『バーン・ザ・フロア』スペシャルサポーター・紫吹淳に聞く「心躍る魅惑のダンス天国を味わって!」
紫吹淳
世界を魅了したダンスエンターテインメント『バーン・ザ・フロア Joy of Dancing』が、10度目の来日を果たし、2018年5月に東京と大阪にて上演される。今年はくしくも『バーン・ザ・フロア』カンパニー創設20周年というメモリアルイヤー。今回の公演について本作のスペシャルサポーターの一人、紫吹淳にその魅力を聞いた。この日、制作発表会見の場で生のパフォーマンスを見、さらに男性ダンサーにリフトをされるというドキドキ体験をしたばかりの紫吹。興奮冷めやらぬ状態でのインタビューとなった。
ーー制作発表会見で男性ダンサーにリフトされていましたね! どんな感覚でしたか?
やはり男性ダンサーさんは力強いですね!こちらは何の準備もしていなかったのですが、「せーの」的な引き上げとかもなく、すうっと抱えられてしまいました。リフトの安定感がハンパじゃなかったです(笑)。
ーーいわゆる競技ダンスってもっと優雅でおだやかなイメージを持っていたのですが、『バーン・ザ・フロア』のパフォーマンスはその先入観を見事に裏切るど迫力でした! ダンス経験者から見ても彼らのダンスは、相当ハードなのでは?
めちゃくちゃハードですよ! 彼らは20代。若いとはいえ、1分間踊りっぱなしでもキツイはずなのに、10分近くも平気で踊っているんです!汗もかいてるように見えないですし。ものすごい体力とエネルギーだと思いました。リフトもそうですが、体幹が鍛えられていないとああは踊れませんよね。
紫吹淳
ーーそんな『バーン・ザ・フロア』のスペシャルサポーターというお役目をいただいた紫吹さんですが、お話をいただいたときのお気持ちはいかがでしたか?
ラッキーです! あのパフォーマンスを間近で観ることができますから(笑)。客席で観るのももちろん楽しいですが、それをこんなに間近で観ることができるなんてね(笑)!
ーー紫吹さんは宝塚在団中に競技ダンスを習ったことがある、と制作発表で話していらっしゃいましたが、普段ほかの方のダンスを見るときは、特にどういうところを見ているのでしょうか?
退団した当初は在団中の習慣でつい男性ダンサーの動きなどを見ていたんですが、最近は女性ダンサーにも目がいくようになり、男女両方を見ることができるようになりました。
普段ダンスを観るときは、一つの作品として全体を観るだけでなく、一人ひとりのポーズの取り方や、爪先まで神経が行き届いているか、など、ダンスをご存知ない方は気付かないような細かいところまでつい見てしまうんです。踊る側の大変さが分かるからこそ、難しいポイントがクリアされていると「うわー! すごい! その振りは大変なのに!」などと思いながら観てしまうんです。
でも『バーン・ザ・フロア』はそういう細かな見方を忘れてしまうくらい圧倒されて! 本当に口を開けたまま見入ってしまいました。
ーーこの『バーン・ザ・フロア』ではさまざまな種類の踊りを観ることができるそうですが、紫吹さんとしては、自分が楽しんで踊りたいダンスと、観て楽しみたいダンスという違いはあるのでしょうか?
自分が踊る場合はルンバを踊りたいです。観て楽しみたいダンスとしてもルンバが好きなんですが、それだけでなくジャイブのように動きが激しいダンスも好きですね。興奮します。『バーン・ザ・フロア』では1曲、1シーンの中にルンバやタンゴ、コンテンポラリー系のダンスやチャチャチャなど、異なる種類のダンスを上手く盛り込んでいて、かつ、それぞれのダンスのいいとこ取りをしながら踊っているんです。本当に贅沢なショーだと思います。
ーーもし上演が始まって「紫吹さんも一緒にルンバを踊りませんか?」って言われたら?
ちょっと考えさせていただきます!だって周りの人は20代ですよ!私が産んだと言ってもおかしくない世代ですから(笑)。
紫吹淳
ーー日本でいう競技ダンス(社交ダンス)って、映画『Shall we ダンス?』のイメージが強いように思います。
ええ。しかも社交ダンスはお金に余裕がある方がやっているイメージもありますよね。年配の方がやる少しお硬いイメージがあると思うんです。そして若い人たちはヒップホップやストリートダンスでしょ?『バーン・ザ・フロア』にはその両方が含まれているので、ただの社交ダンスというイメージで観に行ったらきっとびっくりしますよ。
最近では学校の授業にもダンスが組み込まれていると聞きますし、勉強のためにもぜひ一度若者たちに生で観ていただきたいです。だって世界各国から選りすぐりのダンサーが集結して、ジャンルを超えたダンスを見せてくれるんですよ! ダンスを知っている人はもちろんですが、ダンスの経験がない、観たことがない人に特に観ていただきたいんです。心躍る魅惑のダンス天国を味わってほしいですね。劇場に観にいらしていただきたいです!
取材・文・撮影=こむらさき
公演情報
出演: バーン・ザ・フロア・カンパニー
<東京公演>
■日程:2018年5月17日(木)~21日(月)
■会場:東急シアターオーブ
<大阪公演>
■日程:2018年5月25日(金)~28日(月)
■会場:フェスティバルホール
料金:S席 ¥12,000 A席¥9,500 B席 ¥7,500 BOX席 ¥15,000
【大阪公演】関西テレビ放送 / キョードー関西
後援:【東京公演】TOKYO FM/FMヨコハマ 【大阪公演】FM802/FM COCOLO
協力:【大阪公演】フェスティバルホール
企画・招聘:関西テレビ放送
■公式サイト:https://www.ktv.jp/btf