"ゴミ"を通じて自由を見出す 現代美術家・柴田裕輔の個展『続・公共と自由』が1月28日より開催
『公共と自由』2016年
柴田祐輔 個展『続・公共と自由』が、1月28日(土)~2月26日(日)にかけて、WAITINGROOM(東京)にて開催される。
柴田祐輔は、人やモノ・出来事を通して虚実性をみつめなおす現代美術作家。本展は、2016年夏に吉祥寺のArt Center Ongoingで開催された個展『公共と自由』に続く展覧会として実施される。
柴田は、社会を生きる上で私たちが共有している<公共空間>と、その路上で自然な振る舞いを見せる<ゴミ>を取り巻くカオスに着目。一見、混沌のように見えるインスタレーションの中で、ゴミによって公共空間が開放されていく一瞬が切り取られた写真は、世界を解釈し直す突破口として立ち現れる。
柴田の個展は、WAITINGROOMでは3年ぶり2度目の開催となる。本展にあたって柴田は下記のようにコメントを発表している。
「Art Center Ongoingでの個展『公共と自由』での試みとは、予測不能な虚実混在するカオスである、ありのままの世界の再演でもあり、そこに立ち上がる風景の可能性を模索することにあった。それはある意味、知らずのうちに奪われた風景を開放し、そこに自由を見出す事でもあっただろう。
コインパーキングに放置されたカップラーメンの空の容器は風景に対する可能性そのもののように思えたし、三菱東京UFJ銀行の目の前に腰掛け、焼きそばのカップ麺を頬張る学生には風景に対する挑戦を見ているようでパンクを感じた。手掛かりとなるのは路上で自然な振る舞いを見せるゴミの存在に対して、ゴミの以前の姿である商品や製品が路上で見せる佇まいの違和感やゴミでも商品でもない、その2つの領域を行き来する袋から出されたばかりのメロンパン。丁寧に風景とのやりとりを繰り返し、能動的にゴミと風景に関わって行くことで、息苦しい風景に風穴を開けようとしていたのかもしれない。(柴田祐輔)」
コインパーキングに放置されたカップラーメンの空の容器は風景に対する可能性そのもののように思えたし、三菱東京UFJ銀行の目の前に腰掛け、焼きそばのカップ麺を頬張る学生には風景に対する挑戦を見ているようでパンクを感じた。手掛かりとなるのは路上で自然な振る舞いを見せるゴミの存在に対して、ゴミの以前の姿である商品や製品が路上で見せる佇まいの違和感やゴミでも商品でもない、その2つの領域を行き来する袋から出されたばかりのメロンパン。丁寧に風景とのやりとりを繰り返し、能動的にゴミと風景に関わって行くことで、息苦しい風景に風穴を開けようとしていたのかもしれない。(柴田祐輔)」
イベント情報
柴田祐輔 個展『続・公共と自由』
会 期:2017年1月28日(土)~2月26日(日)
・会期中は、月曜 17~23時、木・金・土 12~19時、日 12~18時のオープンとなります。(定休日:火水祝)
・本展のオープニングレセプションを、初日の1月28日(土)18~21時に開催します。作家も在廊いたします。
・なお、初日も通常通り12時からオープンいたします。
会 場:WAITINGROOM(東京都渋谷区恵比寿西2-8-11 渋谷百貨ビル4B)
※同展覧会は、東京都写真美術館で開催される『恵比寿映像祭2017』(2月10日~26日)の地域連携プログラムに参加しています。
会 期:2017年1月28日(土)~2月26日(日)
・会期中は、月曜 17~23時、木・金・土 12~19時、日 12~18時のオープンとなります。(定休日:火水祝)
・本展のオープニングレセプションを、初日の1月28日(土)18~21時に開催します。作家も在廊いたします。
・なお、初日も通常通り12時からオープンいたします。
会 場:WAITINGROOM(東京都渋谷区恵比寿西2-8-11 渋谷百貨ビル4B)
※同展覧会は、東京都写真美術館で開催される『恵比寿映像祭2017』(2月10日~26日)の地域連携プログラムに参加しています。