"百万ドルのギタリスト"故ジョニー・ウィンターの晩年に密着 ドキュメンタリー映画『ダウン&ダーティー』劇場公開へ
4月16日から22日の1週間限定でドキュメンタリー映画『ダウン&ダーティー』が新宿シネマカリテで公開されることが決定した。
『ダウン&ダーティー』ジョニー・ウィンター (c)Michael Weintrob
同作は、2014年7月に亡くなったブルース・ギタリストジョニー・ウィンターの晩年を記録したドキュメンタリー映画。ウィンターはアルビノ(先天性白皮症)で生まれたことで差別や視覚障害に苦しみながらも'60年代にギターの才能を開花させ、"百万ドルのギタリスト″と讃えられた人物。しかし、自らが「死ななかったのは運が良かっただけ」と語るほどヘロインに溺れ、まともに受け答えもできなかった時期も。その後ウィンターは悪徳マネージャーと決別、2000年代に入って復活を遂げ、その波乱万丈の人生は多くのミュージシャンに影響を与えた。
『ダウン&ダーティー』
『ダウン&ダーティー』
『ダウン&ダーティー』
2014年のサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)フィルム・フェスティバルで初公開されたこのドキュメンタリー映画は、2012年のフロリダ、フランス、テキサス、メンフィス、香港、日本のツアーに密着。ジョニー本人と晩年のマネージャーでもあったプロデューサー/ギタリスト ポール・ネルソンのインタビューを中心に構成されている。また、エアロスミスのジョー・ペリーやZZトップのビリー・ギボンズ、デレク・トラックスなど多くのギタリストも彼から影響を証言。劇中では、B.B.キングやマディ・ウォーターズとの貴重な共演映像や、東京・日比谷野外音楽堂や川崎・クラブチッタでのライヴ演奏シーンもたっぷり収められている。
Johnny Winter – Death Letter [Music Video]
監督は、ヘビーメタル・バンドモーターヘッドのレミー・キルミスターの半生を描いたドキュメンタリー『極悪レミー』で知られるグレッグ・オリヴァー。4月27日に発売を予定しているDVDにはボーナス映像として、映画には盛り込み切れなかったインタビューや演奏シーンなどが60分以上収録されている。
DVD発売に先駆けた公開は、4月16日(土)~22日(金)の1週間限定。新宿シネマカリテの名物企画「オトカリテ」でのレイトショー公開。鑑賞料金はワンコインの500円なので、購入を迷っている方はためしに鑑賞してみるのもよさそうだ。
期間:4月16日(土)~22日(金) 毎日21:00よりレイトショー公開
料金:500円
上映館:新宿シネマカリテ
東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F / 電話:03-3352-5645
http://qualite.musashino-k.jp/
『ダウン&ダーティー』
4月27日発売
品番:SIBP-268
価格:\3,800+税
■153分(本編86分+ボーナス映像67分収録)
■日本語字幕付き/解説:山崎智之 発売元:ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
〈劇中での主な使用曲〉
・JOHNNY WINTER - “Highway 61 Revisited”,“Death Letter”,“Murdering Blues”,“Tribute To Muddy”,“Rock & Roll”,“I Got Love If You Want it”,“Mean Town Blues”,“Leland Mississippi Blues”,“I’m Yours, and I’m Hers”,“Who Do You Love”,“Got My Mojo Working”,“Dust My Broom”,“Prodigal Son”,“Long Tall Sally”,“Can’t You Feel It”,“Georgia on My Mind”
・JOHNNY WINTER & HIS CRYSTALIERS - “Hey Hey Hey (Hey)”
・JOHONNY & EDGAR WINTER – “Frankenstein”
・ROBERT JOHNSON - “Crossroads Blues”
・HOWLIN’ WOLF - “How Many More Years”,“Smokestack Lightning”
・EDDIE JAMES (SON) HOUSE - “Death Letter”
・OTIS RUSH - “Double Trouble”
・MUDDY WATERS WITH JOHNNY WINTER - “Mannish Boy”
〈DVDボーナス映像〉
「デス・レター」 Music Video/ギター・デモ/メンフィス・ブルース・アワード/マディ・セッションなど計67分収録