映画『孤狼の血』続編の製作が決定 柚月裕子氏の『凶犬の眼』が物語のベースに
(C)2018「孤狼の血」製作委員会
映画『孤狼の血』の続編が東映により製作されることが決定した。
『孤狼の血』は、第69回日本推理作家協会賞を受賞し、第154回直木賞候補作ともなった柚月裕子氏の同名小説の映画化作品。捜査のためなら違法行為も厭わない孤高のマル暴刑事・大上章吾(役所広司)と、その相棒の新米刑事・日岡秀一(松坂桃李)がある失踪事件を機に、暴力団同士の抗争に挑む姿を描。映画『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督がメガホンをとっている。
続編は、『孤狼の血』の続編小説『凶犬の眼』(柚月裕子著/KADOKAWA刊)を物語のベースとして製作。東映は映画『孤狼の血』のスタッフ・キャストの続投を熱望し、現在調整に入っているとのこと。
役所広司(『孤狼の血』主演・大上章吾役)、原作者・柚月裕子氏、東映株式会社代表取締役社長・多田憲之氏からの続編へのコメントも発表されている。
役所広司(『孤狼の血』大上章吾役)
続編は、第一作を遥かに超えるいい作品を期待しています。今後、色んな監督、脚本家、俳優たちがこのジャンルの映画で魅力が発揮される時代が来ると日本映画に活気が出るのではないでしょうか?
柚月裕子(原作者)
「荒磯に波」の東映△マークを見るだけで、心が震えました。続編は望外の喜びです。持てる力すべてを注ぎ込んでくださった 東映とスタッフ、劇場に足を運んでいただいた観客の皆様には、感謝の言葉しかありません。あの狂熱と恍惚を、再び期待しております。
多田憲之(東映株式会社代表取締役社長)
「孤狼の血」は東映らしい作品となりました。このジャンルの映画を続けていかなくてはならないと思い、続編の決定を致します。
なお、続編の詳細についてはあらためて発表される。
映画『孤狼の血』は公開中。
作品情報
映画『孤狼の血』
キャスト:役所広司、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、中村獅童、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介ほか
原作:柚月裕子「孤狼の血」(角川文庫刊)
監督:白石和彌
配給:東映
公式サイト:http://www.korou.jp/
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