ワールドプレミアのレッドカーペットレポート! フエルサ ブルータ『Panasonic presents WA!-Wonder Japan Experience 』

レポート
舞台
2017.8.2
Perfume (C)Keiko Tanabe

Perfume (C)Keiko Tanabe


世界30カ国・60都市以上で、500万人以上の観客を魅了し、世界中を熱狂の渦に巻き込んだアルゼンチン発の体験型エンターテインメントフエルサ ブルータ『Panasonic presents WA!-Wonder Japan Experience 』が、8月1日(火)、品川プリンス・ステラボールで幕を開けた。ワールドプレミア(世界初演)となるこの日、会場にはアンバサダーを務める岸谷五朗大谷亮平松井愛莉の他、Perfumeの3人、神木隆之介佐藤健仲里依紗サンプラザ中野くん、モデルの稲沢智子、アーティストのAya Sato(AyaBambi)ら著名人が続々と姿を現し、レッドカーペットセレモニーに登壇した。その模様をレポートする。

エントランスから《WA!》

フエルサ ブルータ『Panasonic presents WA!-Wonder Japan Experience 』(以下、『WA!』)は、「和」をイメージしたフエルサ ブルータの最新作だ。LEDライトで彩られたエントランスは、煮えたぎる溶岩になったかと思えば、幾何学模様になったり、“獣力神社”の鳥居になり、床は神社の参道になったりする。そして来場したスターを迎える時は、このライトの道がレッドカーペットに早変わり。始まる前から「わ!」と驚く演出だ。

フエルサブルータ『WA!』会場 (C)Keiko Tanabe

フエルサブルータ『WA!』会場 (C)Keiko Tanabe

高揚感と緊張感のみなぎるプレスルームからレッドカーペットを見守る記者たちが、最初にざわついたのはAya Satoの登場シーン。

すべての登壇者は、まず手前側から奥へ、カメラに背を向ける形でつきあたりまで歩く。奥でターンをし、ゲートの位置まで戻ってきたところでカメラにポーズを決める。しかしAya Satoは、神社の参道の真ん中を避けて歩く時のように、レッドカーペットのぎりぎり端を歩きはじめた(←記者席が「大丈夫?」とざわついたのはここ)。つきあたりまでいくと、Aya Satoはゆったりと、舞踊でもはじまるかのような大きなモーションで振りむくと、今度はレッドカーペットの中央を戻ってきて、最後にポーズ。今度は「おおー」とため息が漏れ聞こえた。

Aya Sato  (C)Keiko Tanabe

Aya Sato (C)Keiko Tanabe

続いて松井愛莉、三吉彩花、八木アリサの3人がそろって登場。レッドカーペット登壇者らの控えブースで「きれい!」「きれいどころー!」という歓声(おそらくPerfume ?)があがり、プレスルームの空気も和む。八木は「立って見るパフォーマンスということで、初めてなのでわくわくします」、松井は「全力で楽しみたいと思っています!」、三吉は「レッドカーペットからまず驚かされました。この会場の中でどんなエンタテイメントが待っているんだろうと楽しみです」とコメントした。

三吉彩花、松井愛莉、八木アリサ (C)Keiko Tanabe

三吉彩花、松井愛莉、八木アリサ (C)Keiko Tanabe

稲沢朋子、大谷亮平、仲里依紗は「WA!」にちなんだ服装についてコメント。稲沢は、輪のアクセサリー。大谷は、和風の生地で仕立てられたジャケットとパンツ。袖が和服のように広がるブラウスに和のイメージの刺繍のスカートの仲は、ニューヨークでフエルサ ブルータを観たことがあるという。「新たに日本バージョンになると聞き、楽しみにしてきました。新感覚な、こんなステージ観たことないという大人も子供も楽しめる作品です!」とコメント。

稲沢朋子、大谷亮平、仲里依紗 (C)Keiko Tanabe

稲沢朋子、大谷亮平、仲里依紗 (C)Keiko Tanabe

やはりNYでフエルサ ブルータを観た経験がある平岡祐太は「外国の方が日本文化を扱う時には、新しいものが生まれる」と期待を滲ませると、小関裕太も「すごい情熱でつくられたものだと聞きいています」とコメント。

最近「WA!」というエピソードがあったか聞かれた佐藤健は、レストランで友だちと食事をしていたところ個室の扉が突然開き、神木隆之介が現れたというエピソードを披露。「出会ったもんね」との佐藤の問いかけに、神木は「出会った。で、ふつうに席にすわり、何事もなかったかのようにおごってもらいました」と笑顔。神木の白いTシャツは、フエルサ ブルータのオフィシャルグッズだ。

小関祐太、佐藤健、神木隆之介、平岡祐太  (C)Keiko Tanabe

小関祐太、佐藤健、神木隆之介、平岡祐太  (C)Keiko Tanabe

お揃いのファッションで登場したのはPerfumeの3人。のっちは「人気の公演で、すでに完成されたパフォーマンスのどこに和の要素が加わってくるのか」と、また、あ~ちゃんは「噂にいっぱい聞いていたこの公演を日本で観られることが本当にうれしい」とコメントした。NY公演を観たというかしゆかは「和をテーマにグレードアップしたと聞き、とても楽しみにしてきました」と注目ポイントを明かす。

Perfume (C)Keiko Tanabe

Perfume (C)Keiko Tanabe

レッドカーペットの最後を彩ったのは、チーフアンバサダーを務める岸谷五朗。安定感ある「WA!」のポーズを決めてみせ、プレスルームに笑いが起こった。NY公演を観た森雪之丞は「どこがどうWA!になっているのか」と語り、パッパラー河合と東根作寿英は「予備知識ゼロできた」「どんなものか楽しみ」と語った。

東根作寿英、森雪之丞、岸谷五朗、サンプラザ中野くん、パッパラー河合 (C)Keiko Tanabe

東根作寿英、森雪之丞、岸谷五朗、サンプラザ中野くん、パッパラー河合 (C)Keiko Tanabe

……レポート後半は、初回公演終了後の会見より岸谷五朗、サンプラザ中野、大谷亮平、松井愛莉のコメントを紹介する。

未体験の和!新しい『WA!』

戦国時代の陣中のような会場ではじまり、しぶきが飛び、紙吹雪が舞った熱狂のワールドプレミアが無事に終了。終演直後の岸谷五朗、サンプラザ中野、大谷亮平、松井愛莉が記者会見で感想を語った。

ブエノスアイレスでの稽古場からこの公演をずっと見守り続けていた岸谷は、もはや制作側の目線で次のようにコメント。「今は色んな気持ちです。初日の感動ももちろんですが、ひとつひとつが特殊なパフォーマンスなので、ひとつのブロックが成功するたびに、1つ1つ『ああ、よかった』『ああ、よかった』とホッとして……くたくたです。でも良かったです! 全部うまくいっていたので! 皆が待ちに待って、パフォーマーたちのエネルギーがバッ!と爆発したという印象を受けました」

フエルサブルータ『WA!』会場 (C)Keiko Tanabe

フエルサブルータ『WA!』会場 (C)Keiko Tanabe

さらに、演出家としての目線からも感想を求められると、「とり入れられるところがあれば、すぐにパクってやろうと思ったんです。(10年以上前にNY公演を観た時、それを参考に)地球ゴージャスの新宿コマ劇場での公演で、壁を走るパフォーマンスをパクったんですけれど(笑)。今回は、日本にはない舞台技術も多く、このセットもものすごいお金がかかっています。凄すぎて! もうパクれません!」と答え、笑いを誘った。

大谷は、今回初めてフエルサ ブルータを体験。観終えたばかりの興奮を次のように語った。「臨場感や一体感という言葉を聞いてはいましたが、思った以上でした。手を伸ばせばそこにいるという距離で観られるんです。上演中に僕の横をバっと走って行った人がいたんです。『なんだ?』と思ったら演者さんで、そのままパフォーマンスが始まったり」

2014年バージョンも観ていた松井は「率直にすごい楽しかったです」と切り出し「演者さんたちの熱量を感じて、表情も見えて。感激というか感動というか……、まだ心の整理がついていない状況です。でもすごい楽しかったです」と感想を語る。

サンプラザ中野くんは、「2014年の公演を赤坂で観た時はスタンディング・フロアでした。今回は2階VIP席から観させていただきまして、天井から降りてくるプールの女性たちがこうやってこうやって……というパフォーマンスをいつか絶対に上から観てみたい!と思っていたことが実現しました。上から観てみましてね……、なるほどなと。こちらみるのもいいもんだなと」とニンマリ。

会見では、フエルサ ブルータで披露される超人技にちなみ「超人的な能力がつくとしたらどんな力がほしい?」との質問があがった。「こういう話は愛莉がきちんと答えます」と岸谷からパスを受けた松井は、透明人間になりたいとコメント。「影を消して、みんなを……」と続ける松井を、「ちょっと待て! エッチな話になるぞ!」とサンプラザ中野くんが慌てて止めに入り、岸谷が「透明人間といえばそういう話ばかりですよ」と笑う一幕も。

最後は、チーフアンバサダーの岸谷が「日本だけでは創ることができないショーです。演出家ディキ・ジェイムズと、アルゼンチンのパフォーマンス集団『フエルサ ブルータ』チームと、日本がタッグを組んで作っています。海外に行かなければ観られなかったこのショーのすべてを、品川ステラボールに持ち込んで、創り上げています。ぜひ観ていただきたいと思います」と締めくくった。

初日の時点で開幕週のはすでに完売しているが、追加公演の発表もされている。最新情報をチェックして、品川ステラボールにぜひ足を運んでほしい。

関連記事:『誰と行く? 何を着ていく? 松井愛莉にきくフエルサ ブルータ「WA!」の楽しみ方』

フエルサブルータ『WA!』会場 (C)Keiko Tanabe

フエルサブルータ『WA!』会場 (C)Keiko Tanabe

取材・文=塚田史香

イベント情報
フエルサ ブルータ
「Panasonic presents WA!-Wonder Japan Experience 」


■日時:2017年8月1日(火)から9月30日(土)

会場:品川プリンスホテル ステラボール 〒108-8611 東京都港区高輪4-10-30
料金:
前売り1Fスタンディング ¥7,600 /前売り2F指定席 ¥10,800(税込)
前売り2F VIP席(ミニモエ、 プログラム、 オリジナルグッズ付き)¥15,000
*モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル ミニ モエ(200ml)1本、 公演プログラム、 オリジナルグッズ付き
*20歳未満の方には「モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル ミニ モエ」の代わりにソフトドリンクを提供いたします。 飲料変更に伴う差額の返金はございませんので予めご了承ください。 
*オープニング演目後は1Fスタンディングにもご移動いただけます。 
当日1Fスタンディング ¥8,700(税込)/当日2F指定席 ¥12,000(税込)


オフィシャルサイト: http://www.FBW.jp  【フエルサ】で検索
Instagram:@fb_tokyo
Twitter:@FB_Tokyo  Facebook: http://facebook.com/fuerzabrutaJPN 
YouTube: http://www.youtube.com/fuerzabrutaJPN 

主催:WA!日本公演製作委員会[アミューズ/キョードー東京/フジテレビジョン/イープラス/ぴあ/ローソン/パナソニック/TBSラジオ]
特別協賛/テクニカル・パートナー:パナソニック株式会社
協賛:モエ・エ・シャンドン/伊藤園 /クラシエホームプロダクツ
助成:公益大団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京
協力:品川プリンスホテル/宮本卯之助商店/タイムズ24
後援:アルゼンチン大使館 企画制作:アミューズ 招聘:キョードー東京
*本公演は、 東京文化プログラム助成を受けています

問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799 

一般発売中

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