八代目尾上菊五郎・六代目尾上菊之助襲名披露興行『六月博多座大歌舞伎』 荒木飛呂彦デザインの襲名披露祝幕が公開
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2026年6月に博多座で上演される『六月博多座大歌舞伎』にて、八代目尾上菊五郎襲名披露、六代目尾上菊之助襲名披露公演を彩る『襲名披露祝幕』が公開となった。
この祝幕は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズなどで、世界的に知られる漫画家・荒木飛呂彦によるデザイン。制作イメージについて集英社は、「八代目菊五郎さんとの打合せの中で「実際の色味にとらわれず、荒木先生のイメージ、世界観で表現していただけたら」とご意見をいただき、全体のバランスから、お二人の裃(かみしも)の色を、荒木氏の作品にとっても大切なカラーである「黄金」のようなイメージで表現しています。(襲名披露祝幕に寄せて:集英社 第4編集部企画室)」とコメントを寄せている。
八代目尾上菊五郎が長年大切にしてきた『継承』と『革新』の精神を表現した特別な祝幕。歴代の思いを受け継ぎながら、新たな時代への息吹が吹き込まれた世界観を博多座で体感しよう。
デザインを担当した荒木飛呂彦から八代目菊五郎と菊之助にあてた祝辞、また、八代目菊五郎と菊之助から祝幕へのコメントが到着したのでそれぞれ紹介する。
祝辞 荒木飛呂彦
この度は、ご襲名おめでとうございます。伝統的な芸能である歌舞伎に漫画を取り入れる発想が大変素晴らしく、また光栄に思っております。歌舞伎の伝統を受け継ぎつつも、新しい歌舞伎の未来の益々の繁栄を願って、祝幕を描かせていただきました。
八代目尾上菊五郎コメント
八代目尾上菊五郎
「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦先生に博多座の祝幕を描いていただき、大変光栄に思っております。歴代の菊五郎の当たり役が、まるで『スタンド』のように私と菊之助の後ろに立ち、守ってくれているようであり、同時に私たち自身がその存在を纏っているように感じます。
私自身、「伝統と革新」という言葉を大切にしております。伝統とは、昔のものをただ守り続けることではなく、歴代が守ってきたものと変えてきたものを正確に理解し、その時代に合わせて磨き次へ繋いでいくことだと思っております。
今回の祝幕は、まさにそれを体現しているように感じました。歌舞伎という長い歴史を持つ古典の世界に、荒木先生ならではの大胆な色彩と力強い表現が加わることで、人物たちが今にも動き出しそうな躍動感を持って立ち上がってくる。歴代の魂を受け継ぎながら、新しい息吹が吹き込まれた作品だと感じています。歴代の思いに守られながら、新たな時代へ歩んでいく。まさに音羽屋の「伝統と革新」を象徴する祝幕だと思います。
六代目尾上菊之助コメント
六代目尾上菊之助
あの「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦先生に、博多座での襲名公演の祝幕を描いていただき心から嬉しく思います。
初代から祖父までの歴代の菊五郎がそれぞれの当たり役の格好で描かれているところがとても格好良く、その中に父と僕もいられることが幸せだと感じています。
そして、何よりも僕がなんとジョジョのようなポーズをとっていることに驚きました!こんな嬉しいことはありません。毎日この祝幕からパワーをいただき舞台に立てることにわくわくしています。
たくさんの方に祝幕を観ていただきたいので、客席が満席になるよう一生懸命つとめます。