現代アーティスト・森万里子がリオ五輪で新作発表 作品はオリンピック公式文化プログラムに認定

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2016.5.24
森万里子

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現代アーティスト、森万里子の新作『Ring: One with Nature(リング・自然とひとつに)』が、ブラジル・リオデジャネイロで開催される、第31回オリンピック競技大会、第15回パラリンピック競技大会の公式文化プログラムに認定されることが決定した。それに伴って、2016年5月24日(火)、駐日ブラジル大使館にて、森万里子による作品説明会が開催された。

オリンピックにおける文化プログラムとは、「スポーツと文化の祭典」であるオリンピックの基本原則にのっとって実施される、文化イベント事業のこと。

『Ring: One with Nature(リング・自然とひとつに)』は、ニューヨークの公益財団Faou Foundationが手掛ける壮大なプロジェクト。“自然と人間の融和”をコンセプトとして6つの大陸に設置されるサイトスペシフィックアートワークシリーズのなかのひとつで、2番目となる作品だ。ブラジル、リオデジャネイロ州マンガラチバ、ムリキにある 「the Véu da Noiva (花嫁のベール)」と呼ばれる、約58mの高さの滝の上にて発表され、恒久展示される。

説明会では、冒頭にアンドレ・コヘーア・ド・ラーゴ 駐日ブラジル大使からの挨拶が行われ、森万里子とブラジルの関係について解説された。森が2002年のサンパウロ・ビエンナーレへ出展したことや、2011年に開催した個展のリオデジャネイロの展覧会来場者数が、538,328名でその年の世界ランキング1位になるという大成功をおさめたことなどが語られた。さらに大使は、自然を崇敬する今回の作品は、ブラジルの豊な自然と融和しリオ五輪を象徴するアートワークになるだろうというメッセージを伝えた。

森万里子は、「オリンピックの五輪のマークは、すべての国家、すべての民族を象徴し、世界平和を願うシンボルです。今回の作品『Ring: One with Nature(リング・自然とひとつに)』は、象徴的な意味として、また、その存在として、人類と自然の調和のシンボルとなり、オリンピックの五輪にもうひとつの新しい輪を付け加えます。この作品「リング」は「Oneness」つまり自然とひとつになる和、そしてEternity(永遠性)とCompletenes(完全さ)を象徴しています」とコメントした。

8月5日(金)に開幕をむかえるオリンピックに先駆け、8月2日(火)には、リオデジャネイロに恒久展示となる作品の完成披露を予定しているほか、8月4日または5日には、森万里子の聖火リレー参加も決定している。

なお、『Ring: One with Nature(リング・自然とひとつに)』は、ブラジルのINEA州立環境研究所に寄贈されるとのこと。

 

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