『あしたのジョー』連載50周年記念展に原画やアニメ資料、トリビュート作品

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2018.1.28
 ©高森朝雄・ちばてつや/講談社

©高森朝雄・ちばてつや/講談社

『あしたのジョー展』が4月28日から東京・押上の東京ソラマチで開催される。

同展は、故・高森朝雄原作、ちばてつや画による漫画『あしたのジョー』の連載開始50周年を記念して開催。著者が選出した原画をはじめ、アニメ資料、様々な作家からの50周年を記念したトリビュートイラスト、メッセージなどを展示する。さらに今春にTBS、BS-TBSで放送される『あしたのジョー』を原案としたテレビアニメ『メガロボクス』の初公開を含む資料も展示。

高森城(A・Tプロダクツ代表取締役)のコメント

おそらく、10年たっても20年たってもジョーは古くは感じないと思いますよ。いつの時代にも、新しいドラマとして迎えられるのではないかと思います。
―父・梶原一騎(高森朝雄)はこう言っています。
本展覧会の開催にあたって、改めてジョーを読み返しましたが、何度読み返してもいつも新鮮な感覚を伴って魅了されます。むしろ、一つ一つのシーンでジョーや力石、葉子がその時々に持っている感情が、鮮明にそして強烈に訴えかけてくることに驚きを感じます。
50年経った今、皆さんが大事にしてくださったジョーを、改めて新鮮に感じていただけたらと思いますし、本展で初めて知る方には古い漫画としてではなく新しいドラマとしてご覧いただけたらと思います。

ちばてつやのコメント

主人公はもちろん、その周りで関わるすべての登場人物にも、それぞれの大事な人生がある。いつもそんな気持ちでどの作品にも向き合ってきました。
展覧会では、高森城さんとボクが厳選した場面の原画を展示するコーナーがあるのですが、その中でボクが選んだ場面に、下町で暮らす人々を俯瞰で描いたシーンを入れたのは、そんな気持ちからです。彼らの貧しいけれども温もりのある存在が、梶原さんとボクとのやり取りに潤いを与え、この物語が、半世紀にもわたって皆さんに読み継いでもらえているとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

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