仲村トオル&瀬戸康史が共演、柳田国男『遠野物語』を前川知大が舞台化

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舞台
2016.3.20

舞台『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』が、10月31日から東京・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで上演される。

同公演は、世田谷パブリックシアターで2009年から行われている前川知大(イキウメ)脚本・演出による『奇ッ怪』シリーズの第3弾。民俗学者の柳田国男が、岩手の遠野盆地や遠野街道にまつわる民話を編纂した説話集『遠野物語』を原作にした作品となる。

キャストには、これまでの『奇ッ怪』シリーズ2作品にも出演している仲村トオルをはじめ、瀬戸康史、山内圭哉、池谷のぶえ、銀粉蝶らが名を連ねている。チケットは9月に発売予定。なお同公演は、11月から新潟、兵庫、岩手、仙台を巡回する。公演スケジュールの詳細は後日発表される。

前川知大のコメント

この世とあの世の境目に迷い込んだ者たちが、奇ッ怪な話を語り合う。
語り、演じるうちに、語り手自身の物語が浮かび上がっていく。
「奇ッ怪 其ノ参」では「遠野物語」を語りながら、語り手たち、つまり私たちの現在を問い直します。
「遠野物語」は柳田国男が不可思議な遠野の伝説を聞き記したもの。
「願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ」と序文にある。
昔話とも単なる怪談とも違う、孤高のテキスト。
柳田はこれを語ることで、いったい何を語ろうとしたのか。
舞台の上で考えます。

仲村トオルのコメント

前川君の作品にかかわっているときは“これは偶然というには確率が随分と低い”と思う出来事がよくあります。娘が知人の親戚だという人に会い、その知人に聞きそびれていたことを教えてもらったり、饂飩を食べていたら見知らぬ人から携帯電話を差し出され、話してみたら、相手は初舞台の演出家の方だったり。『奇ッ怪 其ノ弐』の稽古休みの日には波に倒された社と鳥居を見ました。おそらく前川君のもっている此の世とあの世の中間辺りでとんでいる波のようなものをつかまえるアンテナに、僕の中にある、ふだんは只の鉄の棒のようなものが共鳴して何かを受信しやすい状態になるのだと思います。天才(多分)前川知大が力持ちの共演者達に持ち前の【甘え上手(©イキウメ俳優部)】も大いに発揮して昔の遠野のことを話しながら、たった今の真ん中のことを語ってしまう。そんな奇跡をまたやらかす!その力のひとつになり、その場に立ち会いたいです。

瀬戸康史のコメント

毎日刺激的で精一杯生きているつもりなのに、なんとなく1日が終わっていっている気がする。前川さんの作品はそんな僕の日常に問いかけてくる。「これでいいのか」「自分に見えているものだけが真実なのか」と僕に、そして世の中に対し揺さぶりをかける。それを僕なりに受け止め、表現者として作品に臨む。こんな気持ちになるようになったのは前川作品に通いつめるようになったからです。
それは決して強いられているわけではなく、じんわり頭の中に入ってきます。
今作で初めてお芝居でご一緒でき、喜びはもちろん、妖怪や神が住む森に迷い込んだ遠野の村人のように凄いところに足を踏み入れたようなワクワク感、そして少しの不安や恐怖・・・今はそんな心境です。取り上げる遠野物語は空想のようで、どこか現代を生きる僕らに通じるものを感じます。日本人の魂に刻まれた真実が蘇ってくる感覚になります。
そして、仲村トオルさんをはじめ素晴らしい演者の皆さんの中でお芝居できることを幸せに思いますし、何が何でも食らいついていきます。
そんな奇ッ怪な世界を皆さんにも体感していただきたいと思います。

イベント情報

『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』

脚本・演出:前川知大
原作:柳田国男『遠野物語』(角川ソフィア文庫)
出演:
仲村トオル
瀬戸康史
山内圭哉
池谷のぶえ
安井順平
浜田信也
安藤輪子
石山蓮華
銀粉蝶

東京公演
2016年10月31日(月)~11月20日(日)
会場:東京都 三軒茶屋 世田谷パブリックシアター

新潟公演
2016年11月23日(水・祝)
会場:新潟県 りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場

兵庫公演
2016年11月26日(土)、11月27日(日)
会場:兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

岩手公演
2016年11月30日(水)
会場:岩手県 岩手県民会館 大ホール

仙台公演
2016年12月3日(土)、12月4日(日)
会場:宮城県 仙台 イズミティ21 小ホール

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