ウルフルズ、20年目の「バンザイ~好きでよかった~」を16,000人と大合唱!ダンサーあり、花火ありのド派手な3時間超えライブ

レポート
音楽
2016.8.28
『クリアアサヒPresents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!2016ヤッサ!20年目のバンザイ〜やっててよかった〜』 撮影=渡邉一生

『クリアアサヒPresents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!2016ヤッサ!20年目のバンザイ〜やっててよかった〜』 撮影=渡邉一生

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ウルフルズが、8月27日に大阪・万博公園もみじ川芝生広場でイベント『クリアアサヒPresents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!2016ヤッサ!20年目のバンザイ〜やっててよかった〜』を開催した。

同イベントは、ヒットシングル「バンザイ〜好きでよかった〜」の発売から今年で20周年を迎えることから名付けられた。当日は約1万6千人のファンが会場に集まった。ステージ中央には、「バンザイ〜好きでよかった〜」ジャケット写真のモチーフになった巨大なロケットが。ステージの両脇に設置されたビジョンにリリース当時のアーティスト写真が映し出され、「バンザイ〜好きでよかった〜」のイントロが流れると、メンバーが颯爽と登場。そのままステージを飛び出し、会場を練り歩きながら‟バンザイ餅”を配るユニークなパフォーマンスでファンを喜ばせた。

メンバーがメインステージに戻ると、いよいよバンザイ〜好きでよかった〜」の演奏と共にライブがスタート。1万6千人の手拍子でウルフルズを歓迎する中、トータス松本が「大阪―!!!!!」というシャウトで客席を煽り、会場を盛り上げた。

 

『クリアアサヒPresents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!2016ヤッサ!20年目のバンザイ〜やっててよかった〜』 撮影=渡邉一生

『クリアアサヒPresents OSAKAウルフルカーニバル ウルフルズがやって来る!2016ヤッサ!20年目のバンザイ〜やっててよかった〜』 撮影=渡邉一生

 

その後、「あーだこーだそーだ!」 「ツギハギブギウギ」を続けて披露すると、最初のMCでは「今年も沢山来てくれてありがとう!曇りの予定やったんやけど、太陽がめっちゃ出てて暑い……(笑)。 最後までよろしく」とトータスが意気込みを語り、総勢42名の水着姿のダンサーとともに、カンカン照りの会場にぴったりな夏ソング「SUN SUN SUN ‘95」を披露した。

そして続くのは、トータスのアコースティックギターから始まる「愛すれば」(最新アルバム『ボンツビワイワイ』より)。この楽曲を演出するかのように風が吹き、会場は日が差し込む心地よい空間となった。MCでトータスは「今年のヤッサは『バンザイ~好きでよかった~』のリリースから20年ということで、それをテーマに考えました。そして、ウルフルズは来年で結成25周年を迎えます!!本当に色々な出会いがありました」と語った。

その後「明日があるさ」、そして、現在、大泉洋が歌唱し話題のリクルートナビのCMソング「笑えれば」を続けて披露。「とにかく笑えれば~♪」と会場全体が一体となって歌う。

1万6千人の会場の観客は、この大阪万博記念公園の開放的な雰囲気の中、ウルフルズの音楽を心から楽しんでいる様子。特にシートを敷いてゆっくりとライブを堪能することができるピクニックエリアは、夏の最後の思い出を作る人々で溢れかえっていた。また、家族連れも多く見られ、あらためてウルフルズがみんなを笑顔にできるバンドであることを感じさせた。

一度、メンバーは退場し、転換から次のステージへ。再度、戻ってきたメンバーは大きな拍手で迎え入れられた。「Let’s Go Monday」では、やぐらや花道を使ったパフォーマンスで会場のオーディエンスを隅から隅まで楽しませていた。そして、やぐらの上でド派手なはっぴを着たトータスから発表が。「今から新曲やります!!ウルフルズらしい、ウルフルズのヤッサらしい曲を作りました!この曲はこの先、一生歌い続けていこうと思います!タイトルは『せやなせやせや人生は』!!」と宣言し、浴衣を着たダンサーが音頭を踊る演出のなか新曲を初披露した。トータスがタイトルを口にすると、会場からは拍手と笑いが起こった。「せやな、せやせや」という言葉は、トータスの口癖が由来で、最近のウルフルズのライブでは、おきまりのコール&レスポンスとなっている。トータスが「せやな!」と言うと、会場が「せやせや!」と返す、会場を一体にするフレーズなのだ。

その後は「大阪ストラット」「バカサバイバー」「ええねん」などアッパーな楽曲が続き、会場のテンションもあがる。「大阪ストラット」では、ウルフルケイスケが恒例の “六甲おろし”を披露し、大量のジェット風船が空に舞った。綺麗な光景である。すっかり陽も暮れたステージ上から、最後の曲となった「いい女」のイントロが鳴り響くと、客席からは大きな歓声が起こった。本編は計22曲で幕を下ろした。

会場のアンコールに応えてメンバーは再び登場。コール&レスポンスで会場の温度をさらに高め、その勢いのまま、「ガッツだぜ!!」に突入した。曲中ではステージ上に火花が大きく散り、アウトロでは、ステージ上空に大きな花火が舞い上がるド派手な「ガッツだぜ!!」となった。

「来年で結成25周年を迎えます。来年のヤッサに向けて一年張り切っていこうと思っています。よろしく!」とトータスが、結成25周年イヤーに向けての意気込みを述べると、「最後はね、もう1回バンザイを歌いたい。どうか聴いてください。」と語り、この日2回目となる「バンザイ〜好きでよかった〜」をパフォーマンス。オープニング1曲目の「バンザイ」とラストの「バンザイ」では、また違った雰囲気を味わうことができた。

最後にはイベント恒例の花火が打ちあがった、ウルフルズのメンバー、そして会場に集まった16,000人が一緒に花火を見上げながら、2016年のヤッサは幕を閉じた。

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