アニメ「四月は君の嘘」の舞台“石神井・大泉学園”

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2016.3.12

■ 【連載】聖地巡礼さんぽ~あの作品の街を歩く~「石神井・大泉学園エリア」

漫画や映画、ドラマなど、人気作品の舞台となった街を散策し、“住みたい街”としての魅力を深堀していく本連載。ここからみんなの“住みたい街”が見つかるかも?

14年10月~15年3月に放送されていた人気アニメ「四月は君の嘘」(フジテレビ系)の舞台となった石神井・大泉学園エリアをピックアップ。本作は、広瀬すず&山崎賢人で今年9月の実写映画化も決まっている、新川直司の人気コミックのアニメ版だ。

数々のピアノコンクールで優勝するも、指導者でもあった母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった中学生ピアニストの有馬公生と、彼の同級生で、自由奔放な演奏で人々を魅了するも、ある秘密を抱えるバイオリニストの宮園かをりを中心に、公生の幼なじみ・澤部椿、渡亮太らとともに恋に音楽に葛藤しながら成長する姿を描いた青春ストーリー。そんな、みずみずしい物語の舞台となったスポットとともに、街の魅力を紹介する。

■ 「石神井公園」

第1話の冒頭で、かをりが黒猫を追いかけて、たどり着いたのがこの公園。三宝寺池と石神井池という2つの池を中心にした敷地は遊歩道が整備され、多くの緑を感じながらの散歩は癒されること間違いなし。作中でも描かれていたように、春にはサクラが咲き乱れる都内でも屈指のサクラの名所で、その景観は見ごたえ抜群だ。また、園内には石神井城跡やそれに関わる遺跡もあり、神秘的な雰囲気を感じさせる。

■ 「ラ・プリムール」

3話で、かをりと公生が訪れたカフェがあるケーキショップ。フランス語で“先取り”を意味する店名の通り、旬を先取りしたフルーツが盛り付けられた、色とりどりで見た目もきれいなケーキがショーケースに並んでおり、見ているだけで心が躍る。

カフェも併設しており、アニメにはここが登場。劇中で公生が弾いたピアノがある場所は、実際には暖炉が設置されている。店内は温かみのある雰囲気で、週末になると子供からお年寄りまでが訪れ、地域の人のくつろぎの場となっている。

「私自身がこの街で生まれ育ったので、独立するならここと決めていたんです。石神井公園周辺は、昔と比べてマンションなどは増えたけれど、それでもちょっと行くと畑があったりして、緑も多くて静かで住みやすい街ですね」(店長の内田謙二さん)。

■ 「泉こぶし公園」

こちらも3話で登場し、かをりが公生に向かって“私の伴奏者に任命します!”と言った、劇中でも印象的なシーンで描かれていた公園。大泉学園駅から徒歩5分のところにあり、昼頃には小さい子供を連れたお母さんたちが集い、夕方頃には小学生たちのにぎやかな声が響いている。

「もともと緑が多い地域ですが、ロケハンで回ってみて改めてこの街の自然の多さに気が付きました。また、公園の数も多いですし、子供たちが公園内を走り回る光景をしばしば目にしたので、若い夫婦の世帯が多いのかなと感じました。都会と田舎が混在しているような、住むには持ってこいの素晴らしい街だと思います」(アニメ監督のイシグロキョウヘイさん)。

■ 「ブッチャーズテーブル」

東映撮影所の近くにあるハンバーガーショップは、6話で椿たちがデートで訪れたお店だ。二方がガラス張りになった店内は、路地の角という立地もあり開放的な雰囲気。できるだけシンプルに作られたハンバーガーは、ビーフ100%のジューシーなパティで、牛肉の旨味が存分に楽しめる。また、ポテトに付けるケチャップも手作りするなど、細かいところまでこだわりが光る。

「若い人をターゲットにお店をオープンさせたのですが、お年寄りの方も来てくれるのはうれしいですね。最初の頃は、地元に住む常連の方が口コミで宣伝してくれて、多くの人に来ていただけるようになったおかげで、約7年、営業できています。石神井の人たちは本当に温かい人が多くて、よそからの人を受け入れてくれる雰囲気があるので、この店も続けて来られました」(店長の星川邦央さん)。

■ 「パティスリーカミタニ」

15話で公生が、入院しているかをりのお見舞いに行く途中に立ち寄り、彼女の好物のカヌレを買ったお店がここ。常時30種程度のケーキが並び、そのうちの2/3は季節代わり。また、地産地消をテーマにしており、大泉学園にある畑で採れたブルーベリーやハチミツ、ブドウ、都内で唯一の味噌蔵で作られた味噌など、練馬区の素材を使ったケーキや焼き菓子なども見逃せない。

「石神井や大泉学園のあたりは、駅から少し離れると高い建物などもなく、とても、のんびりとした牧歌的な雰囲気がします。23区でありながらも、都会的ではない空気がこの街の魅力ですね」(食育指導士の資格を持つ店主の奥様・神谷恵子さん)。

■ 「上石神井駅付近踏切」

22話で公生が、かをりの面影を見つけたシーンで登場した踏切。上石神井駅から上石神井商店街を通り抜けたところにあり、この付近も含め、劇中では何度も登場した印象的な場所だ。標識などもほぼそのまま描かれている。

「このエリアは、線路が高架や地下になっていなくて、踏切もまだ残っているのが印象的。都会とは少し違った雰囲気なので、とっても“絵”になる」(アニメ監督のイシグロキョウヘイさん)。

劇中では公生やかをりが通う学校があり、彼らの生活の中心として描かれた石神井、大泉学園エリア。実際に歩いてみると、公園や学校も多くあり、公生やかをりたちが今にも現れそうな、アニメ同様に街の温かい雰囲気が感じられる。

また、新宿や池袋の都心ともそこまで遠くなく、駅前はにぎやかながらも、駅から少し離れれば静かな住宅地が広がる。さらには畑などもあり、都心とは違ったのんびりとした時間が過ぎるのどかな街並みで、住み心地もよさそうだ。

「四月は君の嘘」に登場した名スポットを巡りつつ、心温まる石神井、大泉学園エリアの雰囲気を体感してみてはいかが?【東京ウォーカー】
 

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