「危険な読書」を指南する『BRUTUS』に川上弘美、エリイ、水野しず、phaら
特集記事「危険な読書」が、12月15日発売の『BRUTUS No.861』に掲載される。
昨冬に引き続いて掲載される「危険な読書」特集は、価値観や生き方の変化を促す読書体験がテーマ。特集内の記事「ポリティカルな読書のススメ。」には小倉ヒラク、pha、村上慧、山下陽光(途中でやめる)が登場する。また、川上弘美と赤坂憲雄の対談「食べること、交わること、混沌とすること。」、柴田元幸と青羊、トオイダイスケによる座談会「怒りの文学。」、角幡唯介とエリイ(Chim↑Pom)の対談「極限状態、漂流文学。」、松岡正剛と町田覚の対談「五感で味わう本の話。」も掲載する。
「危険な作家」を紹介する記事では平山夢明、吉野源三郎、町田康、今村夏子、ドナルド・トランプ、「世にも奇妙なSF作家グラフィティ。」ではカート・ヴォネガットやJ・G・バラード、フィリップ・K・ディックを取り上げる。模索舎や歌舞伎町ブックセンター、タコシェに「2017年で1番危なかった本」を尋ねた「危険な本屋大賞2017」、他人の「手帳類」を収集・公開している手帳類図書室に関するコラムなど、昨年の同特集以上に多彩な内容となっている。
雑誌内には小冊子「危険な漫画。」が付属。夏目房之介と島田一志の対談や、伊藤潤二のインタビューに加えて、「異形のものたち」「不穏な食卓」「愛と性の痛み」といったテーマに沿った漫画が紹介されている。