Project Nyx 第16回公演『時代はサーカスの象にのって』間もなく開幕!

ProjectNyxのロックアンダーグラウンド爆裂シリーズ第二弾『時代はサーカスの象にのって』が、1月19日(木)~23日(月)、新宿FACEにて上演される。

本作は、1969年(昭和44年)天井桟敷第9回公演として初演。1984年(昭和59年)にはパルコスペースパート3にて、寺山修司追悼公演として上演された。

物語はベトナム戦争時代。8つのオムニバス的なシーンで展開され、それぞれのシーンに、アメリカへの憧憬と反発が込められ、アメリカを、世界を、寺山修司らしいアイロニーたっぷりに音楽劇として描いている。

SHAKALABBITS

SHAKALABBITS

ProjectNyx版では、ロックバンド・SHAKALABBITSを迎えた2014年の『新宿版・千一夜物語』が、学生運動時代の革命を信じる若者たちの物語であったことから、その第二弾として、ベトナム戦争に反対する若者たちの物語ともいえる本作に挑戦することになった。

そして今、アメリカがトランプ政権を迎えることになり、シリアの内戦が続く中、世界情勢としても、ベトナム戦争時代と同じ道をたどり始めているようなこの時代に、寺山修司が残した『時代はサーカスの象にのって』は、強い反戦のメッセージとして聞こえてくる。この作品を現在のこととして、平和へのメッセージを込めながら、エンターテインメントとして、楽しめる作品として上演される。

【あらすじ】
8つのオムニバス的なストーリーが、リングを舞台に交錯し、次第に融合してゆく。アメリカに憧れ、渡米を決意する日本人と、引きとめるゲイのアメリカンフットボール選手。はたまた、セックスシンボル、ジーン・ハロウの衣服と心を裸にする実験の末、詩を読む男が、吠えるように、観念としてのアメリカに呼びかける。「暴力教室」の学生たちは国際平和を議論しながら、美人女教師を囲み、Love & Peaceの真の意味を問う。ベトナムのすぐ近くで、傷覆った少女が、大人になり、アメリカのおじさんからもらった、飛べない鳩の詩を唄う。若者たちは、フットボールをしながら、それぞれの「幸福論」を物語る、そして残された革ジャンパーの男の孤独な叫びは演説となり、「祖国は、身を捨てるに値するか」と問う。
 
Project Nyx(プロジェクト・ニクス)
新宿梁山泊の水嶋カンナが06年に立ち上げた、不朽の名作から知られざる傑作まで、忘却の彼方に漂うイメージに息を吹き込み、現代のパフォーマンスとして蘇らせる実験演劇ユニット。さまざまなジャンルのアーティストが出逢うことにより、演劇という枠を超え、音楽、舞踊、アートが融合した新たなエンターテインメントの創造を志す。第1回公演「かもめ或いは寺山修司の少女論」では、映画のはねた映画館で、映像、朗読、人形、演劇の融合を試み、いままでにない不思議な舞台空間を生み出した。第4回公演『星の王子さま』(ザムザ阿佐ヶ谷)では、女性劇として蘭妖子、渚ようこ、中山ラビなどを迎え動員を伸ばし、第6回公演『星の王子さま』(再演・吉祥寺シアター)ではカルメン・マキの出演を実現、第7回公演『伯爵令嬢小鷹狩掬子 の七つの大罪』(ザ・スズナリ)では、寺島しのぶの主演で話題になり、飛躍的に観客動員を伸ばした。また、第8回公演『浅草版・くるみ割り人形』では、毬谷友子を主演に迎え、アンダーグラウンド版・宝塚として、女性だけによるスーパー・エンターテインメントを確立、第10回公演『上海異人娼館』では、吉田日出子の出演を実現し、伝説の歌声で、名曲「ウエルカム上海」を熱唱。第11回公演『宝島』(東京芸術劇場シアターウエスト)では、ピンク・レディーの未唯mieを主演に迎え、第12回公演『新宿版千一夜物語』では、カリスマバンド・シャカラビッツを迎えロックアンダーグラウンド爆裂シリーズを展開。
 
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宇野亞喜良(AKIRA UNO)
1934年生まれ。名古屋市立工芸高校図案科卒業。カルピス食品工業広告課、日本デザインセンター、スタジオイルフィル、スタジオReを経てフリーになる。マックスファクターの広告、寺山修司の天井桟敷の宣伝美術、舞台美術を手がける。56年日宣美展で特選、60年日宣美展会員賞、92年赤い鳥挿絵賞ほか受賞。82年講談社出版文化賞挿絵賞、99年紫綬褒章、10年旭日小綬章を受章。主な出版物は『ル・シネマ』(マガジンハウス)、「宇野亜喜良の世界」(立風書房)、絵本「あのこ」(理論社)、「王さまのねこ」(文化出版局)、「あかるい箱」(マガジンハウス)など。近年では、コクーン歌舞伎の宣伝画や、ダンス+音楽舞台『上海異人娼館』、『美女と野獣』の芸術監督、Tファクトリープロデュース『毛皮のマリー』の衣装・美粧、タカイズミプロジェクト『Over The Rainbow・・・?~アリス的不完全穴ぼこ墜落論~』、新宿梁山泊『宇田川心中』『ベンガルの虎』の美術・衣装など、舞台美術でも注目を集めている。2015年2月、新宿梁山泊「ジャガーの眼」美術において第22回読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。
 
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金守珍(SUJIN KIM)
蜷川スタジオを経て、唐十郎主宰「状況劇場」で役者として活躍。 蜷川と唐という「アングラ・小劇場」の代表とも言うべき演出家から直接に指導を受ける。その後、新宿梁山泊を創立。旗揚げより新宿梁山泊公演の演出を手掛ける。 テント空間、劇場空間を存分に使うダイナミックな演出力が認められている。97年にはオーストラリア国立演劇学校から「特別講師」として招かれ、世界に通用する演出家と評判を呼んだ。99年にはニューヨークで『少女都市からの呼び声』を公演。その後、コロンビア大学にて特別講師として、清水邦夫作『楽屋』を演出。89年『千年の孤独』で89テアトロ演劇賞受賞。93年『少女都市からの呼び声』で文化庁芸術祭賞受賞。98年『飛龍伝』で読売演劇大賞演出家賞受賞。また、演出以外にも、映画監督、外部公演への出演、NHKドラマ、CM出演等、幅広く活躍している。01年、映画『夜を賭けて』にて初監督。02年全国公開され、第57回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人監督賞/2002年度第43回日本映画監督協会新人賞を受賞。近年では、師匠と仰ぐ、蜷川幸雄の舞台『血は立ったまま眠っている』『下谷万年町物語』『盲導犬』に出演。2016年8月、蜷川幸雄追悼公演『ビニールの城』で、演出を担う。
 
水嶋カンナ(KANNA MIZUSHIMA) 
青年座研究所を卒業し、94年『青き美しきアジア』より新宿梁山泊に参加。唐十郎作品『ベンガルの虎』『ジャガーの眼』、『少女仮面』、『二都物語』で、主演をつとめる。また、映画『夜を賭けて』(金守珍監督)、ダンスコラボレーション舞台『上海異人娼館』、『美女と野獣』の制作を担った際に、宇野亜喜良氏と出会い、その世界観に魅せられ、06年に、Project Nyxを立ち上げ、代表、プロデューサーを務める。現在、Project Nyx主宰の他、新宿梁山泊にも参加し、テント女優としても活躍。

〈公演情報〉
 

Project Nyx 第16回公演『時代はサーカスの象にのって』
作◇寺山修司     
美術◇宇野亞喜良
構成◇水嶋カンナ   
演出◇金守珍(新宿梁山泊)
出演◇成田浬、森了蔵、林勇輔、広島光、神原弘之、染野弘考、申大樹、加藤亮介、水嶋カンナ、伊藤弘子(流山児事務所)、藤井由紀、サヘル・ローズ、佐藤梟、有栖川ソワレ、森永理科、日和佐美香、神谷沙奈美/金守珍、若松武史、大久保鷹
演奏・出演◇SHAKALABBITS(シャカラビッツ)
●1/19~23◎新宿FACE  
〈料金〉プレミアムリングサイドシート6000円 一般席前売/4500円・当日5000円 学生シート3000円(全席+ワンドリンク500円)(全席指定・税込)
※学生シートはProject Nyx取扱のみ。限定席、要学生証)
〈お問い合わせ〉Project Nyx  03-5799-7404  
〈公演HP〉 
http://www.project-nyx.com/home.htm
 
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