大空翼が空を舞う! あの超絶技の数々を華麗に再現『超体感ステージ「キャプテン翼」』ゲネプロレポート

レポート
舞台
アニメ/ゲーム
2017.8.19
超体感ステージ「キャプテン翼」  撮影=岩間辰徳

超体感ステージ「キャプテン翼」 撮影=岩間辰徳

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8月18日(金)から9月3日(日)までZeppブルーシアター六本木(東京)で上演される『超体感ステージ「キャプテン翼」』の公開ゲネプロと囲み取材が開幕当日18日に行なわれた。

“実写化不可能”と言われ続けてきたサッカー漫画の名作『キャプテン翼』がついに舞台化。人間離れした神業の数々がどのように再現されるのか、原作ファンならずとも注目したいところ。ゲネプロで披露された各キャラクターの技は、原作ファンも納得の再現度を見せていた。

 撮影=岩間辰徳

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出演者の中にはサッカー経験者も多く、リアルなボールさばきもお見事! メインの見どころとなる試合のシーンでは、プロジェクションマッピングを使用したフィールドが登場し、スポットライトをボールに見立てた華麗なボールさばきの連続で取材陣を驚かせた。大空翼の“オーバーヘッドキック”、日向小次郎の“タイガーショット”や“雷獣シュート”、立花兄弟の“スカイラブハリケーン”、さらには、ゴールポストに登ってのディフェンスをするあの名シーンも完璧に再現されている。

 撮影=岩間辰徳

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映像の演出や、激しいダッシュ、宙返り、側転などのアクションを組み合わせて、アクロバティックにパスやドリブルなどのプレイシーンを表現している出演陣の高い身体能力にも注目だ。

 撮影=岩間辰徳

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気になるストーリーは、舞台版完全オリジナル。フランス国際Jr.ユースを制した翼率いる全日本チームが、各国からのU20の選手たちを集結して結成された、ロベルト本郷率いるクラブチーム「RED STORM」と対決することになる。「RED STORM」は、翼に匹敵する技術と圧倒的なフィジカルを持つエイブ・レオンや、天才ストライカーのカール・ハインツ・シュナイダーら有力選手が名を連ねているチーム。ワールドカップ優勝を目標に掲げている翼率いる全日本チームの前に立ちはだかる大きな壁を打ち破ることができるのかどうか。手に汗握る、ストーリー展開にも注目したい。

 撮影=岩間辰徳

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また、本作では、最先端インタラクション・テクノロジー「ハプティクス技術」が導入されている。ソニーが技術協賛し、研究開発を進めている最新体感技術で、触覚を刺激するもの。特注のハプティックウェアを装着し、シュートを受けたときの衝撃や、キックの感触をリアルに体感できる「プレミアム体感シート」は87席用意されている。よりリアルに臨場感を味わいたい方におすすめだ。

さらに本作では、臭覚も刺激する。香りを体感できるフレグランス演出を世界で初めて演劇空間に導入した。ストーリーをよりドラマティックに表現するこの空間と香りの演出が、どのシーンで使用されているかは、ぜひ劇場で体感してほしい。

【体感シート】ベスト型のウェアと、専用装置を手首、足、太ももに装着 ※スカートの方は要注意

【体感シート】ベスト型のウェアと、専用装置を手首、足、太ももに装着 ※スカートの方は要注意

 

囲み取材 コメント

公開ゲネプロ後の囲み取材には、元木聖也(大空翼)、中村龍介(若林源三)、松井勇歩(日向小次郎)、鐘ヶ江洸(岬太郎)、鷲尾修斗(三杉淳)、渡辺和貴(若島津健)、輝山立(石崎了)、反橋宗一郎(松山光)、土井一海(早田誠)、加藤真央(新田瞬)、大曽根敬大(立花政夫)、廣野凌大(立花和夫)、皇希(次藤洋)、田中稔彦(ロベルト本郷)、瀬川亮(見上辰夫)らが参加し、本作の見どころや、それぞれの役作りなどについて語った。舞台上で所狭しと走り回ったにも関わらず、疲れをまったく見せない爽やかな会見となった。

 撮影=岩間辰徳

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アクロバティックで華麗な技を披露するシーンが多い本作で、それぞれが役作りで工夫したことは、という質問に、主人公・大空翼役の元木は、「オーバーヘッドはワイヤーなしでもリアルに表現できるというのがあったので、どうすればより翼くんの“オーバーヘッド”らしく見えるかをとことん研究した」と語った。

スカイラブハリケーンを披露する立花兄弟の政夫役を演じる大曽根は、「この技は、原作を見てもわかるように、何発も打てないんです。最初は本当にやろうと思って練習したのですが、実際にやってみると帰りには足がガクガクになってしまって……。これでは23公演最後までもたないってなりました(笑)」と話し、今の形で見せることになった経緯を説明した。

日向小次郎役の松井は、「(役作りは)日焼けです!」と笑いを誘った。「稽古場の隣に、ちょうどいい駐車場があったので、稽古の合間には日焼けローションを塗って日焼けに励みました」とクールな役柄の日向とはひと味違ったコメントで会見を和ませた。ちなみに、劇中にも日向が笑いを誘うシーンありなので、そちらもお見逃しなく。

サッカー経験者も多い本作。サッカー経験が演技に活かされたかどうかという質問には、経験者はそれを活かし、経験者でなくても、みんなで一緒にサッカーゲームで遊びながら真剣に研究したというチームワークの良さをアピールした。また、プレミアム体感シートのハプティックウェアを体感したというサッカー経験者の松井は、「実際にボールを蹴っている感覚になれるし、心臓の音などともリンクしているので、ストーリーに集中しやすい」とおすすめした。

 撮影=岩間辰徳

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かなり派手なアクションばかりなので、練習中にケガはなかったのか? という質問に、「ケガはほとんどなかったです。みんな自分の限界をよく知っているので、どこまでできるかというが、きちんとイメージできているからだと思います。」と自信たっぷりに語った。

本作の見どころは? との質問に、元木は「新しい装置はもちろんのこと、みんなの身体能力の(高さ)おかげで、見たことのない作品に仕上がっています。さらに、ストーリーも魅力的なので、スポーツならではの熱気やアツさといった熱量を感じていただければと思っています。ケガをすることなく最後まで走り続けていきたい」と翼くんに負けないくらいのアツい口調で語った。さらに、「お客様をスタジアムに連れて行くつもりで演じたい」「出演者の仲が良く、楽しい現場なので、お客様にも楽しさが伝わればうれしい」「23公演、熱い熱量で演じきりたい」「サッカーって楽しいって感じて欲しい」などそれぞれの思いを口にした。

スーパーシュートやスーパープレイ、スーパーセーブが次々と披露される『超体感ステージ「キャプテン翼」』は、18日から9月3日まで全23公演が、同所で上演。また、原作漫画は、現在「グランドジャンプ(集英社)」で『キャプテン翼ライジングサン』が連載されている。

夢をあきらめない大空翼の新たなキックオフをお見逃しなく! 

 撮影=岩間辰徳

撮影=岩間辰徳


レポート・文=田中 忍 撮影=岩間辰徳 

公演情報
超体感ステージ 『キャプテン翼』

日程 :2017年8月18日(金)~9月3日(日) 23 回公演(8月21日・8月28日は休演)
会場: Zepp ブルーシアター六本木



■券種/料金(全席指定・税込)
プレミアム体感シート:12,800円
プレミアム席:10,800円
一般席:7,800円

公式HP : http:// captain-tsubasa-stage.com


 
イープラスで予約のうえ、セブン-イレブン、ファミリーマートで支払&発券の場合、全公演・全席種、手数料0円!
※ファミリーマート店内Famiポートでの直接購入を除く。
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