May’n 復活の歌声は満面の笑顔と共に 感謝と喜びに満ち溢れた本気の3時間

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May’n Hall Tour 2016 SPRING OUT!! 2016.6.2(Thu) TOKYO DOME CITY HALL


満員のTOKYO DOME CITY HALLに降り立ったMay’nは、今まで見たMay’nの中で一番輝いていて、一番楽しそうだった。

何も作りこまない、舞台上にスクリーンもないシンプルなステージ、今から始まるのは至極まっとうなロックライヴ、いや、May’n流で言う所の“ライ部”なんだというのが開演前からわかる。

両側声帯ポリープで2015年のツアーを中止したMay’nの久々のホールツアー、念願の東京公演と言うことで会場は期待と興奮が渦巻いていた。定刻ジャストに「Welcome To FanClub`s Night –Styles ver」で降臨したMay’nは革ジャンを翻し「歌って!」と叫びながら「キミシニタモウコトナカレ」へ。既に喉も完治しているのは分かっているが、それでもその歌声の説得力は圧倒的。神に与えられたものだと痛感する。

 「今日平日だよぉ…?ごめんねぇ~!」満員の客席に申し訳なさそうに謝るMay’nに会場は笑いに包まれる、そう、今回のライ部は最初から最後まで、徹頭徹尾笑いに包まれたライ部だった。一曲歌う毎にMay’nは「楽しい!」を連発し、激しく踊りながら笑い続ける、マイクを通してあんなにアーティストの笑い声を聞いたのは初めてかも知れない。

 「ステージに立てているのは本当に幸せ」そう言ってアコースティックで歌いきった「カタツムリ」。緩急をつけながら疾走していくライヴの根底には歌えることへの感謝と、待っていてくれた部員(ファン)への愛で満ち溢れていた。

 「明日のためにパワーを取っておくのはもったいないってずっと思っていたの、喉を壊した時に、明日のために今日をガマンしないとならないの?って辛かった」と当時の心情を語ったMay’n。「でもその時のみんなの信じてるよ!って言葉に力をもらえたから今があります、その時に作った曲を歌います」

奏でられたのは自身が作詞作曲した『アクエリアンロゴス』挿入歌である「君との今日、わたしの声」。聞き入る部員とMay’nの心は繋がっている、そう感じられる瞬間だった。

タンバリンを使って部員との振り付けで共に踊った「告白」。「MOONWALKER」ではダンサーが登場、バンド紹介からパントマイムを取り入れたダンスを見せつけ、舞台上の大きな箱からMay’nが登場…かと思いきや、客席後方から衣装替えして登場、客席で歌い切る。

 「楽しすぎる!!でも、もっともっと楽しくしない?」

いたずらに微笑むMay’nから「get it on」、「ヤマイダレdarin’」、「ViViD」と次々にキラーチューンが放たれる。そしてその一つ一つを「楽しい!本当に楽しい!」と笑いながら叫ぶMay’n。

 

彼女はアーティストである、歌うことが仕事だ。果たして僕は自分の仕事をあんなに楽しそうに出来ているだろうか?そう自問自答するくらいにこの日のMay’nは楽しそうだった。職業に貴賎がないのと同じように、それぞれの仕事にはそれぞれの苦労や努力がある、それはMay’nだってそうだろう。

 でもこの日のライ部に参加して、May’nがあんなに楽しそうだったから、明日もおもいっきりやってみよう!という気持ちになった。本当に今を楽しみ、幸福を感じる人間には、周りをも幸せにする力がある。

何度彼女は「楽しい」と叫んだだろうか、何度彼女は「幸せだ」と微笑んだだろうか。

 シニカルに生きている方が気楽な都会のど真ん中にあって、May’nは感じた感謝をそのまま伝えてきてくれる、そしてそれに乗っかるように歌はテンションを上げ、会場はドライブしていく。

『マクロスF』の名曲「ダイアモンド クレバス」を歌った時は一転、熱い思いを内包して情感たっぷりに歌い上げる。以前インタビューで「自分の想いが増えていくことはあっても、シェリルが歌に込めた想いが減っていくことはない」と語ったMay’nだったが、この日の「ダイヤモンドクレバス」を聞いた時、May’nの背中をそっと押すシェリル・ノームが見えた気がした。銀河の歌姫が「もう大丈夫よ」と言っているような歌声。妄想なのはわかっていても胸が詰まる。

 

「Giant Step -May'n ver.-」、「Brain Diver」、「本当の声をあなたに預けたくて」を歌いきり、満を持して放たれた「ライオン」ではそれまで跳ねまわり踊り続けていた姿から一転、舞台中央に立ち目を見開き、この日最高のエネルギーで歌い上げる。「生きている」事を誇示するようなそのパワーがホールを圧倒していく。

 「デビューして11年めに入って、最初から応援してくれている人、マクロスFから応援してくれている人、最近私を知った人色々居ると思うけど、ここがMay’nの第二章の始まり、20周年の時には「俺は第二章を最初から見ていたんだぜ!?」って胸張って言える10年にするからね!」

アンコールでそう叫んだMay’nがラストに歌ったのは「ギラギラサマー」。皆で踊って歌って笑って汗をかいて、最高の3時間はあっという間だった。

 

 

「物凄い楽しんじゃった!」May’nはそう言ったが、誰より楽しんだのは僕達だ。

だって、大好きな人が心から幸せを感じ、笑っている姿を見て、嬉しくないわけがないじゃないか。 

名古屋でのFINALでは7月から放送のTVアニメ『タブー・タトゥー』のオープニング主題歌を担当すること、そして昨年に続き秋の学園祭ツアーを開催するという情報が再度アナウンス、更にスマートフォン向けRPG『円環のパンデミカ code-S-』主題歌を担当する事、そして2017年1月よりMay’n ASIA TOUR 2017『OVER∞EASY』の開催が新たに発表されたMay'n。たっぷりと休んだ彼女のパワーは今にも爆発しそうな勢いなのだろう。

早くまたライ部に行きたい、会場を出る前にそう思わせるMay’nの夏が、これから始まる。

 

レポート・文=加東岳史

セットリスト
May’n Hall Tour 2016 SPRING OUT!! 2016.6.2(Tsu) 
TOKYO DOME CITY HALL


01. Welcome To FanClub`s Night –Styles ver
02. キミシニタモウコトナカレ
03. ROCK YOUR BEATS
04. HEAT of the moment
05. 誰がために
06. ゼロ分のゼロ
07. イゾラド
08. シンジテミル
09. アオゾラ
10.  カタツムリ
11. 君との今日、わたしの声
12. 告白
13. MOONWALKER
14. get it on
15. ヤマイダレdarlin'
16. ViViD
17. ナンバーワン!
18. ダイヤモンド クレバス
19. Giant Step -May'n ver.-
20. Brain Diver
21. 本当の声をあなたに預けたくて
22. ライオン
23. 夜明けのロゴス
<ENCORE>
en1. Get Ready
en2. Fallin' in or Not
en.3 ギラギラサマー(^ω^)ノ

 

イベント情報
May’n ASIA TOUR 2017「OVER∞EASY」​

1月24日(火) 川崎 CLUB CITTA’
1月28日(土) 高松 オリーブホール
1月29日(日) 広島 CLUB QUATTORO
2月2日(木) 高崎 club FLEEZ
2月4日(土) 金沢 エイトホール
2月5日(日) 京都 FANJ KYOTO
2月9日(木) 福岡 DRUM LOGOS
2月11日(土) 熊本 B.9 V1
2月24日(金) 名古屋 ダイアモンドホール
2月26日(日) 浜松 窓枠
3月5日(日) 横浜 Bay Hall
3月20日(月) 大阪 なんばHatch
3月26日(日) 柏 PLOOZA
3月30日(木) 仙台 RENSA
4月2日(日) 札幌 PENNY LANE24
4月8日(土) 東京 ZEPP TOKYO

※海外(上海、広州、台北、ソウル公演を予定等)の日程は後日発表予定


 

 

タイアップ情報

■スマートフォン向けRPG『円環のパンデミカ code-S-』主題歌

「運命の太陽」

vocal:May'n
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:Q-MHz、齋藤真也

■TVアニメ『タブー・タトゥー』(TV東京他にて2016年7月より放送開始予定)OP主題歌

「Belief」

作詞:空谷泉身
作曲:KENT / TOMOYA (SALTY DOG)
編曲:高橋浩一郎(onetrap)
CD発売日:2016年8月24日(水)発売
【CD+DVD】1,800円(税抜)
《DVD収録内容(予定):『Belief』ミュージックビデオ、オープニング映像、商品告知スポット》
【CD】1,200円(税抜)

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