主演・広瀬アリス×矢崎仁司監督で実写映画化 『沖晴くんの涙を殺して』公開が決定(コメントあり)
映画『沖晴くんの涙を殺して』 (C)2026額賀澪/双葉社「沖晴くんの涙を殺して」製作委員会
映画『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日(金)より全国公開されることが決定。あわせて、場面写真が解禁された。
『沖晴くんの涙を殺して』は、『ウインドノーツ』(第22回松本清張賞受賞)や『ヒトリコ』(第16回小学館文庫小説賞受賞)などで知られる小説家・額賀澪氏による同名小説(双葉文庫)を実写映画化したもの。メガホンをとったのは、『ストロベリーショートケイクス』『無伴奏』『早乙女カナコの場合は』などの矢崎仁司監督。また、2018年公開『巫女っちゃけん。』以来となる8年ぶり映画単独主演を果たす広瀬アリスが、余命1年を宣告され故郷に戻ってきた音楽教師・踊場京香を演じる。
『沖晴くんの涙を殺して』原作書影
末期の乳がんを患い余命1年を宣告され、治療しないことを選択し故郷の瀬戸内海の島に戻ってきた音楽教師の踊場京香(広瀬アリス)。祖母の営むカフェを手伝いながら、母校の合唱部の指導をすることになり、そこでいつも笑顔を絶やさない不思議な高校生・志津川沖晴と出会う。ある時京香は彼が津波で家族を亡くしたことを知るが、笑いながらそのことを話す沖晴に京香はなぜ笑うのか聞くと、彼は津波に流されたときに喜び以外の感情「嫌悪・怒り・哀しみ・恐れ」を失い、何も感じないのだと答える。ところが、ある事件をきっかけに失われた感情の1つがうっすらと顔を出し始め、余命わずかな京香と、感情を失った沖晴の、感情を取り戻す不思議な日常が始まる。
主演の広瀬、原作者の額賀氏のコメントは以下のとおり。
広瀬アリス(主演)
生きていると笑ったり泣いたり怒ったり、沢山の感情になります。この作品はそんな多くの感情に触れながら、〝生きる‘’という事に直面した京香と沖晴くんの人間物語だと思っています。
綺麗事だけでは生きていけない世の中で、それぞれの悩みや葛藤と向かい合いながら、心と心を通じ合わせて生きていく2人を描いています。お芝居を通して、自分と向き合えた時間でもありました。
京香を演じていくと、自然と自分の弱いところも愛そう。そんな優しい気持ちになれました。
こんなにも日常が、そして感情が素晴らしく愛おしいものなのかと、そう思える映画になっています。
額賀 澪(原作者)
額賀 澪
自分がこれまで書いてきた作品の中でも、『沖晴くんの涙を殺して』は特に思い入れの強い作品です。刊行直後に映画化の打診をいただき、長い時間をかけて完成したことをとても嬉しく思います。スタッフ・キャストの皆様をはじめ、多くの方が全力で作品に寄り添ってくださいました。
「ネガティブな感情などなければどれほど楽に生きられるだろう」と思うことも多い日々の中で、怒りや悲しみや不安を感じるからこそ噛み締められる幸せがある。映画の中の京香や沖晴が、原作者である私にも改めて教えてくれました。
『沖晴くんの涙を殺して』は10月2日(金)より全国公開。