新国立劇場が贈る舞台『フリック』より稽古場映像とキャストコメントが到着

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2016.10.5
 公式サイトより引用

公式サイトより引用

新国立劇場が2016/2017シーズンのオープニングに贈る『フリック』は、デジタル化の波に飲み込まれていくアメリカの寂れた映画館を舞台に、さまざまな悩みを抱える現代の若者たちが不器用ながらも必死に生きる姿を、リアルかつ切実に描いた作品だ。今春には、ロンドンのナショナル・シアターでも上演され、高い評価を得た秀作である。

上演に向けて、稽古場でのキャスト陣の奮闘の様子がコメントを交えてPVとして公開された。


さらに、PVには収録されなかった貴重なキャストコメントも到着。『フリック』の魅力を語ってくれた。

マキノノゾミ(演出)
演出していて極めて楽しいです。誰もが身に覚えのある若者の通過儀礼。どんな年代の人が観ても、ある“愛おしさ”を感じると思う。アメリカ、イギリスでも上演されていますが、日本版を世界で最も面白いバージョンにしたい!

 

木村 了
登場人物それぞれのバックボーンが、心の内側でぶつかりあう物語です。今まさにバイトをしている人、葛藤を抱えながら仕事をしている人にぜひ観てほしい。ものすごい共感を得られる作品だと思います。

 

ソニン
とてもこだわって翻訳された台本は、その空気感をいかに表現するかが、難しくもあり楽しいところでもあります。「あっ、わかる!」と思える不器用な登場人物たちも見どころです。演劇的な大仰さがないから、映画好きな人にも入り込みやすいと思います!

 

菅原永二
コミュニケーションのずれ、微妙な間。言いたいことを言えない繊細な若者たちの葛藤に、胸がキュンとします。膨大な台詞量に追われていますが……(笑)

 

あらすじ
マサチューセッツ州ウースター郡の古びた映画館。いつか映写係になることを夢見て働くサムと、映画狂のエイヴリーは、まだ35mmフィルムで映画を映写しているこの映画館だからこそ働きたい、とようやく働き口を見つけたにも関わらず、時代の波はデジタル化に向かい、フィルム映写機からデジタル映写機に移行するという話が持ち上がる。どうせ自分は下流階級に属しているからと卑屈になりながらも、与えられた仕事をそれなりに、けれど懸命にこなす従業員たちだったが……。

 

公演情報
フリック

 日時:10月13日(木)~10月30日(日)
 会場:新国立劇場 小劇場 (東京都)

 作:アニー・ベイカー 
 翻訳:平川大作 
 演出:マキノノゾミ
 出演者:木村了、ソニン、村岡哲至、菅原永二 
 ※やむを得ぬ事情により内容に変更が生じる場合がございますが、出演者変更などのために払い戻しはいたしませんのであらかじめご了承願います。

 公式サイト:http://www.nntt.jac.go.jp/play/performance/151225_007977.html


 

 

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