫画『SWAN-白鳥-』が2026年9月4日~9日、バレエ×リーディングのコラボレーションで舞台化される。読者の心をつかむ魅力的なバレエシーンは、日本最高峰バレエ団のプリンシバルや国内外で活躍するダンサーがトリプルキャストまたはダブルキャストで担当。リーディングは、ドラマや舞台などで活躍する俳優らが務め、その表現力でストーリーを紡ぐ。

SPICEでは、東京・新国立劇場 中劇場で開催されるバレエ×リーディング『SWAN -Ballet cross Reading-』で、主人公の聖真澄(ひじりますみ)を演じる俳優の井桁弘恵とバレエダンサーのひとり飯島望未に作品の魅力と意気込みを聞いた。

――原作はシリーズ累計発行部数2200万部の大ベストセラーです。出演依頼を受けた時の印象からお話しいただけますか。

飯島:6歳でバレエを始めてすぐに母が買ってくれたのが『SWAN-白鳥-』でした。小さい頃に読んでいたので、最初は「どうやって舞台化するんだろう」って思いました。世界観も独特ですし、どのようにして現代風に落とし込むのか、それともそのままの世界観でやっていくのか、すごく興味が湧きました。

井桁:私は小さい時にバレエをしていたのですが、芸能のお仕事を始めてからは、バレエとの接点がありませんでした。今回お声かけをいただき、「またバレエに関わることができるんだ。この仕事って面白いな」って改めて思いました。作品については、今回初めて読ませていただきました。描写がすごく劇的なので、舞台上でバレエとリーディングがどのように関わっていくのか。今はまだ全然想像がついていないのですが、面白そうだなと思っています。

――お二人は主人公の聖真澄を演じます。真澄をどのような少女だと感じていますか?

飯島:真澄は天才じゃないけれど、人の心に刺さる踊りをする少女。リリアナ(・マクシモーヴァ)のような天才少女ではないけれど、やっぱり特別で、人にはないものをたくさん持っている。最初は未熟なアヒルでしたが、すさまじい勢いで吸収して白鳥になっていく。バレリーナとしての成長はもちろん、人として精神的に強くなっていく様子も描かれていて、人生そのものだなと感じます。

井桁:「私、今悲しい」とか感情を全部言葉にしちゃう女の子。すごく素直で、自分の気持ちに嘘がつけない子だなって思います。出会った人から得た学びをスポンジのように吸収していく力もすごいですね。自分なりに少しずつでも、ステップアップしようともがいている姿は応援したくなるキャラクターだと感じています。

――真澄とご自分が「似ているな」と感じた部分はありますか。

飯島:踊ることがひたすら好きという部分は同じだなと思いますね。あと真澄がバレエのレッスン中に喋ってて、「出ていけ!」って言われるシーンがあるのですが、小学生の時に同じことをしてしまい、叱られた記憶があります。最近漫画を読み返して、「あっ、同じことあったな」って思い出しました。真澄はドラマチックな性格の少女なので、似ていると感じる部分はまだ見つけられていないのですが、これから探していきたいです。

井桁:高校生の真澄は、北海道の小さなバレエ教室に通っていたのですが、才能を見出されて東京に出て、プロのバレリーナを目指すことになるんです。私もひょんなことから福岡から東京に出てくる機会を得て、いま俳優として活動させていただいているので、そこは共通するところがあるなと思います。あと私と真澄は、変化を楽しもうという姿勢が似ていますね。

――お二人とも原作漫画を読まれた感想は?

飯島:私はロシアバレエのメソッドでバレエを習ってきたので、小学生の時はすごい勉強になりました。先生の感じとかも「こういう先生いるなぁ、分かるー!」と感じていましたね。

井桁:私は3歳から9年間ほど習っていたので、小学生の頃を思い出しながら読みました。当時は、「誰々が真ん中をやる!」とか「あの子よりもかわいい衣装が着たい!」とか、幼いながらもライバル心があったなと思い出しましたね。原作の登場人物達は、もっともっと大きい舞台の中で戦っているので、舞台の裏ではこんなにつらい経験をしているのかなと感じたりもしました。そういう大変さを越えてステージに立っているバレリーナやダンサーの方を、改めて尊敬しました。漫画を通して、いろんなこと知ることができるなって思いましたね。

――どの部分が舞台化されるのかなど、幕が上がるまで分かりませんが、お二人は今回のコラボレーションで楽しみにしていることはありますか。

飯島:全てのシーンを上演しようと思ったら、1年ぐらいかかってしまいそうですよね(笑)。私は踊りのリハーサルには入っているのですが、まだ手探り状態です。井桁さんの声が重なると、感情が入りやすいだろうなぁと想像しています。舞台の台本を読ませていただいて、楽しみだなと思っているのは、やっぱりバレエとリーディングが重なる場面。どのような化学反応を見せるのか楽しみです。あと、ダンサーが踊っていない場面で、井桁さんたちがリーディングをしてお芝居をされるところもあるんです。その部分も想像をかきたてられますね。

井桁:私は、普段の舞台では台本を読んでお芝居をすることはないので、どこまで動いて良いのかなど表現の仕方を模索しています。バレエって、普段は声を出さないじゃないですか。もうすでに完成されているバレエというアートの中に、リーディングをつけるって結構挑戦的なことだと思うんです。飯島さんたちが踊られている場面では、私はどのくらいお芝居をしていいのか、読むに徹するのか。そこはまだわからない部分もありますが、お稽古で動きながら考えていきたいです。お客様から見た時に、ステージにいる二人がひとつに見えるようにしたいなと。イメージとしては、脳内で真澄が思っていることを、私がリーディングで伝えていくような。それによってお客様が作品により没入して、感情移入できるような空間にできたらいいなと思っております。

――公演を楽しみにしていらっしゃる方々にメッセージをお願いします。

飯島:バレエを初めて観る方も見やすい作品だと思います。有名なバレエ作品が詰め込まれているので、バレエの素晴らしさ、バレリーナとはこういうものかということなどを知っていただくことができるいい機会。私自身は真澄を演じさせていただくことが恐れ多いぐらい、かけ離れているのですが、透明感がある神秘的な真澄を表現できるように頑張りたいと思います。

井桁:登場するキャラクターはそれぞれ違う華を持っているので、それぞれが刺激をし合い爆発していく舞台は観ていて飽きないと思います。私自身は真澄の動きが大きく見えるよう、感情をどのように声で表現していくか突き詰めていきたいです。劇場でお待ちしています。


脚本・演出はEXPO2025『いのち、ありがとう』(構成・演出)、『王様と私』(演出・翻訳・訳詞)、『モダン・ミリー』(演出・翻訳)など、数々の演出を手がける小林香。バレエ監修・振付は新国立劇場バレエ団で活躍したフリーのダンサーで、振付家としても活動する福田圭吾が担当。

ダンサーは、秋元康臣、厚地康雄、飯島望未、今井智也、菊地研、木村優里、塩谷綾菜、柴山紗帆、関野海斗、中島瑞生、中野伶美、成田紗弥、宮内浩之、山田夏生、米沢唯、渡邊峻郁(※50音順)。さらに倉永美沙、佐久間奈緒、中村祥子ら日本が世界に誇るダンサーが特別出演する。リーディングは井桁のほか、村川絵梨、東啓介、西野遼、福士誠治が務めることが決まっている。

取材・文=翡翠 撮影=池上夢貢

公演情報

『SWAN ―Ballet cross Reading―』
 
日程・会場:2026年9月4日(金)~9月9日(水)新国立劇場 中劇場

原作:有吉京子『SWAN-白鳥ー』(平凡社刊)
脚本・演出:小林香
バレエ監修・振付:福田圭吾
振付・ステージング:大野幸人
音楽監督・作曲・編曲:大貫祐一郎
美術:二村周作
照明:保坂美沙
音響:鈴木勇気
映像:KENNY
衣裳:新 朋子
バレエ衣装:山口典子
ヘアメイクプランナー:石田弥仙
バレエ音楽監修・録音指揮:井田勝大
演出助手:髙野玲
舞台監督:酒井 健
制作:堀内美穂
制作助手:片桐 愛
 
出演:
 [リーディングキャスト]
井桁弘恵
村川絵梨
東啓介
西野遼
福士誠治
 
[バレエキャスト] 
秋元康臣
厚地康雄
飯島望未
今井智也(谷桃子バレエ団)
菊地研
木村優里(新国立劇場バレエ団)
塩谷綾菜(スターダンサーズ・バレエ団)
柴山紗帆(新国立劇場バレエ団)
関野海斗
中島瑞生(新国立劇場バレエ団)
中野伶美
成田紗弥
宮内浩之
山田夏生
米沢唯(新国立劇場バレエ団)
渡邊峻郁(新国立劇場バレエ団)
/
倉永美沙(サンフランシスコ・バレエ団)
佐久間奈緒
中村祥子
 
[リーディングマルチ] 牧紅葉 山田里奈 椎原克知
[バレエアンサンブル] 石塚あずさ 太田弓恵 中村春奈 吉岡眞友子
 

【全席指定】平日公演 15,000円 土日公演 16,000円
※すべて税込
※未就学児童入場不可
※バレエキャストの組み合わせは公式ホームページより必ずご確認ください。
※バレエキャストはトリプルキャストまたはダブルキャストになります。
※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合がございます。
※公演中⽌の場合を除きの払い戻し、公演日の変更はお受けできません。
※車椅子席をご希望の方はサンライズプロモーション 0570-00-3337 (平日(月~金)12:00~15:00)へお問い合わせください。
 
■一般発売日:2026年7月3日(金)AM10:00
 
に関するお問い合わせ:サンライズプロモーション 0570-00-3337(平日(月~金)12:00~15:00)
主催・企画・製作:日本テレビ
運営協力:サンライズプロモーション
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