バレエ「たのしいムーミン一家」スノークのおじょうさんが可憐なパフォーマンス
手を取り合う小守麻衣扮するスノークのおじょうさんと、ユッカ・シウコサーリ駐日フィンランド大使。
本日2月27日に都内で開催された「フィンランド独立 100周年記念メディアイベント」に、フィンランド国立バレエ団の小守麻衣が登場した。
4月22日から25日まで東京・Bunkamura オーチャードホールにて上演される、フィンランド国立バレエ団「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」「北欧バレエ・ガラ」に出演する小守は、自身が演じるスノークのおじょうさんの扮装で登場。小守扮するスノークのおじょうさんが軽やかに舞ってみせると、その可憐な姿に会場からは拍手と歓声が沸き起こる。さらに会見では小守によるパフォーマンスのほか、フィンランド国立バレエ団の稽古映像なども公開された。
「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」は、今回の日本公演が世界初演となるバレエとムーミンのコラボ第2弾。2015年に上演された1作目「ムーミン谷の彗星」では、トウシューズでつま先立ちするムーミンや軽快に踊るミイやスニフの姿が話題を呼んだ。本作を上演するのは、ケネス・グレーヴ率いるフィンランド国立バレエ団。21カ国以上のダンサーが在籍しており、スノークのおじょうさんを演じる小守や松根花子といった日本人ダンサーも参加している。また併演の「北欧バレエ・ガラ」には、古典バレエから現代バレエまで幅広い演目がラインナップ。こちらも併せて堪能しよう。
小守麻衣コメント
来日公演で踊るスノークのおじょうさんは、特殊な衣装でトウシューズを履いて踊ります。限られた条件のなかでバレエのステップを見せることは、私たちダンサーにとっても大挑戦ですが、このような作品はなかなかご覧いただけないと思いますので、ぜひご注目ください。スノークのおじょうさんを演じるにあたっては、いかなるときも動きの隅々まで、キャラクターの個性である愛らしさを忘れずに表現することを何よりも心がけています。
フィンランドに住んで17年目となりますが、私にとってのフィンランドは、心休まる、そして自分が自分でいられる国です。フィンランド国立バレエ団もダンサーからスタッフまで、みながファミリーのような温かさにあふれています。エネルギーにあふれ、たくさんの刺激を与えてくれる芸術監督・ケネス・グレーヴのもと、みなで一つの舞台を作り上げるときに、その団結力が生かされ、大きな魅力を生み出すことのできるカンパニーだと思います。念願の日本公演、ぜひ多くの方にフィンランド国立バレエ団を体感していただきたいと思います。
フィンランド国立バレエ団 バレエ「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」「北欧バレエ・ガラ」
2017年4月22日(土)~25日(火)
東京都 Bunkamura オーチャードホール
バレエ「たのしいムーミン一家 ~ムーミンと魔法使いの帽子~」
振付:ケネス・グレーヴ
音楽:トゥオマス・カンテリネン
出演:フィンランド国立バレエ団
「北欧バレエ・ガラ」
出演:フィンランド国立バレエ団
「白鳥の湖」第3幕より“オディールと王子のパ・ド・ドゥ”“スペインの踊り” “ハンガリーの踊り” “ロシアの踊り”
振付:ケネス・グレーヴ(レフ・イワノフ/マリウス・プティパ版に基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
「レンミンカイネン組曲」より“トゥオネラの白鳥”
振付:イムレ・エック
音楽:ジャン・シベリウス
「シェヘラザード」よりグラン・パ・ド・ドゥ
振付:ケネス・グレーヴ
音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
バレエ「悲愴」より
振付:ヨルマ・ウオティネン
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
「ドン・キホーテ」第3幕より“ファンタンゴ”“グラン・パ・ド・ドゥ”
振付:パトリス・バール、ホセ・デ・ウダエータ(ファンタンゴ)
音楽:レオン・ミンクス