『鷹の爪』吉田くんがあの“呪いのビデオ”を捜索？ 劇場版最新作『鷹の爪8 ～吉田くんの×(バッテン)ファイル～』特報映像
© 「鷹の爪8」製作委員会
アニメ『鷹の爪』シリーズの劇場版最新作『鷹の爪8 ～吉田くんの×(バッテン)ファイル～』特報映像と最新ビジュアルが公開された。同作が8月20日（土）より先行公開、8月27日（土）より全国拡大公開となることも発表されている。
『鷹の爪』シリーズは、TOHOシネマズのマナームービーや映画、NHKほかのテレビ放送などで知られるアニメ。その劇場版最新作『鷹の爪8 ～吉田くんの×(バッテン)ファイル～』は、2006年のテレビ朝日系でのシリーズ放送から10周年を記念した作品だ。
約3年ぶりとなる劇場新作では、20世紀の島根県・吉田村を舞台に、小学生・吉田くんの活躍を描くという。秘密基地で遊んでいた吉田くんと仲間たちのもとに、未来から世界連邦捜査局・X（エックス）捜査課のモレルダー＆ナスカリー捜査官がタイムトラベルしてくる。吉田くんはモレルダー＆ナスカリーは、未来で怪事件を発生させているという「呪いのビデオ」の捜索を始めるが、UMA（未確認生物）、オーパーツ、超常現象など、思わず立ち止まらずにはいられない摩訶不思議な出来事が次々に遭遇。 果たして吉田くんたちは寄り道せずに謎を解き明かすことができるのか？ ……という、2016年にアメリカで新シリーズが復活した某SF海外ドラマと、公開中の某Jホラーをマッシュアップしたような、鷹の爪らしい（？）あざとい設定となっている。
公開されたビジュアルでは、主人公・吉田くん（少年時代）が洞窟で仁王立ちする姿がメインに。背景にはモアイやツタンカーメン、ドクロ、河童やUMAらしきものがうごめき、「あなたは必ず脱力する」との『鷹の爪』らしいキャッチコピーも。特報予告では、井戸から出現するおなじみのホラークイーンも登場。流行に敏感な『鷹の爪』らしい映像となっている。3年ぶりとなる劇場版で、吉田くんたちはどのような冒険を繰り広げるのか？ 公開に向け、監督・脚本・声の出演のFROGMANから熱意に満ちたコメントも到着している。
FROGMANコメント
かつて島根に訪れたギリシャ生まれの異邦人が、この地を『神々の国の首都』と呼んだ。彼は島根の人々の暮らしに、それを取り巻く山河に大気に、霊性を見い出し感化された。そして彼は生涯を日本研究にささげる決意を固め、自らを小泉八雲と名乗った。
島根には明らかに、人知を超えた何かがあると、島根での暮らしで私も感じていた。それはなにも、近現代になって語られたことではない。
古代から島根が、中央の権力者によって神聖視され、時に畏怖されていたのは事実だ。
日本神話の多くが、出雲神話から採話され、祟りを恐れた権力者が、たびたび島根に訪れその怒りを鎮めるべく祈りを捧げている。人と神、人と霊の繋がりを自分たちと同じ地平でとらえ、祀るその姿は、古代日本人の死生観、そして世界観を今に伝えるのだ。
吉田のバッテンファイルは、コメディの形式を借りつつも、かつて八雲が夢中になって書き留めた、この霊域の風土を私なりに翻訳し、改変、さらに無視して描いた。
この夏、特に楽しいことが無かったな。いや、楽しい事だらけだったという方も、ぜひご覧くださいチョンベレワッシャラバー！！
8月20日（土） 先行公開 8月27日（土） 全国拡大公開
『鷹の爪8 ～吉田くんの×ファイル～』
© 「鷹の爪8」製作委員会
監督・脚本・声の出演：FROGMAN
原案・まんが：FROGMAN・おおわき正義（『鷹の爪 吉田くんのX（バッテン）ファイル』小学館「月刊コロコロイチバン！」にて連載中）
© 「鷹の爪8」製作委員会
配給：DLE／プレシディオ
映画オフィシャルサイト：www.takanotsume.jp/xfile