のん主演、片渕須直監督『この世界の片隅に』にさらなる拡がり 動員数22万人&興行収入3億円を突破、全国映画動員ランキングは6位に浮上

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2016.11.28
 (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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公開中のアニメーション映画『この世界の片隅に』が、公開3週目を終え、動員数22万人・興行収入3億円を突破。 全国映画動員ランキングでは6位につけたことが興行通信社の調べでわかった。

映画『この世界の片隅に』は、こうの史代原作の同名漫画を原作に、アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が6年の歳月をかけて映像化したアニメーション映画。第二次世界大戦中の広島・呉を舞台に、戦況が悪化していく世の中で大切なものを失いながらも、日々を前向きに生きる女性・すずの姿を綿密な時代考証をもとに描く。主人公・すずをアニメ声優として初主演を果たす女優のんが演じるほか、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔ら多くの才能が同作のために集結。音楽をシンガーソングライター・コトリンゴが担当している。

『この世界の片隅に』は11月12日(土)に初日をむかえ、初週末の興行成績は4,704万2,090円、動員は3万2,032名を記録。この時点で63館上映で、全国映画動員ランキングで10位にランクインする好調な滑り出しを見せた。2週目の、11月19日(土)、20日(日)の週末興行成績は5,679万8,980円、動員は3万9,638名で、公開館数も増えて68館に。累計動員数は11万7,332名、累計興収は1億6,289万9,760円に達した。

今回興行通信社が発表した『この世界の片隅に』の3週目、11月26日(土)、27日(日)の週末興行成績は6,494万9,160円、動員は4万4,048名。公開館数は初週から14館増えた82館での上映となり、前週比114%の興収となった。さらに、全国映画動員ランキングでは、10位から6位へとランクアップを果たしている。現在、『この世界の片隅に』の累計動員数は22万0,058名、累計興収は3億590万1,360円と、右肩上がりに勢いを増している。なお、3週目は、学生・女性・シニアの動員がさらに増え、老若男女幅広い層が劇場を訪れているという。

 

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

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また、11月23日の日経新聞朝刊、11月25日の東京新聞、11日28日の日経MJ新聞などで同作のヒット分析記事や、11月25日の朝日新聞夕刊での主演のんインタビューの掲載、11月26日のTBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』での宇多丸の「5,000億点!」との絶賛など、メディアでの紹介もさらに増えてきているようだ。

片渕監督は、各地からの舞台挨拶のオファーを受け、今後11月30日に東京・テアトル新宿で、12月4日に滋賀・イオンシネマ近江八幡と京都・イオンシネマ京都桂川などを訪ねる予定。片渕監督のこれまでの舞台挨拶はのべ30回以上におよび、年を越えて2017年1月まで各地に足を運ぶという。

映画『この世界の片隅に』 は公開中。
 

作品情報

映画『この世界の片隅に』
 


声の出演:のん 細谷佳正 稲葉菜月 尾身美詞 小野大輔 潘めぐみ 岩井七世 / 澁谷天外
監督・脚本:片渕須直
原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社刊)
企画:丸山正雄 監督補・画面構成:浦谷千恵 キャラクターデザイン・作画監督:松原秀典
音楽:コトリンゴ
プロデューサー:真木太郎 製作統括:GENCO アニメーション制作:MAPPA
配給:東京テアトル

【ストーリー】
すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19(1944)年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していく中で、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。 だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、何度もの空襲に襲われる。庭先から毎日眺めていた軍艦たちが炎を上げ、市街が灰燼に帰してゆく。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20(1945)年の夏がやってきた。

(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会

公式サイト:konosekai.jp
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