ブス会*のペヤンヌマキと安藤玉恵、同い年の二人が節目の年にタッグを組む新シリーズ始動
ペヤンヌマキ、安藤玉恵
演劇ユニットブス会*主宰で劇作家・演出家、テレビの映像ディレクター・脚本家、さらにはAV監督としても活躍するぺヤンヌマキが、テレビ、映画、舞台などで大活躍の女優・安藤玉恵とタッグを組む新シリーズが始動する。二人は同い年で、現在ちょうど40歳。その記念に立ち上げた今回の企画は、ペヤンヌマキ(ペヤンヌ)×安藤玉恵(あんたま) 生誕40周年記念*ブス会と銘打ち今年(2017年)12月に、こまばアゴラ劇場で公演を打つことが発表された。現時点での仮タイトルは『男女逆転版・痴人の愛』。公演詳細は今後随時発表されてゆく。
“ペヤンヌ”と“あんたま”(いずれも、なんとなく食欲が湧いてくる名だ)は、二人が早稲田大学在学中から劇団「ポツドール」の盟友だった。30歳のときに意気投合し作ったのがペヤンヌの舞台処女作『女のみち』(これがブス会*につながっていった)。そして、その10年後に、今回の新シリーズ始動なわけだが、二人が節目の年(40歳、50歳、60歳、70歳、80歳…)に上演する企画とのことで、次回は10年後、そしてあと何回観られるかも定かではない。しかし、このシリーズをより多く観ることを生き甲斐にして人生、長寿に励むのもまた一興であろう。
ブス会*主宰 ペヤンヌマキ コメント
同い年の女優安藤玉恵さんと40歳の記念にと温めていた企画です。ちょうど10年前の30歳の時に、安藤さんと何か一緒にやりたいねと意気投合し作り上げた『女のみち』という舞台が私の初めての脚本・演出作品で、それを機に私はブス会を立ち上げることができました。なので、節目の年に2人で舞台をやるシリーズにしたいと思ってます。その時々に感じていることを描いていったら年齢による変化も面白いと思います。50歳、60歳、70歳、80歳……さて何歳までできるかお楽しみに!
ブス会*とは
2010年、ぺヤンヌマキが、舞台作品を上演する為に立ち上げたユニット。ぺヤンヌマキとその友人たちが、女だけで集って愚痴や自慢をぶちまけまくる飲み会を「ブス会」と呼んでいたことに端を発する。劇団員を持たず、ぺヤンヌマキが毎回好きなメンバーを集めて作品を上演。女の実態をじわじわと炙り出す作風で、回を追うごとに話題を呼ぶ。立ち上げ当初は、出演者は全員女で女同士の関係における醜くも可笑しい“ブス”な実態を群像劇として描くのが特徴だったが、近年は男も登場させ、様々なアプローチで“女”を描いている。
ブス会*過去公演
・第1回ブス会*『女の罪』 2010年7月29日〜8月10日 リトルモア地下
・第2回ブス会*『淑女』 2011年4月17日〜5月3日 リトルモア地下
・第3回ブス会*『女のみち2012』 2012年10月11日〜14日 下北沢ザ・スズナリ
・第4回ブス会*『男たらし』 2014年1月29日〜2月4日 下北沢ザ・スズナリ
・第5回ブス会*『女のみち2012 再演』 2015年5月22日~31日東京芸術劇場シアターイースト
・第6回ブス会*『お母さんが一緒』2015年11月19日〜30日 下北沢ザ・スズナリ
ぺヤンヌマキ プロフィール
1976年生まれ、長崎県出身。ブス会*主宰/脚本・演出家。早稲田大学在学中、劇団「ポツドール」の旗揚げに参加。2004年よりぺヤングマキ名義でフリーのAV監督として活動する傍ら、劇団ポツドール番外公演‘女’シリーズとして、2006年に「女のみち」、2007年に「女の果て」を上演。(脚本・演出)。2010年、演劇ユニット「ブス会*」を旗揚げ。以降全ての作品の脚本・演出を担当。
第4回ブス会*『男たらし』、第6回ブス会*『お母さんが一緒』が二年連続で岸田國士戯曲賞最終候補作品にノミネートされる。
近年はフリーの映像ディレクター・脚本家としてテレビドラマなども手がける。BSジャパン「メンズ温泉」(演出)、テレビ東京「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」(演出)、NHK総合「祝女シーズン3」(脚本)、フジテレビ「リテイク 時をかける想い」(脚本)。週刊SPA!やウェブ媒体などでコラム連載中。著書に、半自伝的エッセイ『たたかえ!ブス魂~コンプレックスとかエロとか三十路とか』(KKベストセラーズ)、『女の数だけ武器がある。たたかえ!ブス魂』(幻冬舎文庫)がある。
生誕40周年記念*ブス会
『男女逆転版・痴人の愛(仮)』
■日程:2017年12月8日(金)〜19日(火)
■会場:こまばアゴラ劇場
■脚本・演出 ぺヤンヌマキ
■出演:安藤玉恵 ほか
■公式サイト:http://busukai.com
■問合せ: info@busukai.com