笹本玲奈が三宅裕司に「シバいて?縛って?もらいたい」 熱海五郎一座が爆笑製作発表
熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
三宅裕司が座長を務める熱海五郎一座の公演 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」が、6月3日(金)~27日(月)まで、新橋演舞場にて上演される。本作の製作発表会見が2日、都内で行われ、出演する三宅をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之、そして今回ゲスト出演する松下由樹と笹本玲奈が登壇した。
「伊東四朗一座」の旗揚げ時から数えると、今年で13年目に突入する「熱海五郎一座」。東京の喜劇・軽演劇の灯をともし続けたいという思いで始まったこの一座での公演は、過去12作品で25万人以上を動員し、今回の公演でのべ30万人以上を目指す。
物語の舞台はリゾート地の閑散とした老舗高級旅館。隣に立つリゾートホテルは、次回のサミットの宿泊施設候補にも挙がるほど繁盛している。ところがある週刊誌の記者がホテルのずさんさを明らかにすると、サミットの宿泊施設候補として旅館が急上昇。どちらを宿泊施設にするかのプレゼンバトルが行われることになった。
登場人物の誰もが「ヒミツ」を抱える曲者だらけ。様々な思惑が絡み合うこの勝負、果たしてどうなることやら…。
ゲスト出演する松下のことは「15歳のころから知っている」という三宅。「コント番組でご一緒して、シリアスなところからバカバカしい演技に変わるその落差に驚いた。また見せていただきたい、と思って声をかけた」とオファーの理由を語った。これに対して松下は「熱海五郎一座から声がかかったらぜひ受けたいと思っていた。メンバーからいろんなものを吸収して、三宅さんに褒めていただいた振り幅を思いっきり本番で見せていきたい」と意気込んだ。
三宅裕司 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
松下由樹 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
一方、デビュー18年目を迎えた笹本は、「これまで自分が出た作品はほとんど悲劇。舞台の上で命を落としたり、失恋したり、愛する人を失ったり…悲劇のヒロインを演じることが多かったので、今回喜劇に読んでいただいて本当にうれしい」と笑顔。ところが以前三宅の番組でコメディの難しさを痛感したことに絡め、話を続けようとしたが「今回、改めて三宅さんにしばいて…?ん?縛って…?あっ、しごいてもらおうと!」と言い間違えると、すかさず三宅から「俺が縛って?しばいたらどうすんだよ!」、他のキャスト陣も「もうおもしろいじゃないですか!」と総ツッコミ。本人ともども大爆笑となっていた。
笹本玲奈 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
レギュラーメンバーのラサール石井は、今回、神奈川県知事という役どころ。これに絡めて「実は、現・神奈川県知事の黒岩祐治さんは、早稲田大学ミュージカル研究会の直の後輩で、私の演出で歌ったり踊ったりしていた。今回役作りのために県知事室に行って、神奈川県知事ってどういう風にやるの?と聴いてみようと思う」とコメント。
ラサール石井 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
また、春風亭昇太は「ぼくが若い頃、ワイドショーのリポーターのようなことをしていたんですが、笹本さんが『ピーターパン』の主演に決まった頃に僕が取材をしているんです。その頃の彼女は本当に子どもで、僕よりずっと小さくて(笑)、かわいらしい女の子だった。今日会ってみてすごく立派な女性になっていて!いかに僕がおっさんになったのかを思い知らされました。僕はよく若い若いといわれるんですが、周りが痛んでいるだけなんです。熱海五郎一座もそうですが、笑点なんて周りがひどすぎるんですよ。痛み切っているところに僕がいるから若いって言われるだけで」と毒舌で笑いを取っていた。
春風亭昇太 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
渡辺正行 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
小倉久寛 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
東貴博 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
深沢邦之 熱海五郎一座 熱闘老舗旅館「ヒミツの仲居と曲者たち」
「旅館にはスケベな県知事が愛人ときたり、週刊誌の記者が何かをかぎつけてやってきたり、(笹本)玲奈ちゃんが演じる人気歌手がお忍びできていたり…そんな旅館を立て直すには優秀な仲居が必要、ということで、松下さん演じる仲居を雇うことになるんですが、その仲居さんにもヒミツがあって…大爆笑の楽しい芝居になることは間違いなし」と、今年の公演もぜひ楽しみにしてほしいと語る三宅。
ラストまで目が離せない爆笑必至の東京喜劇をどうぞお楽しみに。