GLIM SPANKYが3rdフルアルバムのリリースを発表 全国ツアー&台湾・香港ワンマン開催へ
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
6月17日(土)、GLIM SPANKYが大阪城音楽堂で『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』を開催。ライブ中に、9月に3rd フル・アルバムの発売すること、10月から全20公演となる全国ツアーが開催すること、来年2018年1月に台湾・香港でのワンマン公演が決定したことを発表した。
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
この日、日中の暑さにもかかわらず、会場内は大勢の人で埋め尽くされた。6月4日に東京・日比谷野外大音楽堂で行われたライブ『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』が立ち見大盛況となったことを知った上で駆け付けたファンも多いようだ。
オープニングではメンバーが一人ひとりが登場し、まずは「アイスタンドアローン」を演奏。演奏後の「こんにちはGLIM SPANKYです」との言葉に、会場は観客からの大歓声に包まれた。曇り空で多くの樹木に囲まれ、時々吹くそよ風が、ステージ上の雰囲気と重なり合っていて、とてもよく似合っている。
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
続いてGLIM SPANKYは「E.V.I」「時代のヒーロー」を演奏。後方の芝の上では寝転がってリラックスしながら聴いている方も、家族連れの方もいる。次の「褒めろよ」で一気に場内のボルテージを上げ、観客も掛け声とともに盛り上がる。曲の最後で亀本寛貴がギターのソロで前に出ると、そのビートに合わせて会場はさらに盛り上がった。
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
引き続き、亀本のギターのソロから入った「ダミーロックとブルース」、曇った空の幻想的な雰囲気と曲が合った「闇に目を凝らせば」。松尾レミの声が自然の中に溶け込んでいく様子で、会場全体とても心地良い雰囲気を醸し出している。続いての「NIGHT LAN DOT」では、最後の松尾のアコースティック・ギターの音までが自然に溶け込む。「MIDNIGHT CIRCUS」の冒頭部分では各楽器でセッションをおこない曲に入り、バンドならではの演奏シーンを披露。芝生では家族連れの子どもたちが遊んでいた。松尾はギターを置き両手を前に繋いで歌う。松尾の声がとても印象に残り、大自然の中に響き渡った「お月様の歌」。松尾が「自然の中に合う曲もやるし、きっと、みんなで歌えるような、歌うか歌わないかはみなさんの自由ですが、自由に楽しめる曲をいっぱい用意してきたので、今日はよろしくお願いします!」と言うと、大歓声が沸き起こった。その通り、場内には立ってみる人、座ってみる人、寝転がってみる人、遊ぶ人など、様々な姿があった。
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
「風に唄えば」「太陽を目指せ」「Freeder」とテンポの良い楽曲が3曲続いた後に、座っていた人も冒頭から立ち上がった「NEXT ONE」。ドラムの一定の重低音をベースとした重厚感のある楽曲に両手をあげて手拍子する観客。続いて「いざメキシコへ」、メンバー紹介を入れての「Gypsy」。昨年、映画『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌となり、大ヒットした「怒りをくれよ」を演奏し、場内を大いに盛り上げた。
松尾は葉巻の箱で作られたシガーボックス・ギターに換え、「夜風の街」を披露。ブルースロック調のこの曲は、とても大阪の街に似合っている。シガーボックス・ギターの音色を最後まで響き渡らせていた。そして、テレビ朝日系列のドラマ『警視庁・捜査一課長 season2』の主題歌となった「美しい棘」を披露。野外で聴くメロディーはとても聴き心地が良く、観客も少しだけ体を揺らしながら演奏を聴き入っている様子だ。
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
アンコール演奏前には、9月にサード・アルバムを発売することを告知。松尾が「GLIM SPANKYなりの攻めで、日本語だけど、世界の人に届けられるアルバムになると思います」と話すと大歓声に包まれた。そして、松尾は思いっきり息を吸い込んで「大人になったら」を歌い始める。最後に「ワイルド・サイドを行け」を演奏し、全20曲を披露。夜になっても暑さ冷めやらず、来場者を大いに盛り上げた。
ライブ中の告知にあったように、GLIM SPANKYは、9月に3rd フル・アルバムを発売し、10月に全20公演となる全国ツアーが開始、来年1月には台湾・香港でワンマン公演が決定している。9月のアルバム詳細と、台湾・香港の詳細は後日発表される予定だ。
『GLIM SPANKY 野音ライブ 2017』大阪城音楽堂 Photo credit by ハヤシマコ
GLIM SPANKY 全国ツアー