前田藤四郎と川上澄生の版画を紹介する『モダニズム版画の実験室』展
前田藤四郎『TORSEになりたや』1930(昭和5)年 リノカット 紙 大阪新美術館建設準備室蔵
展覧会『前田藤四郎と川上澄生―モダニズム版画の実験室』が10月1日から栃木・鹿沼市立川上澄生美術館にて開催される。
前田藤四郎は1904年に兵庫・伊丹で生まれた版画家。大阪を拠点に、広告印刷会社・青雲社や松坂屋でショーウインドウや商品広告の制作に携わった。1895年に横浜で生まれた川上澄生は、栃木県内で英語教師として勤務しながら、女性への憧れや都市風景をテーマにした版画を詩歌と共に発表した。
ほぼ同時代に生きた2人の作品を併置し、共通する色使いや主題を示す試みになるという『前田藤四郎と川上澄生―モダニズム版画の実験室』。会場では2人の版画作品に加え、当時の商業美術に関わる資料なども合わせた106点を公開する。また会期中には、解説講座や講演会といったイベントも予定されている。
イベント情報
『前田藤四郎と川上澄生―モダニズム版画の実験室』
2016年10月1日(土)~11月27日(日)
会場:栃木県 鹿沼市立川上澄生美術館
時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(ただし10月10日は開館)、祝日の翌日
料金:一般300円 大・高校生200円 小・中学生100円
※毎週土曜は小・中学生は無料
※毎月第3日曜は鹿沼市内の小・中学生及び同伴する大人は無料
※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料