『キングダム』連載20周年記念「キンキンキングダム」渋谷にて開催中! 舞台『キングダムⅡ -継承-』カイネ役・森莉那が体験「20年の重みと熱量を、舞台でも引き継ぎたい」
『キングダム』連載20周年記念「キンキンキングダム」を訪問した森莉那
集英社「週刊ヤングジャンプ」の看板作品『キングダム』(原泰久・著)の連載20周年を記念した注目の特別イベント「キンキンキングダム」が、SHIBUYA TSUTAYA 1Fにて大好評開催中だ。
酷暑が続く真夏の渋谷に突如出現したのは、集英社初となる“戦国クールスポット”。「涼しい会場で『キングダム』連載20年分の熱量を体感する」というコンセプトのもと、ひんやりと快適な冷気が漂う空間でありながら、一歩足を踏み入れれば作品が持つ圧倒的な情熱と興奮によって知らず知らず心がたぎっていくという、ファンにはたまらない趣向が凝らされている。
連日大賑わいを見せる会場に、まもなく開幕する舞台『キングダムⅡ -継承-』で趙国の剣士・カイネ役を演じる俳優の森莉那(もり まりな)が訪問した。
2026年1月〜3月に韓国・ソウルの「芸術の殿堂」にて上演された舞台『千と千尋の神隠し』Spirited Away(千尋役・オルタナティブキャスト/全24公演)への出演でも大きな注目を集める森。飛躍を遂げる実力派俳優が体感型展示を巡る様子とともに、開幕が迫る舞台『キングダムⅡ -継承-』への熱い意気込みを直撃インタビューした。
涼しい会場で心がたぎる! 体感型展示で巡る『キングダム』20周年の軌跡
のれんからキャラクターたちが顔を覗かせる「キンキンウォール」をくぐり、「涼しい会場の中で気持ちがどんどん昂ってきました」と笑顔を見せる森。順路に沿って『キングダム』の世界観をじっくりと堪能していった。
圧巻の「アツアツ相関図」でカイネ発見!
100個を超える風鈴の涼やかな音色が出迎える「キンキン風鈴回廊」と「キンキン?!エントランス」を抜けると、まず目を引くのが作品に登場する約400のキャラクターの関係性を網羅した特大パネル「アツアツ相関図」。
緻密に描かれたキャラクター同士の絆や思いの矢印を眺めていた森は、自身が舞台で演じる趙国の剣士・カイネの姿をパネル内に発見! 思わず笑みをこぼし、役への愛着を一層深めている様子だった。
続いて足を止めたのは、作品の世界を彩る立体パネル展示「オノマトペ モニュメント」や、一問一答形式で名場面を紐解く「Q&Atsui(キューアンドアツい)」コーナー。『キングダム』の圧倒的なアツさを凝縮したクイズ仕立ての展示に、主要キャラクターたちの激闘の歴史を一つひとつ噛み締めるようにじっくりと鑑賞していた。
重さ18kg! 実物大「王騎の矛」持ち上げ体験
続いて向かったのは、展示の目玉でもある実物大「王騎の矛」持ち上げ体験スポット。
20周年記念ロゴから突き出る形で配置されたのは、主人公・信が王騎将軍から受け継いだ伝説の矛。約2m・重さ18kgという圧倒的スケールで再現された実物大の矛を、森は全身の力を込めて力強く掲げてみせた。ずっしりと手に応える物理的な重み、そして作中で背負われてきた歴史の重みに、感無量の表情を浮かべた。
信の成長とともに歴史を辿る「連載20周年カウントアップムービー」
会場中央の大型ビジョンに広がるのは、1巻の連載開始から20年間のアツい歴史を振り返る特別映像「連載20周年カウントアップムービー」。
天下の大将軍を目指して大きくなっていく等身大の信が20シーンに分けて登場し、物語とともに成長する様を追体験できる。連載初期から最新章に至る壮大な歴史絵巻を前に、森も時の流れと作品が積み重ねてきた熱量の凄まじさに深く見入っていた。
マンガの一コマに入り込む!「檄(げき)フォオォオォォトスポット」
体験展示の中で特に注目を集めたのが、動く巨大フォトスポット「檄フォオォオォォトスポット」。
大群衆の地響きのような歓声や「チャージ!全軍突撃!」といった熱い檄が響き渡る中、スペース中央でカメラを構えることで、まるで自分がマンガの原稿やコマの中に飛び込み、将軍となって檄を飛ばしているかのようなインパクト抜群の写真が撮影できるファン垂涎の仕掛けだ。森も臨場感あふれる空間を楽しみながら、作中の熱気と一体になる撮影体験を堪能した。
原画の凄まじい筆致「複製原画ギャラリー」
出口付近に広がるのは、圧巻の「複製原画ギャラリー」。
20年分の膨大な原稿の中から厳選された40点の複製原画がずらりと並ぶ。コミックス40巻以降の名場面や本イベントで初公開となる超貴重な原画をはじめ、公開中の実写映画『キングダム 魂の決戦』にも登場する趙国の将軍・万極の複製原画(「週刊ヤングジャンプ」2026年24号掲載)なども特別展示。原泰久先生の細部まで描き込まれたダイナミックな筆致と熱量を間近で目にした森は、その圧倒的な画力に深く感銘を受けていた。
【森莉那インタビュー】
原作のルーツを辿り、舞台『キングダムⅡ -継承-』の「生きたドラマ」へ
一通り会場の展示を巡り、『キングダム』の原点と熱気を全身で浴びた森。ここからは、いよいよ開幕を迎える舞台『キングダムⅡ -継承-』について語ってもらった。
── 企画展を実際に体験されていかがでしたか?
20年という歴史の重みを肌で感じましたし、臨場感あふれる展示ばかりで本当に楽しかったです!
会場に入ってすぐの「アツアツ相関図」でカイネを見つけたときはすごく嬉しかったです(笑)。
展示の中で一番凄かったのは、やっぱり王騎将軍の矛ですね。18kgという物理的な重さももちろんですが、それ以上にたくさんの人の思いや歴史を背負ってきたという“重み”をズッシリと感じました。
今回の舞台『キングダムⅡ -継承-』でもまさに「継承」が大きなテーマになっているので、あの矛を実際に持つことができてすごくワクワクしましたし、背筋が伸びる思いでした。
原画のダイナミックな筆致や細やかな描写からも強いパワーをいただいて、改めてこの20年の重みを背負って舞台に立ちたいと強く思いました。
── 今回演じられる「カイネ」という役柄へのアプローチについて教えてください。
お稽古の期間中、原作が始まる前に原先生が描かれた読み切り作品『李牧』を読む機会があり(※図書館で探して読んだとのこと)、カイネ自身の生い立ちや過去の歴史、そして「なぜここまで李牧様に強い忠誠を誓い、突き動かされているのか」という背景を深く知ることができました。
今回の舞台では李牧様は直接は登場しませんが、カイネが背負っているものや軍師・戦いに対する考え方を深掘りしながら役を作っています。
── 山口祐一郎さんが演じる王騎将軍の印象はいかがですか?
お稽古場で見させていただいている山口祐一郎さんの王騎将軍は、本当に素晴らしいんです。原作でもアニメでも映画でも皆さんに愛されている偉大なキャラクターですが、山口さんの王騎は人間味がすごく溢れていて……。それでいて圧倒的な説得力があって、「この人の背中を追いかけたい」と思わせる格好良さがあるんです。
お稽古を見ているだけでも涙が出そうになるくらい感動します。色々なものを背負いながらも前を走り続けてきた将軍としての説得力溢れるお芝居に心から尊敬しますし、観客の皆様も絶対に胸を打たれると思います。
── 舞台だからこそ味わえる魅力、作品にかける想いをお聞かせください。
やっぱり「生」で、その空間と時間を観客の皆様とリアルタイムで共有できることが最大の魅力です。観客の皆様の空気感や熱量によって劇場全体の感情が動き、日々新しい瞬間が生まれていきます。
信役の三浦宏規さん、高野洸さんをはじめキャスト全員が体を張り、その場で役として生きることに必死に向き合っています。目の前で繰り広げられる激しいアクションの迫力、キャスト同士の熱気、そして劇場でしか味わえないリアルな熱量は必見です!
── 最後に、原作ファンへメッセージをお願いします!
キャラクターひとりひとりに譲れない信念や戦う理由があり、単なるアクションを超えた濃厚な人間ドラマが描かれています。企画展で感じた作品の情熱をそのまま劇場でお届けできるよう全身全霊で挑んでいますので、ぜひ彼らの“生き様”を劇場で体感してください!
まもなく開幕! 劇場でしか目撃できない「魂の継承」
『キングダム』連載20周年記念イベント「キンキンキングダム」は8月11日(火・祝)まで開催中。 舞台『キングダムⅡ -継承-』は8月9日(日)~9月13日(日)まで東京建物 Brillia HALLにて、まもなく開幕する。その後、大阪・福岡でも上演予定だ。
20年という長い年月の中で受け継がれてきた『キングダム』の魂。紙面や画面を飛び出し、目の前で本物の人間が汗を流し、命を燃やして戦う舞台『キングダムⅡ -継承-』。企画展で作品の熱量に触れたファンにこそ、劇場で繰り広げられる「生の迫力」と「熱い人間ドラマ」を目撃してほしい。
取材・文=SPICE編集部
イベント情報
公演情報
2026年9月21日(月)~29日(火) 【大阪】新歌舞伎座
2026年10月6日(火)~13日(火) 【福岡】博多座
日程:2026年8月15日(土)開演:18:00~
日程:2026年9月11日(金)開演:13:00~
会場:東京建物 Brillia HALL
貸切公演の
信 三浦宏規/高野 洸
羌瘣 山本千尋
龐煖 東 啓介/章平
尾平 元木聖也
蒙毅 竹内將人
羌象 清水葉月
蒙武 渡辺 大 ※東京・大阪公演のみ/飯作雄太郎 ※大阪・福岡公演のみ
騰 石川 禅
王騎 山口祐一郎
尾到 篠崎大悟
佐藤義夫 寒川祥吾 竹廣隼人 兆平 東川泰千 ドルジ勇大 中内天摩
長嶋拓也 中野高志 中村音心 藤田 晴 本多剛幸 湊 竜也 森山大志
原作 「キングダム」原 泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
脚本 笠浦静花
演出 山田和也
音楽 KOHTA YAMAMOTO
美術 松井るみ
照明 高見和義
音響 山本浩一
映像 栗山聡之
衣裳 中原幸子
ヘアメイク 宮内宏明
アクション 諸鍛冶裕太
舞台監督 北條 孝/佐藤 豪
オーケストラ 東宝ミュージック
プロデューサー 尾木晴佳/田中利尚/鵜野悠大郎