2016年の干支「サル」応援コラムvol.9 ライオンのようなサル!?

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2016.2.25
 Asako Hiike

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シシオザル(霊長目 オナガザル科)

 2016年の干支は「申(サル)」です。動物園には、ニホンザル以外にもサルの仲間がたくさんいます。それぞれの特徴を知って、動物園で確認してみましょう! 今回紹介するのは、ライオンのタテガミのような毛があるサルです。

シシオザル(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)

シシオザル(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)

 シシオザルは、インドの南西部の森林に生息しています。尾の先端部が、ライオン(獅子)の尾のように房になっているのが名前の由来です。漢字で書くと、「獅子尾猿」。英名も、「Lion tailed macaque」となっています。「macaque」は、オナガザル科マカク属のサルの総称。ニホンザル、アカゲザル、カニクイザルなどが、マカク属です。顔の周りにも、ライオンのタテガミのような毛があり、シシオザルの場合はメスにもあります。

左:シシオザルの尾 右:ライオンの尾(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)

左:シシオザルの尾 右:ライオンの尾(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)

 野生では、果物や木の実、昆虫類などを食べて生活。生息地の森林が農地に開拓されたり、密猟によって個体数が減少しているため、絶滅危惧種 (EN:近い将来における絶滅の危険性が高い種)に指定されています。

シシオザルの手(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)

シシオザルの手(よこはま動物園ズーラシアにて撮影)

 国内では、よこはま動物園ズーラシア(神奈川県横浜市)をはじめ、日立市かみね動物園(茨城県日立市)、日本モンキーセンター(愛知県犬山市)、愛媛県立とべ動物園(愛媛県伊予郡)、とくしま動物園(徳島県徳島市)ほか、各地の動物園で飼育されています。   

>>よこはま動物園ズーラシア レポートvol.1
>>よこはま動物園ズーラシア レポートvol.2

よこはま動物園 ズーラシア
住所:横浜市旭区上白根町1175-1
開園時間: 9時30分~16時30分(入園は16時まで)
休園日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日休園)、12/29~1/1
※5月、10月は無休  

 

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