【花火大会特集】海と県境を越えた2県の市民が共同開催する「関門海峡花火大会」 美しい花火の共演

インタビュー
2017.6.26

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一尺半玉の打ち上げや水中花火、創作花火の競演など、名実ともに西日本トップクラスを誇る「関門海峡花火大会 アジアポートフェスティバル in KANMON 2017」。企画運営を担当する海峡花火大会実行委員会大会事務局長の植田さんにお話を伺った。

ーー花火大会が始まったきっかけなど、これまでの歴史をお知らせください。

もともと関門海峡花火大会はこの地に宿る魂に向けて、そしてお盆を郷里で迎える人たちのために、昭和60年に財団法人下関21世紀協会によって始められました。昭和63年からは北九州市の門司区側からも花火が打ち上げられるようになり、関門合同で開催されています。関門海峡において初めて台船上から花火を打ち上げてから、今年で33年目。両市合同では30回の節目を迎えます。おかげさまで、今や関門の夏の風物詩としてなくてはならないものとなりました。また、日本唯一の海峡を隔て、県境を越えて開催される花火大会としても知られています。

水中花火

水中花火

ーー当大会ならではの特徴や自慢できるプログラムはなんでしょうか。

下関会場の目玉は、やはりフィナーレを飾る一尺半玉ですね。500メートル近い高さに直径450メートルの巨大花火が打ち上がる姿は圧巻です。他にも、会場から120メートル沖を走るボート上から投げ込まれた花火が沈みながら水中で開き、水上で扇上に広がる水中花火もとてもきれいですよ。東日本や熊本大分の震災の復興祈願として10発のフェニックス花火や海をイメージした音楽花火を打ち上げるのも目玉ですね。

また、今年はプログラムにもこだわっています。例年は単発22個と連発23個の花火を交互に打ち上げていましたが、今年はプログラムの大枠を10個に定め、いろいろなパターンで変化のあるプログラムを仕組んでいます。「一尺半玉、フェニックス花火、水中花火」は下関会場三大花火として、多くの皆様から好評を得ています。

一尺半玉

一尺半玉

ーー今年のテーマ、およびその理由をお聞かせください。

下関会場では毎年大会テーマを掲げており、今年は「永久の途上〜ふたつの街のひとつの海で」です。今回は門司との合同共催30回の記念の節目となりますが、海という「永遠」の存在の中では、それはただ一瞬の途上であること。そしてその一瞬の絶え間ない連なりこそが、いつか「永遠」と呼ばれる存在になりえるのだという想いを込めました。

フェニックス花火

フェニックス花火

ーー今年特に力を入れているところ、見どころはなんでしょうか。

今年は内容をさらにスケールアップし、夏の夜の海峡を彩る一尺半玉や尺玉連発、水中花火に加え、復興祈願花火「フェニックス」等の創作花火の競演など、両岸合わせて約1万5000発の花火が様々な形で盛り上げます。夏の思い出の一つに刻まれること間違いなしのイベントですので、ぜひご期待ください。

また、30周年記念として「フォトコンテスト」が復活します。花火の写真だけでなく、花火大会によって海峡に出現する「景色」や「空間」が表現された作品を募集する予定で、花火のみならず、そこに集う人々や風景を含めた「花火大会そのもの」の写真コンテストです。今回はリアルタイムで投稿、閲覧できるモバイル投稿部門を新設し、応募作品はリアルタイム投票によってランキングされる予定です。入賞者には賞金10万円や市内有名施設のペア宿泊券などの特賞を予定しています。詳しい内容は今後公式サイトへアップする予定ですので、ご来場のお客様にはぜひ気軽に投稿していただきたいと考えています。

赤間神宮

赤間神宮

ーー新しい試みで行われるフォトコンテストも興味深いですね。

花火大会での写真はもちろん、素晴らしい観光スポットもたくさんありますので、お越しになった際にはいろんな場所に足を運んでいただきたいです。特におすすめの観光スポットは「赤間神宮」です。当初は阿弥陀寺と称し、安徳天皇の霊を慰める勅願寺でもありました。本殿から海の間にとても強い気が満ちるパワースポットがあると言われており、全国からもたくさんの観光客がいらっしゃいます。ほかにも「火の山展望台」は夜景スポットとして人気です。

ふぐ鍋

ふぐ鍋

瓦そば

瓦そば

ーー下関を訪れたらぜひ味わうべきご当地グルメをご紹介いただけますでしょうか。

山口県下関を代表する特産品は「ふぐ」。から揚げや天ぷらも美味しいですし、ふぐ鍋「てっちり」からの雑炊も絶品で、お酒もすすみます。ぜひ山口の地酒と一緒にお召し上がりください。おすすめの地酒は「獺祭(だっさい)」、「わかむすめ」、「長門峡(ちょうもんきょう)」などです。

それから、下関の定番「瓦そば」もおすすめです。茶そばを瓦の上で焼いたものをつゆに付けて食べるのという一見シンプルなものですが、これが癖になる味なのです。そして、実はあまり知られていませんが、下関は捕鯨の発祥地でもあります。市内の料理屋や専門店では、様々に調理された鯨料理を味わえます。さほど癖のあるものではなく、意外に食べやすいと感じる人も多いそうです。ぜひ一度ご賞味ください。


インタビュー・文=ふくだゆみ

イベント情報
関門海峡花火大会 アジアポートフェスティバル in KANMON "2017"

 日時:2017年8月13日(日) 19:50
 会場(下関会場):あるかぽーと、22号岸壁、唐戸市場前、カモンワーフ

 
 

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