『昭和のスターとアイドル展』が日本橋三越で開催 約200点の資料で歌謡曲の歴史をふりかえる
昭和のスターとアイドル展 ~テレビからヒット曲が生まれた時代~
2016年5月3日(火・祝)~5月9日(月)にかけて、日本橋三越本店にて『昭和のスターとアイドル展 ~テレビからヒット曲が生まれた時代~』が開催される。
本展では、歌謡曲の歴史を彩ったシングル・レコードのジャケットに加え、当時のポスター・写真・ビデオ・パンフレット・原稿・楽譜・楽器・雑誌・衣装など約200点が展示されるもの。また会場では、それら歌謡曲が収録されたCDやDVD、アナログレコード、書籍、グッズなどが販売される。
今なお支持され続けている昭和の歌謡曲は、日本のポピュラー音楽の財産といえる。平成を迎えたいまも、人々のなかでスターの輝きは失われることなく記憶に残り、昭和の名曲はスタンダード・ナンバーとなって現在も生き続けている。西洋の音楽と日本文化が出会ったところから誕生した歌謡曲が、戦争の時代をはさんで大きく花が開いたのは、戦後の混乱が収まって平和が訪れた1950年代後半からのこと。その後、美空ひばりを筆頭にマスメディアから新しいスターやアイドルが登場することとなる。 本展では、そんな歌謡曲が生まれ、成長していった過程を数々の資料とともに振り返ることができる。
また、期間中は三越劇場にて小泉今日子、浜田真理子によるライブ「マイ・ラスト・ソング2016」や、ジェロ、西田あい、伊藤美裕らが出演する「歌謡NABEコンサート」が開催される。こちらも、展覧会とあわせて見逃せないものとなりそうだ。
【新館7階ギャラリー 展示概要】
1.ジャズ・エイジの夜明けとともに始まった歌謡曲
2.叙情性が新鮮だった古賀政男メロディー
3.音楽隊出身の服部良一、真骨頂はジャズとリズム
4.焼け跡に花が咲いた三木鶏郎と冗談音楽
5.踊って歌えるブギが流行、少女スター美空ひばりの誕生
6.アイドル第1号は三人娘「ひばり・チエミ・いづみ」
7.日本に定着したシャンソンやポップスの先駆者たち
8.日劇ウエスタンカーニバルで爆発したロカビリー革命
9.アメリカン・ポップスから生まれたティーン・アイドルたち
10.日本調で成功した青春歌謡の御三家
11.「上を向いて歩こう」が全米チャート1位の金字塔!
12.エレキ・ギターの普及と加山雄三ブーム
13.グループ・サウンズが遂げた革命と男性アイドルの登場
14.日本調の演歌、艶歌、援歌、怨歌の巻き返し
15.テレビから始まった七〇年代のアイドル歌謡曲(キャンディーズなど)
16.シンガー・ソングライターとバンドの時代
17.昭和のテレビドラマと歌謡曲~久世光彦の世界
18.誰も歌える曲があふれていたテレビの歌番組(『ザ・ベストテン』の美術セットの模型などの展示)
19.時代の証言者・小西良太郎が選んだ「昭和の歌100」
20.ミュージックソムリエ協会が選んだスタンダード1000曲
21.ヒットチャートから読み解く時代
期間:2016年5月3日(火・祝)~5月9日(月)
場所:日本橋三越本店
主催:NPO法人ミュージックソムリエ協会
■新館7階ギャラリー
「昭和のスターとアイドル展」展示会場/ギャラリートーク予定
■本館6階 三越劇場(有料)
1)「マイ・ラスト・ソング2016」~歌謡曲が街を照らした時代~
5月6日(金)・9日(月)18:30開場/19:00開演 出演:小泉今日子/浜田真理子
2)「歌謡NABEコンサート」
5月6日(金)14:00 出演:ジェロ、西田あい、伊藤美裕、徳永ゆうき,工藤あやの、 三小田朱里、津吹みゆ、最上川司、UNIONE(ユニオネ)、司会)三遊亭わん丈
■本館屋上 (無料)
5月3日(火・祝)①正午〜 ②午後2時〜 出演:リトルグリーモンスター
5月5日(木・祝)①正午〜 ②午後2時〜 出演:かもめ合唱団など
その他、「歌謡NABEライブ」を開催
※混雑が予想される場合は、各回、着席整理券を配布することがございます。
日本橋三越本店公式サイト:http://mitsukoshi.mistore.jp/store/nihombashi/index.html