藤原紀香・剛力彩芽・高島礼子が3姉妹として絆を深めた、舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』再演への意気込みを聞く

インタビュー
舞台
2026.9.18
(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

画像を全て表示(6件)

 

北条司のマンガ『キャッツ♥アイ』(コアミックス)をモチーフにした舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』が、約2年半ぶりに福岡・博多座(2026年9月26日(土)~9月30日(水))、東京・明治座(10月9日(金)~11月1日(日))、大阪・新歌舞伎座(11月14日(土)~11月23日(月祝))の3カ所で再演される。明治時代に置き換えた物語では、藤原紀香、剛力彩芽、高島礼子が怪盗3姉妹として大活躍。続投する3人は「よりパワーアップしたものを見せたい!」と意気込んでいる。作品の見どころなどを聞いた。

ーー連日満席の大盛況だった舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』の再演が決まりました。現在の心境からお聞かせいただけますか。

藤原:初演をご覧くださったお客様の声が大きかったので、きっとまたどこかで皆さんにお会いできるのではないかという予感がありました。カンパニーとも「またやりたいね」と話していたので、本当に幸せです。特に三姉妹とは初演で絆を結んで、その後の2年半、プライベートでも交流を重ねてきました。再演では、より深まった私たちの絆を感じていただけると思います。

高島:本当に舞台が終わってからもずっと仲良しでしたね。だから改めてやると聞いた時は最高にうれしかったです。私は出演した作品が再演されるということが初めてなので、お客様に喜んでいただけるように、怠けていられない! 努力した自分の形跡を絶対に残さなきゃいけないなという緊張感も持っています。

剛力:初演が終わる時に、「絶対再演したい!」と話していました。自分たちがやっていて楽しくて、ありがたいことにお客さまからの反応もとても良かったので、再演のお知らせを聞いた時は、「よしっ!!」って思いました。『キャッツ♥アイ』は魅力的な作品なので、新しい物語になるなど、今後も続けられたらいいなという思いで臨もうと思っています。

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

ーー初演時のエピソードも教えていただけますか。

藤原:初演の時は、稽古初日に演出家の河原(雅彦)さんから「時間が足りません!」と言われたことが印象に残っています。それが1番印象深くて、でも今回久々に台本を見て、その厚さに改めて驚きました。

高島:そうなの。(台本が)太いんです。

藤原:河原さんが「皆さん、1か月半あっても時間が足りません」とおっしゃったことを思い出しました。家族や恋人との人間ドラマだけでなく、ダンス、アクション、ショー要素、宙乗りや衣裳の早替え、せりなど、舞台機構をふんだんに使うので、「皆さんは大変だけど、その分お客様に楽しんでいただけるということです。だからこれを実現させましょう」という河原さんの言葉を聞いた時に、“なるほど”と納得しました。エンターテインメントの基本、「人を楽しませることは大変なことなんです」なんですもの。初日までは手探り状態でしたが、カーテンコールでお客様のお顔を見て、鳴りやまない拍手をいただいた時、すべてが報われたと感じました。また再演できることはおおきな喜びですし、より進化したものを必ずお届けしたいと思います。

剛力:初演は初日が雪でしたよね。お客さんが来ることができるかしらと心配でしたが、雪の中でも足を運んでくだった。それがすごくうれしかったですね。あと、本番が始まって驚いたのは、皆さんが「感動した」と言って下さったことでした。私たちは面白さと(着替えなどで)忙しさを感じていたので、「泣いた」と言われて、驚きました。

藤原:「ここで笑っていただけるんだ」とか、お客様から教わることは多いですよね。

高島:そうね。稽古場では分からないことも、たくさんありました。私の初演の思い出は、アクションの練習です。スタッフの方に「飛んでください!」と言われて、なかなかできなくて。「どこかから飛んできたかのように、ふわっと着地してください」って言われるんですけど、着地が難しい。毎回、練習させていただきました。初演の時も回を重ねていく中で登場の仕方などに変更があったので、複数回見てくださる方には、「ここは前と違うな」など楽しんでいただけるようにパワーアップしたいです。

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

ーー紀香さんは初演時に人生初の“宙乗り”を経験されました。

藤原:人生初の宙乗りでしたから、光栄でした。実は私、かなり目が良くて、遠くまでよく見えるので(笑)、客席のお客様のお顔もほとんど見えるんです。お手振りにも全力で振り返していたので、安定を保つために、「もう少し抑えてください」と言われたほどでした。

ーー上空から見る明治座の舞台や客席は、どのように見えるのでしょうか。怖くはない?

藤原:建物の高さで言うと、6階相当まで上がっていくので、なかなかの迫力です。2階席、3階席、それぞれのお客様に“こんにちは”ってできるんです。怖さは全然ないですね。過去に『SPY N』という香港映画で、工事中の高層ビルで撮影をしたことがありました。その時は、地上44階の高さ、地上172メートルのところで吊られたりもしたのですが、恐怖心はなくて。意外と高いところは得意なのかもしれません。

ーー高島さんと、剛力さんは、舞台から見えた客席の様子で印象に残っていることはありますか?

高島:私は目が悪いので、ほとんど見えませんが、笑い声が聞こえてくると、“楽しんでいただけているんだな”ってうれしくなります。

剛力:本番中は見えないのですが、カーテンコールとか、最後にご挨拶させていただく時に、(客席が)少し明るくなって見えると、やっぱりうれしさがあります。明治座さんはグッズに(出演者の)名前入りのタオル(のぼりタオル)があるので、自分の名前が入ったタオルを持ってくださる方を見つけると、すごくうれしい。私は明治座さんが初舞台を踏ませていただいた場所なので、毎回立つたびに感慨深いなって思います。

ーー今日は藤原さんは華やかなブルーのドレス、剛力さんはオレンジ色のドレス、高島さんは紫色の着物とそれぞれ、役のイメージカラーの衣装を着用されています。初演ではその華やかな衣装も話題になりました。

藤原:今日の取材も事前に「何着ますか?」と3人で話をしました。舞台でも、それぞれのキャラクターに合わせた衣裳をお楽しみいただけると思います。恋人である警察・俊夫役は崎山つばささん! お相手が変わればお芝居も変わります。そんな化学反応も楽しんでいただきたいです。

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

ーーそれぞれが感じる『キャッツ♥アイ』の魅力についても教えていただけますか。

高島:女姉妹って魅力的よね。

藤原:羨ましいです、三姉妹。

高島:劇中では、たまに喧嘩とかもするんですけど、ストレートに言い合うことが多いんです。でもそれが結構スッキリするんですよね。そこで気を遣わずにぶつかり合って、ちゃんと解決に至るという。私は2人姉妹なんですが、キャッツアイの3姉妹は目的を共にしている強さがある。言いたいことを言い合いながらも、切磋琢磨して成長していく3姉妹の話っていうのが、私は好きです。(表向きは)喫茶店をしているっていうところもいいですよね。

藤原:“喫茶猫目”は最高! 昔ながらのおいしいメニューがいっぱいありそう。原作で描かれた3人はみな美人でセクシーですし、子供の頃、ドキドキしながら見ていました。3姉妹のかっこよさはもちろん、そこには父の行方を追う家族の物語もあり、さらに、相いれないはずの警察との関係もある。私が演じる(来生)瞳には、警察の恋人・(内海)俊夫がいる。トシの夢はキャッツアイを捕まえることで、捕まえたら瞳と結婚しようと思っている……切ないですよね。かっこよさや華やかさだけでなく、普遍的な家族の物語やラブストーリーが描かれているからこそ、時代や国を超えて、これだけ長く愛されているんのだと思います。

剛力:私はリアルタイムでは知らない世代なので、出演が決まってからアニメーションやマンガを見ました。でも作品についてはマンガを読む前から、3姉妹で怪盗をしているという設定を知っていたんです。それって凄いことだなって、そのぐらい魅力的な作品なんだって気づくことができました。世界中で愛されている作品を、オリジナルストーリーでやらせてもらえるっていうのはすごく幸せなことだなって思います。

ーーそれぞれお忙しいですが、プライベートでも交流を重ねていらっしゃるそうですね。

藤原:楽しいことがあれば、その都度お誘いします。「初演のカンパニーでご一緒した方が出演するこの舞台、行きませんか?」とか。

高島:そうなんです。そこで「行きたい!」って思っても、スケジュールを合わせられなくて、結局別々の日に行くことになった……とかはよくあるのですが、嬉しいのが、「私はこの日に行くんだけど」って言ってくれること。だから一緒に行くことができるんです。はっきりしているから、すごく付き合いやすいですよね。

藤原:観劇後は、都合が合う時は一緒にご飯を食べたり、そのまま「今日は解散!」という時もあります。

高島:紀香ちゃん(藤原)をタクシーに乗せて、私たちは「電車で帰ろうか」って。

剛力:私は眼鏡をして、帽子を被ってるんですけど、(高島は)そのままなんです。

高島:私は全然気づかれないけど、彩ちゃん(剛力)は全身ピンクだったことがあって、目立っていました。

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

(左から)剛力彩芽、藤原紀香、高島礼子

ーー愛之助さんが主人公の新作歌舞伎『流白浪燦星 碧翠の麗城』なども観劇されたそうですね。

高島:はい。(藤原が)歌舞伎の奥様をしている姿も拝見しています。(観劇前は)劇場は寒いので「冷房対策をして」とか、(観劇後は)丁寧なメッセージが書かれたハガキをくださって、すごいなと思います。

剛力:そうですよね。自分も舞台に誰かにお誘いする時とかに、やってみようかなと思うんですけど、なかなかなかできないです。いつ寝ているんだろうっていつも驚かされます。

ーー初演時はもちろん、その後も絆を深めた3人が再び顔を揃えますね。

藤原:提案したら、どんどん返してくれる頼もしい存在です。可能性がどんどん広がっていくカンパニーだなと感じています。

高島:遠慮せずに、自分がやりたいことを楽しくできる。2人といると、自分も“もっともっと頑張ろう”っていうモチベーションを上げてくれる。それがすごく助かっています。元気がないと、稽古も本番も乗り切れませんからね。

剛力:初演の時は正直、お姉さん2人に緊張もありました。でも初演を終えてからの2年半、たくさん仲良くさせていただいているので、仲の良さや姉妹感をよりお見せできるのではないかなと思います。

藤原:家族みたいな仲の良さがにじみ出るような作品にしたいですね。

最初から最後まで仲の良い3姉妹でした!

最初から最後まで仲の良い3姉妹でした!

取材・文=翡翠      撮影=池上夢貢

公演情報

舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』

原作:北条司『キャッツ♥アイ』(コアミックス)
脚本:岩崎う大(かもめんたる)
演出・共同脚本:河原雅彦

出演:
藤原紀香・剛力彩芽 / 崎山つばさ 上山竜治 /長谷川初範 /
川久保拓司 佃井皆美 新谷姫加 / 美弥るりか / 高島礼子
 
公演公式サイト: http://meijithecatseye.com/
公演公式 X: https://x.com/meijithecatseye(@meijithecatseye)

公演期間・会場・情報:
【福岡公演】
■日程:2026年9月26日(土)~9月30日(水)
■会場:博多座
■料金(税込):A 席 14,000円 B 席 11,000円 C 席 7,000円
■お問い合わせ:博多座電話予約センター 092-263-5555(営業時間 10:00~17:00)
 
【東京公演】
■日程:2026年10月9日(金)~11月1日(日)
■会場:明治座
 
<アフタートークショー>
♥10月13日(火)17 時開演終演後
藤原紀香、高島礼子、剛力彩芽 司会:上山竜治
♥10月15日(木)17時開演終演後
スペシャルゲスト:染谷俊之
藤原紀香、長谷川初範、崎山つばさ、川久保拓司 司会:上山竜治
♥10月16日(金)17時開演終演後
剛力彩芽、美弥るりか、崎山つばさ、新谷姫加 司会:上山竜治
♥10月20日(火)17時開演終演後
高島礼子、美弥るりか、崎山つばさ、佃井皆美 司会:上山竜治
♥10月27日(火)17時開演終演後
藤原紀香、高島礼子、剛力彩芽、長谷川初範、美弥るりか、崎山つばさ 司会:上山竜治
 
■料金(税込):S 席(1・2階席)14,000 円 A 席(3階席)7,000円
■お問い合わせ:明治座センター 03-3666-6666(営業時間 10:00~17:00)
 
【大阪公演】
■日程:2026年11月14日(土)~11月23日(月祝)
■会場:新歌舞伎座
■料金(税込):S 席(1・2階席)14,000 円 A 席(3階席)7,000 円
■一般発売日:9月13日(日)
■お問い合わせ:新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222(営業時間 10:00~16:00)
シェア / 保存先を選択