東京芸術祭の総合ディレクターに宮城聰

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2017.4.15

東京芸術祭の総合ディレクター(2018~2020年)に宮城聰氏が就任

「フェスティバル/トーキョー」を軸に舞台芸術に関する事業を再構築する、都市型総合芸術祭『東京芸術祭』。同フェスティバルの総合ディレクターに、宮城聰氏(演出家、SPAC芸術総監督)の就任が決まった。来年度(2018年)から3年間の任期となる。

関連リンク⇒東京芸術祭 総合ディレクター(2018年~2020年)宮城聰氏 就任のお知らせ(PDF)

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『東京芸術祭』は昨年度よりスタート。「フェスティバル/トーキョー」「アジア舞台芸術人材育成部門(APAF/旧事業名:アジア舞台芸術祭)」「としま国際アート・カルチャー都市発信プログラム」「東京芸術劇場<芸劇オータムセレクション>」の4事業からなる。宮城氏の「ふじのくに⇄せかい演劇祭」などでのフェスティバル・ディレクターとしての実績や、国際的なネットワークを持っていることから、同氏の就任が決定したという。

宮城氏は、ここ数年の世界において過去の南北格差とは異なり、先進国の内部でも「分断」が起きており、多くの人たちが“憎悪の対象を探している”ことに懸念を表明。その上で「2020年の東京オリンピックが東京の一極集中を加速させることにならないよう、芸術ができることを考えていきたい」とコメントしている。

尚、同フェスティバルは毎年秋に池袋周辺で行われる。2020年の五輪イヤーには、年始から夏秋の五輪/パラリンピックに合わせて、東京都が主導する文化五輪関係の催事が、同フェスとは別に行われる予定とのこと。

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◆「ふじのくに⇄せかい演劇祭2017」公式サイト

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