映画『珍遊記』が世界進出へ 山口雄大監督は「日本がこういう国だと思われてしまいます」と危惧

レポート
2016.2.29
左から 山口雄大監督、温水洋一、ピエール瀧、倉科カナ、松山ケンイチ、溝端淳平、田山涼成、松原秀氏、おおかわら

左から 山口雄大監督、温水洋一、ピエール瀧、倉科カナ、松山ケンイチ、溝端淳平、田山涼成、松原秀氏、おおかわら

2月27日、映画『珍遊記』の初日舞台あいさつが新宿バルト9で開催され、松山ケンイチ、倉科カナ、溝端淳平、田山涼成、温水洋一、ピエール瀧、そして脚本の松原秀氏とおおかわら(鬼ヶ島)、山口雄大監督が登壇した。

同作は、漫☆画太郎原作の伝説的コミック「珍遊記-太郎とゆかいな仲間たち-」の初の実写映画化作品。劇中では原作とおなじく、「ち○こ」や「う○こ」といった、下さk品で過激なワードが飛び交う。この日駆けつけた観客は、朝8:30の上映でこういった過激な作品を観ることになった。松山はこの状況に触れて「おはようございます。朝イチから観る映画ではありませんが、本日はありがとうございます」とコメント。

倉科も「早い時間からお下品な映画のために(笑)ありがとうございます」と気づかったが、温水は「クソ素晴らしい映画に出られて、間違いなく代表作のひとつになりました」と気づかいを見せていた。

一方、山口監督は「舞台挨拶でこんなにう○こち○こ出てくる映画は他にはありません(笑) 本編には隠しう○ことかもあるので、何個あるかぜひ数えてみてください。何回でも観にきてください」とアピールし、楽しい雰囲気で舞台挨拶がスタートした。

その後、登壇者への質問タイムでは「役作りの苦労、出来上がった映画を観た感想は?」との問いが。
松山は「この映画での山田太郎は原作と見た目が全然違うから、どういう風に作り上げればいいのか悩みました。大事なのは外見もだけど内面、にじみ出てくるものだと思ってやっていました」とコメント。さらに「モデルにしたのは『七人の侍』の菊千代、“無責任シリーズ”の植木等さん、千原せいじさん、そして松岡修造さんの日めくりカレンダーで、この4人がこの役を演じるうえで柱になっていました。楽しんで演じることができました」と秘話を明かしている。

また、「映画の感想をふまえて続編が実現したら出演しますか?」との問いに、倉科は「やりません(笑)」と回答。しかし、「撮影中は特殊メイクに4時間ぐらいかかって本当に大変で、二度とやるか、本当にやるもんかと思っていたけど、時が経つとまたやりたくなってきてたんです。でも、先日松山さん達皆さんと食事に行った時、松山さんが“続編では(倉科さんが)バトルスーツを着ないとやらない”とか言いだして、またやりたくなくなりました(笑)」と続編に意欲を見せていた。

そして、舞台挨拶では、同作が台湾、香港、マカオほか世界8つの国と地域に販売が決定したことも発表された。山口監督は「ヤバイですね(笑) 日本がこういう国だと思われてしまいます……元ネタ(「西遊記」)自体がアジアでは有名だけど、日本流に解釈したんだと思われてしまうんじゃないかと。全て漫☆画太郎さんの原作のせいなんです(笑)」と複雑な心境を明かしている。

最後には松山が「色々下ネタが多いけど、映倫規制は入っていないんです。パート2は分かりませんが(笑) 3歳からでも観れるから子供、友達、連れてきてくれれば皆大喜びだと思います。どうぞよろしくお願いします!」と、‶世界進出"前のヒットに向けてアピールしつつ締めくくった。

映画『珍遊記』は、新宿バルト9ほかにて全国公開中

 

作品情報
『珍遊記』​
 
『珍遊記』

『珍遊記』 ⓒ漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会


新宿バルト9他にて全国ロードショー

松山ケンイチ
倉科カナ 溝端淳平
田山涼成 笹野高史 温水洋一
ピエール瀧
監督・編集:山口雄大
原作:漫☆画太郎「珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~」(集英社刊)
脚本:おおかわら/松原 秀
企画・総合プロデューサー:紙谷 零
撮影:福本 淳 照明:市川徳充 録音:西條博介 美術:福田 宣 音楽:森野宣彦 
オープニング曲(主題歌):RIP SLYME「Take It Easy」(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE)
エンディング曲:RIP SLYME「Drop!」(WARNER MUSIC JAPAN/unBORDE)
バトルソング:マキシマム ザ ホルモン「アバラ・ボブ<アバラ・カプセル・マーケッボブ>」/「ジョニー鉄パイプⅢ」(VAP)
制作プロダクション:DLE 配給:東映 宣伝統括:ヨアケ 宣伝プロデューサー:上阪 優
製作:「珍遊記」製作委員会(DLE/博報堂DYミュージック&ピクチャーズ/東映/木下グループ/SDP/東映ビデオ)

あらすじ
 天竺を目指して旅を続けていた坊主・玄奘(倉科カナ)は、偶然立ち寄った家のじじい(田山涼成)とばばあ(笹野高史)に天下の不良少年・山田太郎(ピエール瀧)を更生させて欲しいと頼まれ、宝珠の力で恐るべき妖力を封印するが、嫌々ながら太郎(松山ケンイチ)を引き取ることになり、何の因果か共に旅をする羽目に・・・果たして、彼らは無事に天竺まで辿り着くことが出来るのか(いや、出来ない!)?

ⓒ漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
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