シアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』が開幕! 『ネクスト・トゥ・ノーマル』&『ガラコンサート』公開リハをレポート

レポート
舞台
2018.1.5
「TENTH」第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイジェスト公演(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイジェスト公演(写真提供:東宝演劇部)

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シアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』が2018年1月4日(木)に同劇場にて開幕した。内容は日々変わるが公演は今月末まで続く。そして、初日公演に先立ち公開リハーサルが、2018年1月3日・4日に行われた。こちらを今回、レポートする。

2007年の開場以来、海外の小規模ミュージカルを数多く上演してきたシアタークリエ。『TENTH』は、そんな劇場ならではの公演として、“これまでの10年の歴史を祝い、これからの10年へむけて新たなスタートを切る”想いをこめて企画された公演だ。

これまでにシアタークリエの舞台に立った俳優たちが多数登場し、2部構成で10年間のヒストリーを綴る。第1部は「10周年記念ダイジェスト公演」として、シアタークリエで日本初演されたオフ・ブロードウェイ発ミュージカルを1幕に凝縮し、週替わりで3作品を上演していく(1月4日~1月11日『ネクスト・トゥ・ノーマル』、1月14日~1月21日『ニュー・ブレイン』、1月24日~1月31日『この森で、天使はバスを降りた』)。第2部は『10周年記念ガラコンサート』として、これまでシアタークリエに登場した俳優たちが日替わりで多数集結。それぞれが出演した海外ミュージカルのナンバーを中心に、ガラコンサート形式で披露する。

今回公開されたリハーサルは、『ネクスト・トゥ・ノーマル』(シアタークリエ日本初演:2013年9月6日~9月29日)と、1月4日の『10周年記念ガラコンサート』だった。

シアタークリエ入り口のパネル(全クリエちゃん出典元の正解は文末に)

シアタークリエ入り口のパネル(全クリエちゃん出典元の正解は文末に)

まず、入場ロビーには、歴代の「クリエちゃん」(劇場のシンボル的キャラクター)を描いたパネルがお出迎え。4日には、浦井健治LINEスタンプにもなっている「うらけん」クリエちゃんなど、出演者による絵やサインが早くも加わっていた。今後、公演最終日までの間に出演者たちのサインがどんどん増えてゆくことになるのだろう。ときに、パネルの中にはカエルの扮装をしたクリエちゃんが二人いた。『ニュー・ブレイン』の時のクリエちゃんと『Paco ~パコと魔法の絵本~ from ガマ王子 vs ザリガニ魔人』の時のクリエちゃんである。その区別がつくアナタは相当のクリエちゃん通と言えるだろう。

出演者のサインが書き加えられてゆく

出演者のサインが書き加えられてゆく

第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』(音楽:トム・キット、脚本・歌詞:ブライアン・ヨーキー)は、2008年初演、2009年ブロードウェイに進出し、トニー賞11部門ノミネート、主演女優賞・楽曲賞・編曲賞3部門を受賞したミュージカルだ。2010年にはピューリッツアー賞を受賞、それは1996年の『RENT』に次いでミュージカルとしては史上2番目の快挙だった。

『ネクスト・トゥ・ノーマル』(next to normal)とは、直訳すると「普通の隣」。現代アメリカの平凡な家庭のはずだったが、母親ダイアナが双極性障害となる。現実と幻想の区別を曖昧に生きるダイアナの不可解な行動を、夫ダンは懸命に支え、娘ナタリーはなんとか「普通」に振舞おうとしてきた。しかし何が「普通」で、何が「普通ではない」のか。ダイアナの主治医である精神科医ドクター・マッデン、ナタリーに近づく男の子ヘンリー、そして息子のゲイブが絡み合い、それぞれの、そして家族の世界の見え方が変わってゆく物語だ。

作品の重要なポイントは、これが力強いポップ&ロックに彩られたミュージカルであること。音楽はトム・キット。彼は、ここシアタークリエで2017年1月に上演された『お気に召すまま』にも楽曲を提供した。その意味でも、まさに、シアタークリエの10周年にふさわしい作品なのだが、今回は、2017年3月~4月にシアタークリエにてミュージカル『キューティ・ブロンド』を演出して名を上げた上田一豪が演出する(初演時演出:マイケル・グライフ)。上田が東宝に所属したのも、シアタークリエが開場した2007年だった。

出演者は6人。安蘭けい村川絵梨新納慎也は初演時のまま、海宝直人岡田浩暉村井良大が新しく加わった。配役は次のとおり。

母親ダイアナ:安蘭けい(初演時:安蘭けい/シルビア・グラブ)
息子ゲイブ:海宝直人(初演時:小西遼生/辛源)
夫ダン:岡田浩暉(初演時:岸祐二)
娘ナタリー:村川絵梨(初演時:村川絵梨
ヘンリー:村井良大(初演時:松下洸平)
精神科医ドクター・ファイン/ドクター・マッデン:新納慎也(初演時:新納慎也

(以下、内容に触れる部分あり。ネタバレが嫌いな人はご遠慮ください)

『ネクスト・トゥ・ノーマル』は、筆者も2010年にブロードウェイで初観劇し、立てなくなるほどの感動を味わった作品である。2012年以降は韓国で上演されるたびに渡韓し、20回は観ただろうか。もちろん2013年の日本初演時も両キャストを観劇した、個人的に思い入れの深い作品だ。「Prelude(Night)」がかかり、『TENTH』の看板が紫に光るだけで、気持ちが揚がってゆく。

ダイアナとその家族たちが次々に歌っていく「Just Another Day」、早くもこの時点で海宝直人のゲイブの鮮烈さが際立つ。続く「Everything Else」での村川絵梨は、ナタリー役として初演よりもダントツの成長をみせる。声の張りが抜群だ。「Who's Crazy / My Psychopharmacologist and I」では、患者のダイアナに色々な薬を出す新納慎也のドクター・ファインが独特の口調で笑わせる。

「Perfect for You」での村井良大のヘンリーは、ちょっと間抜けながらも大きな声のラリッた告白。村井はここシアタークリエで『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』(You're a Good Man, Charlie Brown)でチャーリー・ブラウンを演じただけあって、“いい人”=“Good Man”顔が安心させる(ちなみにダイアナ、ダン、ナタリーは、その苗字が“Goodman”ときている)。「I Miss the Mountains」は、人生、そして心のアップダウンを山に例えるナンバーだ。安蘭けいのダイアナがそびえたつ感情への懐かしさを壮大に、かつ繊細に歌い上げる。

「It's Gonna Be Good」では、コミカルに振舞っていたダンの岡田浩暉。それが「He's Not Here」で一転、深い喪失感と、消えない悲しみを歌う。「You Don't Know」「I Am the One」で鬱屈をぶつけ合う夫婦の迫力。その間に立ち、声をぶつけてくるゲイブ。そして、家族の中で自身の存在感を見つけられないナタリーは「Superboy and the Invisible Girl」。

さあ、いよいよドクター・マッデンの登場だ。「Doctor Rock」でのロックスターばりの照明と新納の絶唱に、思わず「待ってました!」と言いたくなる。

家族にとって、息子ゲイブとは何なのか。誰もが戸惑う中、ゲイブが「I'm Alive」で存在を主張する。この曲が客席全体に、身体にビンビンと響く。「Make Up Your Mind / Catch Me I'm Falling」では、心の奥底まで落ちてゆく闇が観客にも感じ取れる。この、作品に引っ張られるような快感。これこそが『ネクスト・トゥ・ノーマル』の魔力だと感じる。ナタリーまでもがクレイジーに寄ってゆく展開!

「TENTH」第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイジェスト公演(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイジェスト公演(写真提供:東宝演劇部)

ダイアナとゲイブが踊る「I Dreamed a Dance」は今回カットされているが、このオルゴール(Music Box)の音が、記憶を引き出す装置として作品を牽引する。「There's a World」で、死の世界へとダイアナを誘うゲイブの不気味な甘美さ。「I've Been」では、『ネクスト・トゥ・ノーマル』名物ともいえるストリングスの調べが、ずっとダイアナに寄り添ってきたダンの心の声をともに奏でる。

「Didn't I See This Movie?」で歌われる「カッコーの巣(cuckoo's nest)」とは精神病院の蔑称。「Movie」とは映画『One Flew Over The Cuckoo's Nest』のこと。鬱病で自殺した作家シルヴィア・プラスの名前も出てくる。

本来は、この後の「A Light in the Dark」で第一幕が終了するが、今回は第二幕と続けて1時間半に凝縮している。

さて、ミュージカルのオリジナルでは、ダイアナの夢現(ゆめうつつ)めいたトロンとした両目が背景に映し出される「Wish I Were Here」の場面で、今回『Requiem for a Dream』という映画のポスターを思わせるひとつの目玉が、左右から赤と青に照らされたように現れたのが印象的だった。ドクター・マッデンによる電気ショック療法を受けたダイアナは、家族のことを忘れてしまう。ショックを受けるナタリーと、記憶を取り戻させようとするダン(「Song of Forgetting」)。ナタリーは、自分に寄り添おうとするヘンリーをつき放そうとする(「Hey #1」)。(次に来るべき「Seconds and Years」はカットされた。)

「Better Than Before」でダイアナの記憶が戻ってきたことを喜ぶ家族に、ゲイブが「Aftershocks」で、覚えておきたい記憶すら消える危険性を訴える。不安が増すナタリーをダンスパーティーに誘うヘンリー(「Hey #2」)。

「You Don't Know(Reprise)」でダイアナが訴えるように、忘れた人は、忘れたものが何なのかがわからない。そこへ「I Dreamed a Dance」のオルゴールでダイアナの記憶が戻る(「Music Box」「How Could I Ever Forget?」)。(「It's Gonna Be Good(Reprise)」「Why Stay? / A Promise」もカット。)

投げつけられたオルゴールに反応するような、ゲイブの「I'm Alive(Reprise)」。頭のシグナルがメチャクチャになったダイアナの「The Break」に、ドクター・マッデンは「Make Up Your Mind / Catch Me I'm Falling(Reprise)」で、新しい治療法を提案する。

ダイアナに、これからどうするのかを問うナタリー。ダイアナは、ナタリーに自分の幸せを見つめるように諭す。愛するヘンリーが誘ってくれたダンスパーティーに行きなさい、と(「Maybe (Next to Normal)」)。ナタリーに対して、初めて母親らしく向き合うダイアナ。

これまでのことを詫びるダイアナにナタリーは言う。「ノーマルは遠すぎるから、『普通の隣(next to normal)』でいい」。いないはずの息子の陰に隠れて、見えない少女だったナタリーが、青いドレスで輝く「Hey #3」。いつか自分も狂うかも、と怯えるナタリーに、ヘンリーが歌いかける「Perfect for You(Reprise)」。クレイジーでもいい、お互いにとってパーフェクトになれれば、それでいいのだ、と。

ダイアナは家を出て行ってしまう(「So Anyway」)。自分の力で恐怖に向き合い、自分の感情に自由になる。それは人生のアップダウンを受け入れることなのだ、と。

ひとり残ったダンに、ゲイブが迫る(「I Am the One (Reprise)」)。ゲイブは、父が自分の名前を呼んでくれるまで待っていたのだ。

ダイアナの家出を受け入れたナタリーは、人にやさしくなったように見える。現実を受け入れる、痛みをも受け入れる、それが生きること。皆が生まれ変わり、それぞれの新しい人生を祝うかのようなバースデーケーキ。出演者全員による、圧巻の「Light」。シアタークリエもまた、ここからがスタートであり、輝く未来が待っているということを感じさせるフィナーレだった。

「TENTH」第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイジェスト公演(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第1部『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイジェスト公演(写真提供:東宝演劇部)

ナタリーの生き生きした明るい声が印象的だが、『ネクスト・トゥ・ノーマル』といえば、紫がポイントになる。タイトルの象徴でもあるこの色を最後に着ていたのは……?という点にも注目だ。

今回は10周年記念特別公演のため、オリジナルの3階建てセットではなく2層構造。ストーリーがわかるように短くカットされた楽曲でスピーディーに展開していった。このテンポの良さはキープしたまま、今回のキャストでノーカット・完全セット・完全照明でやってほしいと思った。このダイジェスト版だけで終わらせるにはあまりにも惜しい素晴らしさで、とりわけ海宝直人のゲイブは絶品だった。ミュージシャン達の生演奏も魅力的で、できれば客出しの後奏まで聴きたかったが、今回は第2部(ガラコンサート)があるのでお預け。本当に、このキャストでの完全版上演を心よりお待ち申し上げる次第だ。

第2部『10周年記念ガラコンサート』(演出:小林 香)は、1月4日の出演者である中川晃教伊礼彼方海宝直人Spi浦井健治、昆 夏美、濱田めぐみ米倉利紀と、1月4日~11日まで全日出演の綿引さやか白石拓也、山野靖博、千葉直生を観ることができた。

ドラムロールが鳴り、『TENTH』の文字の後ろに、これまでの10年間にシアタークリエで上演された色々な演目タイトルが映し出された(『RENT』『トゥモロー・モーニング』『シェルブールの雨傘』『GOLD』『ダディ・ロング・レッグズ』『アンナ・カレーニナ』『ハムレット』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『シークレット・ガーデン』『ZANNA』等々……)。

そんな中、始まりは『ジャージー・ボーイズ』(Jersey Boys)から。2016年6月~7月にシアタークリエで上演され、第24回読売演劇大賞 最優秀作品賞、主演の中川は最優秀男優賞を受賞した記念すべき作品だ。まさにシアタークリエの10周年にふさわしい。2016年オリジナルメンバーの中川、海宝、2018年9月再演に出演する伊礼、SpiがThe Four Seasonsに扮する。

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

「Sherry」で中川が高音のフランキー・ヴァリ・ヴォイスを響かせれば、Spiが低音で応える。「December, 1963 (Oh, What a Night)」では海宝のメインボーカルで、The Four Seasonsおよび綿引、白石、山野、千葉が声を重ねる。MCを挟んで、ヴァリ(中川)が妻メアリー(綿引)への想いを歌うかのような「My Eyes Adored you」、そして華やかな照明での中川のソロ「Can’t take my eyes off you」。そして「Who Loves You」ではThe Four Seasonsおよび綿引、白石、山野、千葉が再び集結し、厚みのあるハーモニーを聴かせた。

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

続いては、2012年8月、コンサート形式でシアタークリエで上演された『ソングス・フォー・ア・ニュー・ワールド』(Songs for a New World)。浦井、昆、米倉、濱田がブルーで統一感を演出した衣装で並び、「The New World」を披露。そしてこのメンバーで、シアタークリエの10周年を祝う「Happy Birthday To You」が聴けるというおまけつき。ちなみに昆は、5周年記念コンサート『ONE-HEART』にも出演している。昆と米倉の「I'd Give It All for You」は伸びやかで、本当に美しかった。アットホームな雰囲気で「Flying Home」を歌う4人だが、このメンバーが揃うのは何と1月4日だけ。なのでこれが聴けるのも1月4日だけ。何とも贅沢すぎる企画である。ちなみに浦井は「彼方へ」という歌詞の際、舞台袖の方に何度か目をやったように見えたのだが、もしや(伊礼)彼方を見ていたのか? こんな視線を送ったら、伊礼が「健治へ」と、アンサーを返してくるのではないか?!

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

お次は『ファースト・デート』(FIRST DATE)。2014年11月~12月にシアタークリエで上演された際は、中川晃教×新妻聖子だったが、今回は『ジャージー・ボーイズ』で中川ヴァリの妻メアリーを演じた綿引がお相手となって「Something That Will Last」をデュエット。『ジャージー・ボーイズ』では別れてしまう2人だが、ここでは2人の物語がつづく、と思わせる、心憎い演出だ。

最後を飾ったのは、『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』(You're a Good Man, Charlie Brown)。シアタークリエでの上演は2017年4月。その作品でスヌーピーを演じた中川は、シアタークリエができる以前の2000年・2001年に市村正親が同役を演じたことにも言及。2018年は戌年、自身も年男だという中川は、犬の毛皮を羽織ると「内なるスヌーピー」が目覚めるそうで、「Supper Time」を愛嬌たっぷりに歌い上げた。チャーリー・ブラウンのぬいぐるみの声はもちろん同役を演じた村井良大。色とりどりの照明の中、綿引、白石、山野、千葉とともに、全身で楽しむ中川スヌーピー! 戌年の幕開けにふさわしいパフォーマンスで締めた。

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

「TENTH」第2部『10周年記念ガラコンサート』(写真提供:東宝演劇部)

シアタークリエで上演された作品の名曲が歌われるこの第2部は、日替わりで演者・曲目が変わる。今後『ブラッド・ブラザーズ』より「長い長い日曜日」、『ウェディング・シンガー』より「サタデー・ナイト・イン・ザ・シティ」なども予定されている。演者が同じでも曲目が変わるかもしれない、当日のお楽しみ企画ということだ。

さて、舞台のバックステージを描いたミュージカル『HEADS UP!』の中に、「良い気が宿っている劇場」というセリフが出てくる。中川晃教の演じた、栃木の古びたホール「黎明会館」の劇場職員が語る言葉であったが、それは、ここシアタークリエにも言えること。売店のいつものおじさんや、手際の良い劇場案内スタッフさん達を見るとホッとする人も多いだろう。この先、建物が古くなっても、お客さんとスタッフと演者が、シアタークリエの「気」をつくりあげてゆくのだ。

シアタークリエでも何度も上演されている『RENT』の「La Vie Boheme」では、こんな言葉が叫ばれる。「戦争の反対は平和じゃない……クリエイション!」( The opposite of war isn't peace……It's creation!)

以降の20周年、30周年へとこのイベントが続くためにも、このシアタークリエ(THEATRE CREATION)が、いつまでも「クリエイション」の場であってほしいと願う、2018年の幕開けであった。

クリエちゃんクイズの正解画像(ダウンロードして拡大してご確認ください)

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文=ヨコウチ会長  写真提供=東宝演劇部

公演情報
シアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』
 
■日程:2018年1月4日(木)~1月31日(水)
■会場:シアタークリエ
■総合演出:小林 香
■公式サイト:http://www.tohostage.com/tenth/

 
<第1部>
2018年1月4日~1月11日『ネクスト・トゥ・ノーマル』
■演出:上田一豪
■出演:
安蘭けい
海宝直人
岡田浩暉
村川絵梨
村井良大
新納慎也

 
2018年1月14日~1月21日『ニュー・ブレイン』
■演出:上島雪夫
■出演:
石丸幹二
マルシア
畠中 洋
樹里咲穂
初風 諄
赤坂泰彦
本間ひとし
伊礼彼方
中村百花
五大輝一

 
2018年1月24日~1月31日『この森で、天使はバスを降りた』
■演出:小林 香
■出演:
坂本真綾
剣 幸
土居裕子
坂元健児
Spi
田中利花
平方元基

 
<第2部>
10周年記念ガラコンサート
各日のキャストは公式HPを参照のこと:http://www.tohostage.com/tenth/castsche3.pdf
当日キャンセル席の抽選販売については公式HP参照:http://www.tohostage.com/tenth/toujitsu.html

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