A9 メンバー誕生日ライブで意外な楽曲のカバーも披露

動画
レポート
音楽
2016.7.6
A9

A9

画像を全て表示(4件)

6月24日と7月5日、新宿ReNYにてA9が『Saga&Show Birthday Feature Live「SS」』と題したライブを開催した。6月24日は沙我(B)の、7月5日は将(Vo)の誕生日ということで、各日それぞれ普段のライブとは異なるスペシャルな内容でオーディエンスを沸かせた。その熱狂の模様をオフィシャルレポートでお届けする。


6月24日は沙我(Ba)の誕生日ということで、宣言していた通り沙我のやりたい曲が披露された。登場SEはまさかのバースデーソングで冒頭からファンのテンションも最高潮に。沙我曰く「よくある誕生日サプライズなんてさせない!」ということで、細かい演出まで主役のリクエストに沿った内容で、沙我が自身の楽曲から選んだ楽曲は、「カルマ」、「ROSARIO」、「檸檬」、「4U」など、ここ最近ではかなり珍しいナンバーたち。合間にたくさんのMCを挟み、各楽曲に対する思いや作られた当時のエピソードを思いのままに語りつつ進んだ。

A9

A9

さらに、目玉となる沙我のお気に入りの邦楽、洋楽のカバーを披露。沙我が大きく影響を受けたL’Arc~en~CielやU2。さらにアンコール冒頭では斉藤和義の「歌うたいのバラッド」をヒロトのアコギで沙我が歌うというサプライズもあった。最後には、「今まで生きてた中で1番の日でした。本当にありがとうございます!」とオーディエンスに伝え、幕を閉じた。

A9

A9

7月5日は将(Vo)の誕生日ということで、将が考えるセットリストでライブを実施。普段は沙我がセレクトしている開場中のBGMもこの日は将がセレクトし、全体を演出していた。エンヤが流れる中続々とファンが入場し会場は満員に。そして1曲目はなんとL’Arc~en~Cielの「In the Air」。敬愛するバンドへのリスペクトを直球で表したオープンニングに。まさか一曲目からカバーがくるとは想像していなかったファンはこのサプライズに大きな歓声を上げた。3曲目では自身が作曲した「SHADOWPLAY」を披露し、会場中を彼が描く世界に一気に引き込む。続いて「KID」、「メビウス」と自身の楽曲の中でも新しいナンバーが続く中、次のカバー曲、LUNA SEAの「RAIN」を披露。将だけでなく楽器隊もバンドキッズの頃からずっと聴いてきたのだろう、完璧な演奏と歌唱にファンは酔いしれた。

その後披露した3曲目のカバー曲、9曲目Arctic Monkeysの「Brianstorm」では、直前のMCで「素直に音にのってください」と伝え、曲中で将が歌う中、沙我が演奏そっちのけで手を上げ、体を揺らしファンを優しくエスコートする一面も。そして本編ラストの「Daybreak」で、A9としての新たな夜明け、未来を改めて示した。アンコール1曲目はアコギを背負った沙我と2人だけでステージにたち、ONE OK ROCKの「Wherever you are」をしっとりと唄い上げ、観客を魅了した。最後はライブの定番曲「RAINBOWS」。恒例の“Aジャンプ”で会場を揺らし、盛り上がりは最高潮。『SS』両公演のグランドフィナーレを飾った。

A9

A9

今回の2公演でしか聴けないカバー曲に加え、先日行われていたツアーで聴くことができなかったレアなA9の曲も演奏され、オーディエンスにとっては大満足の2日間のライブとなったようだ。終演後にアップされたセットリストを見て、SNS上では来場する事が出来なかったファンが「うらやましい!」という多くの声が寄せられていた。

A9はこれから8月1日の『V-NATION』をはじめとしたイベントへの出演も決定している。さらに8月28日には新木場コーストにて12周年記念ライブの開催も決定しており、この日は普段のツアーではなかなか聴くことができない2004-2005年に発表された楽曲が披露される。

ライブ毎にオーディエンスを飽きさせることなく進化していく彼らのライブは一度たりとも目が離せないようだ。


 
ライブ情報
A9 XII ANNIVERSARY LIVE"NO NAME"-名前は未だ無い-
2016年8月28日(日)新木場STUDIO COAST
[OPEN/START]16:45/17:30
一般発売:7月23日(土)

 

 

シェア / 保存先を選択