ディアンジェロ単独公演を買い逃したアナタへ
やっぱサマソニ行こう!
フジロックが終わり、はたと気づいた頃にはD’ANGELO AND THE VANGUARDの単独公演がソールドアウトしてるじゃありませんか。完全に舐めてました、ディアンジェロ・ファンの熱量を…。というわけで、今年はお休みしようと思っていたサマソニに行こう、行かなきゃ、あの約15年ぶりの傑作『ブラック・メサイア』の奥行きのあるバンドサウンドは体感できないし! ヒップホップ以前と以降、サンプリングと生バンド、つまり今のブラックミュージックの最先端は今回のライブを見逃しちゃ語れない、いや語るつもりはなくても、あのアルバムにぶっ飛ばされた者としては、見逃したら恐らくこのあと10年後悔しそうなので。
で。サマソニにディアンジェロだけ見に行くという贅沢・選択肢もなくはないし、バラエティに富み過ぎラインナップにこんがらがるぐらいなら、狙いすましてマウンテンステージの大トリに直行!するのもアリはアリだ。でもちょっと待てよ?この多彩すぎる今年のサマソニ東京2日目の中に美しいストーリーを勝手に発見してしまったのです。ま、飽くまで個人の嗜好ですが、ディアンジェロ見るならこのアクトも見ておこう計画を立ててみました。
まず、昼一から幕張に到着する元気があれば(しかも会場内でもかなりオルタナティヴな雰囲気と位置ではある)ガーデン・ステージに、軽くチェンバーポップなんて概念を覆す脅威の楽団、ROTH BART BARONを目指してみるとします。
https://www.youtube.com/watch?v=Jeb2C2z1Z8I
氷河期#2(Monster)/ ROTH BART BARRON
そして同じくガーデン・ステージでの中納良恵のソロはいかがでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=uocuoM-67_E
濡れない雨/ 中納良恵
昨年リリースの2ndソロアルバム『窓景』には、他にも彼女ならではのオルタナティヴなセンス溢れる楽曲も多いので、インスピレーションを刺激する音楽が好きなディアンジェロ好きもきっと共振するんではないかと。しかも今回のバンド・メンバーは菅沼雄太(Ds)、伊賀航(Ba)、YOSSY(Key)、武嶋聡(T.Sax、Cl、Fl)、icchie(Tb、Tp)。EGO-WRAPPIN’でもおなじみの辣腕がよっちゃんのライブではどんな演奏を聴かせてくれるのか楽しみです。
その後はマリンスタジアムのスタンドでイマジン・ドラゴンズやファレルをさらっと見て、トップ・トレンドを確認してみるのも悪くない気もします。USの音楽の幅を実感できるのがサマソニ東京2日目の醍醐味でもあるわけなので。エネルギーを温存しつつ、いざ、ディアンジェロのいるマウンテン・ステージに向かうとしましょう。