なにわの“はんなり”美人画を堪能 『没後70年 北野恒富展』があべのハルカス美術館で開催に

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2017.5.23
北野恒富《ポスター原画:髙島屋》昭和4年(1929) 髙島屋史料館 ※前期展示 6/6~6/25

北野恒富《ポスター原画:髙島屋》昭和4年(1929) 髙島屋史料館 ※前期展示 6/6~6/25

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『没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑』が、2017年 6月6日(火) ~ 7月17日(月・祝)にかけてあべのハルカス美術館にて開催される。

北野恒富は、1880年金沢生まれ。画家を目指し17歳の時に大阪にやってきた北野は、新聞の挿絵画家として明治時代末に地位を確立する。北野の画風は、初期には「画壇の悪魔派」と呼ばれる妖艶なものであったが、次第に内面表現を深化させていき、「はんなり」の画風に到達することとなる。

北野恒富《願いの糸》大正3年(1914) 木下美術館

北野恒富《願いの糸》大正3年(1914) 木下美術館

北野恒富《戯れ》昭和4年(1929) 東京国立近代美術館 ※前期展示 6/6~6/25

北野恒富《戯れ》昭和4年(1929) 東京国立近代美術館 ※前期展示 6/6~6/25

北野恒富《鏡の前》大正4年(1915)滋賀県立近代美術館 ※前期展示 6/6~6/25

北野恒富《鏡の前》大正4年(1915)滋賀県立近代美術館 ※前期展示 6/6~6/25

本展は、そんな北野の没後70年を記念した、大阪初の大回顧展だ。その生涯を作品で辿るとともに、画塾「白耀社」で恒富が関わった島成園や中村貞以らの名作もあわせて展示。近代大阪画壇の芸術観を知ることができる機会となるだろう。気になる方は是非足を運んでみては。

北野恒富《新浮世絵美人合 三月 口紅》大正6~7年(1917~18)頃 個人蔵

北野恒富《新浮世絵美人合 三月 口紅》大正6~7年(1917~18)頃 個人蔵

北野恒富《暖か》大正4年(1915) 滋賀県立近代美術館 ※後期展示 6/27~7/17

北野恒富《暖か》大正4年(1915) 滋賀県立近代美術館 ※後期展示 6/27~7/17

北野恒富《宝恵籠》昭和6年(1931)頃 大阪府立中之島図書館

北野恒富《宝恵籠》昭和6年(1931)頃 大阪府立中之島図書館

北野恒富《いとさんこいさん》昭和11年(1936) 京都市美術館

北野恒富《いとさんこいさん》昭和11年(1936) 京都市美術館

 

イベント情報
没後70年 北野恒富展 なにわの美人図鑑

会期:2017年 6月6日(火) ~ 7月17日(月・祝)
会場:あべのハルカス美術館
開館時間:
火~金 / 10:00~20:00、月土日祝 / 10:00~18:00
*入館は閉館30分前まで
休館日:6月12日(月)、26日(月)
https://www.aham.jp/exhibition/future/kitanotsunetomi/
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