忍者の年収200万円!?

 忍者の暮らしにスポットを当てた企画展「のぞいてみよう!忍者のくらし」が、伊賀市上野丸之内の伊賀流忍者博物館で開かれている。古文書や道具などから、現代にも通じる忍術を紹介している。【江戸時代の忍者の年収を記録した古文書=伊賀市上野丸之内で】 博物館の来場者のアンケートで、忍者の暮らしぶりについての疑問が多く寄せられたことから企画した。忍術兵法書「萬川集海」など江戸時代の古文書をはじめ、武器や道具など約40点を展示し、衣食住と「働く」「学ぶ」の5つの視点でまとめた。 江戸時代の忍者の年収について、古文書「伊賀付差出帳」にある記録を紹介。それによると、最も年収が高い忍者でも「切米30石、使用人10人」と、現在の年収で換算すると200万円程度。使用人の人件費もこの中から支払っていたことがわかる。 また、「萬川集海」で良い忍者にの条件について書かれた箇所を現代語訳し「上忍の条件10か条」としてパネルで展示。第6条には「いつもは人と争うことは嫌いで、穏やかなのに威厳がある」などと、「戦い」だけが強調されることが多い忍者のイメージとは違った視点を得ることが出来る。 館内には、夏休みの自由研究のヒントにしてもらおうと、展示内容について楽しく復習できるワークシートも用意している。 博物館の幸田知春さんは「忍術とは、争いをせずコミュニケーションを通じて出来るだけ多くの情報を集める技術でもある。人々が仲良く平和で暮らすための考え方としての忍術は、現代に生きる私たちにも参考になることが多い」と話している。 企画展は2016年3月1日まで。時間は午前9時から午後5時まで。入館料は大人756円、中学生以下432円。問い合わせは同博物館(0595・23・0311)へ。

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