4万人集結!VAMPS、ビーチを熱狂させた夏恒例「BEAST PARTY」

VAMPS「BEAST PARTY」8月23日公演の様子。

VAMPS「BEAST PARTY」8月23日公演の様子。

8月22日と23日にVAMPSが千葉・幕張海浜公園内のBEACH STAGEにて野外ワンマンライブ「BEAST PARTY」を行い、計4万人の観客を動員した。この記事ではken(L'Arc-en-Ciel)がゲスト出演した2日目の模様を紹介する。

夏恒例のイベントとしてファンの間で親しまれている「BEAST PARTY」。今年は2年ぶりに海辺での開催となり、多くのファンが水着姿でライブを楽しんだ。太陽がゆっくりと傾き始めた17:30頃、客席エリア中央に屈強な男たちが担ぐ廃車に乗ってHYDE(Vo)とK.A.Z(G)が登場。2万人のオーディエンスは悲鳴のような歓声をあげて2人を歓迎した。Ju-ken(B)、JIN(Key)、Arimatsu(Dr)が待つステージにたどり着いた2人は、観客を煽るように1曲目に「REVOLUTION II」をプレイ。曲中には水柱が上がり、HYDEが散水用ホースで観客を濡らすなどパーティムードに拍車をかける。さらに「AHEAD」「ANGEL TRIP」といった疾走感のあるロックチューンや、ダンサブルな「TROUBLE」などがプレイされ開放的な空気が生み出された。

「天気いいなあ」と空を見上げたHYDEは「本当にストレスがないね」と口にすると、「SEASON'S CALL」でスケール感のあるサウンドを描き出す。そしてK.A.Zが焦らすようなギタープレイで観客の興奮を高めた「I GOTTA KICK START NOW」、HYDEが「全部出して、あとは俺に任せろ! 全力でいこうぜ」と満面の笑みで言い放って歌い出した「HELLO」を経て、Arimatsuのドラムソロに突入。彼はQueen「We Will Rock You」やVAMPSの楽曲のトラックに乗せて力強いドラミングを披露し、後半戦への期待を煽っていく。ドラムソロが終わったタイミングで、HYDEがゴムボートに乗り込み、観客の手を借りながら客席エリア内に作られたセンターステージに移動した。

「BEAST PARTY」では毎回アコースティックスタイルでカバー曲を披露しているVAMPS。今年は、HYDEとJINの2人による演奏でバラード調にアレンジしたJITTERIN'JINN「夏祭り」が届けられ、しっとりしたアンサンブルが海辺に艶のあるムードを生み出す。さらにK.A.Z、Ju-ken、Arimatsuの3人も合流し、パフォーマンスを繰り広げる。「僕な好きな人が好きだった曲を」というHYDEの紹介から披露された「evergreen」、Arimatsuの叩くカホンによって軽やかなアレンジに仕上がった「THE JOLLY ROGER」と続く。HYDEが小さな鐘を鳴らしながらゆったりと歌い上げた「MY FIRST LAST」では炎の演出も相まって幽玄な空気が会場を包み込んだ。なおこのブロックでは、メンバー1人ひとりが夏にまつわるトークを展開。それぞれ幼少時代の思い出を中心に語り観客を楽しませた。

再びメインステージに戻ったメンバーは、「ZERO」で後半戦の幕開けを飾る。火柱が豪快に上がる中で披露された「DEVIL SIDE」、HYDEが激しい歌声を轟かせた「EVIL」とハードチューンが連発される。一転してMCではK.A.Zが「いいパーティになってると思います。とても温かく迎えてもらってすごく感謝してます。悔いのないように騒いでいってください」と穏やかに語り、HYDEが「本当に夏ってこんなに楽しいんだなって。いい思い出作っていってね」としみじみと口にする。「MEMORIES」でセンチメンタルな空気が作られたのもつかの間、「ちょっとここで……」とHYDEが口にすると観客は興奮気味の声を上げる。歓声に導かれるようにステージに現れたのはゲストのken。彼は、挨拶がわりにHYDEの腰に抱きつきニヤリと笑うと、「LOVE ADDICT」のイントロを奏で観客の視線を釘付けにする。さらにランウェイにも繰り出し、K.A.Zとのツインギターでオーディエンスを興奮させる。

「今年もお中元持ってきたんですけど、ここは幕張ですよね? 幕張ってますかー?」とMCを始めた彼は、VAMPSメンバー1人ひとりにプレゼントを手渡す。Ju-ken、JIN、Arimatsuにはコンドームを、K.A.Zにはテント一式を、HYDEには「膜取ってください」と油膜クリーナーをプレゼント。ほかのメンバーは嬉々としてkenからのお中元を受け取っていたが、HYDEは1人苦笑いしていた。その後披露されたL'Arc-en-Ciel「HONEY」では、HYDEとkenがランウェイでパフォーマンス。HYDEはkenの肩に手を乗せ、強風を浴びながら情熱的な歌声を夜空に響かせた。kenを送り出したあとはラストナンバー「SEX BLOOD ROCK N' ROLL」へ。VAMPSは全身全霊のプレイを届け、オーディエンスは全力で暴れまくる。そして「次会うときまで首洗って待ってろ!」というHYDEの言葉で、ステージ後方から花火が上がり「BEAST PARTY」はフィナーレを迎えた。

なお「BEAST PARTY」の初日公演にはゲストとして清春が登場し、Motley Crue「LIVE WIRE」のカバーと、sads「SANDY」の2曲をセッション。さらに「呼ばれればいつでも」と述べ、今後の参加意欲も明かしてオーディエンスを喜ばせていた。

VAMPS「BEAST PARTY」
2015年8月23日 幕張海浜公園内BEACH STAGE セットリスト

01. REVOLUTION II
02. AHEAD
03. HUNTING
04. ANGEL TRIP
05. TROUBLE
06. SEASON'S CALL
07. I GOTTA KICK START NOW
08. HELLO
09. 夏祭り
10. evergreen
11. THE JOLLY ROGER
12. MY FIRST LAST
13. ZERO
14. DEVIL SIDE
15. EVIL
16. THE PAST
17. GET AWAY
18. MEMORIES
19. LOVE ADDICT
20. HONEY
22. SEX BLOOD ROCK N' ROLL

(写真撮影:岡田貴之、田中和子)

音楽ナタリー
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